未解決事件50件まとめ!事件概要と現在の捜査状況は?【2019年最新】

しかし性的暴行が加えられた様子はなく、身体には数か所損傷があり刃物で心臓を貫かれていました。自宅から奪われたものはなく窃盗や強盗ではないと考えられており、玄関のガラスが割れていて三か所の窓が鍵がされていませんでした。平成15年に時効を迎えてしまって完全迷宮入りしてしまった残虐性の高い殺人事件です。

犯人は一体?

  • 凶器に使用された刃物は予め用意されており、自宅にあった包丁が落ちていた
  • 『口封じ』のために殺害した可能性がある
  • 上記の点から犯人と被害者の少女は知人関係にある?

未解決事件②三億円事件

3dman_eu / Pixabay

現在から51年前の昭和43年12月に発生した事件。乗用車ではなくお金を運ぶための車には、現在でも大企業である某電気及び家電企業に勤めていた社員の賞与(3億円現在の価値に換算すると10億円)が積まれていましたが、偽装した白バイと偽装した警察官によりその全てのお金が奪われてしまいました。

しかし奪われてしまった社員は保険に加入していたため、その保険会社より損害保険金としてその全額が支払われ、またその保険会社も外国の保険会社に保険を掛けていたので、結果的に日本の当事者たちの損失はほぼなかったのという、奇妙で例を見ない物語的事件なのです。必死の捜査もむなしく昭和50年に『窃盗』の時効を迎えてしまいました・・・。

複数の容疑者・犯人像たち

  • 車両を使用して度々窃盗を繰り返していた少年グループのメンバー2名
  • うち1名の少年と関係があったホモ男性
  • 東京都府中に住むドライバー
  • 日野市に在住していた兄弟たちなど数多くの人物が容疑者として挙がった
  • 犯人を自称する者も数名いた

未解決事件③グリコ・森永事件

jarmoluk / Pixabay

現在から35年前の昭和59年から約一年間にかけて立て続けに発生した事件。国民的製菓企業及び乳製品企業の『森永』の当時社長であった『グリコ』氏の自宅に犯人グループが侵入し、息子娘たちとお風呂に入っていた社長を全裸のまま拉致し人質に捕りました。

その後数回に当って身代金を要求しましたが取引先には一切現れず、最終的には自力で隙をついて逃走して保護され生還しました。またそれ以降も森永グループが関連している事件が立て続けに発生しました。(脅迫・放火・食品に薬物混入・襲撃など)現在から19年前の平成12年に時効を迎えてしまい、迷宮入りになってしまいました。

狐目の犯人

  • 身代金と人質解放の取引先に一度も犯人は現れなかったが一回不審な男性が確認された
  • その男性の顔が特徴的で『狐目の男』だった
  • 犯人像も色々な説が浮かび上がったが逮捕に至らなかった

未解決事件④住友銀行名古屋支店長射殺事件

現在から25年前の平成6年に発生しました。現場となったのは中部地方に位置する愛知県の名古屋市のマンションで、被害者は某銀行会社の銀行員、それも支店長であった男性です。男性は自宅の玄関を出て直ぐの共用廊下、エレベーター近くで血だらけで不自然に座った状態で発見されました。

死因は射殺で弾丸は男性の頭部を貫いていて、その他の外傷はありませんでした。セキュリティーに特化していたマンションでオートロック式のドアを採用していましたが、自宅の玄関ドアが開いていました。尚盗まれたモノは無かったので強盗殺人ではないと考えられます。平成21年の9月に時効を迎えてしまい、刑事処罰を下す事も逮捕もできなくなってしまいました。

非常に怪しい容疑者もいた

  • 犯行に使用された銃を所持していた犯罪者(懲役13年の前科持ち)
  • 男の証言によると犯行時刻にずれがあり、オートロックなので犯行に及べない
  • 上記の点から立証できず、この事件で逮捕はできなかった
  • その後強盗・窃盗・傷害などの罪で逮捕され、平成21年にこの世を他界しました

未解決事件⑤井の頭公園バラバラ殺人事件

Free-Photos / Pixabay

現在から25年前の平成6年に発生しました。東京都内のある都営公園内に設置している複数のゴミ箱に人間の体の一部、決まった大きさに切り分けられた肉片が入ったポリ袋が捨てられていたのを公園スタッフが発見し、発覚した非常に悍ましい殺人、死体遺棄、遺体損壊事件です。捜査は難航してしまい、平成21年に時効を迎え迷宮入りしてしまいました。

猟奇的な遺体の状態

  • 複数のポリ袋にそれぞれある程度寸法が決まったサイズで切り分けられた身体の一部が入っていた
  • 血液が一滴も残っていなかった
  • 上記の点から組織的犯行や知識や技術がある人物が犯行に及んだ可能性がある
  • 頭や胴の部分が現在も見つかっていない

未解決事件⑥名古屋・妊婦切り裂き殺人事件

Free-Photos / Pixabay

現在から31年前の昭和63年3月未明に発生しました。いつ出産してもおかしくない妊婦は自宅で夫の帰りを待っていましたが、その自宅に殺人鬼が侵入して妊婦の首を綱のようなもので絞めて殺害したあと、メスのような刃物で腹部を裂き、お腹にいた赤ちゃんを摘出して殺された妊婦の横に放置しました。

そして近くに遭った電話の子機や車のカギを代わりに腹部に入れて逃走したという、猟奇的殺人事件です。幸いにも横にいた生まれたばかりの赤子は奇跡的に一命を取り留めて、現在は海外で生活しているそうです。具体的な犯人像も浮かび上がらず容疑者の候補もあらわず捜査は難航し、平成15年に時効を迎えてしまいました。

犯人像推測の推移

  • 第一発見者の内縁の夫が容疑者候補に挙がった
  • アパートに侵入し叫び声も聞こえなかったことから『知人』が犯人である疑いがありました
  • 上記は捜索当初の警察の見立てである
  • 現金などが奪われておらず、腹部を裂いて赤子を臍の緒も切って取り出している
  • つまりは医学や医療の知識人や技術者である
  • 以上の点から『子供』ではなく『外部の大人』が犯人像となった

未解決事件⑦水曜日の絞殺魔事件

Palema / Pixabay

昭和50年から昭和64年及び平成元年にかけて立て続けに発生しました。被害者となって殺害された数名の女性は少女から年配者の女性と年齢層は広く、そのほとんどは水曜日にいなくなってしまっています。

更にほとんどが首を絞められて殺されており、九州地方の佐賀県それも限られた区域内で連続して発生しているので同一犯の疑いがあります。犯人と思われる容疑者が逮捕されましたが、証拠不十分であるとして最終的な判決は無罪となり、また時効を迎えてしまっているので完全迷宮入りしてしまっています。

未解決事件⑧京都長岡ワラビ採り殺人事件

bertvthul / Pixabay

現在から40年前の昭和54年5月に発生しました。京都府の南西に位置する『長岡京市』に存在していたスーパーに勤務していた主婦2名は、昼に勤務を終えると一緒に山奥に山菜の一つである『わらび』を採集しようと出かけましたが、それきりその日自宅に帰ってくることはありませんでした。

夫や家族、警察により大々的な捜索が開始された2日後に、無残な姿となってしまった2人の遺体が発見され殺人事件として扱われました。現場には『追われている。助けてください。悪い人。男の人』といったような内容が走り書きされているメモなどが残っていました。現在も逮捕されておらず平成6年に時効となってしまいました。詳しい詳細はこちらの記事をご覧ください。

現場に残されたモノ・犯人像

  • 遺体に刺さったままの刃物
  • メモに使われた鉛筆の芯のみ
  • 2人の遺体は数十か所も拳による暴行の跡があった
  • メモを筆記する余裕があったとすれば単独犯の疑いが強い
  • しかし目撃情報の多くは2人組の大柄の男だった
  • 容疑者として挙がったいくつか2人組いずれも逮捕に至らなかった
  • 一年前に報告された付近に現れた、刃物を持った不審者もいた

未解決事件⑨近藤真彦母親遺骨盗難事件

elianemey / Pixabay

現在から33年前の昭和61年、翌年の昭和62年に発生しました。昭和を代表するスター・アイドルであるジャニーズ事務所に所属するマッチこと『近藤真彦』氏の母親が昭和61年に40代という若さで交通事故により亡くなってしまいます。その翌年の日本レコード大賞の直前に亡き母親の遺骨が何者かに盗まれてしまったという事件です。

現在もその遺骨は親族の元に帰っておらず発見されていません。盗まれたのは自分が芸能人であるからとして父親に土下座して謝罪しましたが、父親も一切責めることなく天国にいる母親も『大賞を受賞しなさい』と言っていると述べて抱きしめ、家族の絆を再確認しました。

未解決事件⑩『悪魔の詩』訳者殺人事件

Waldkunst / Pixabay

現在から28年前の平成3年7月に発生していました。『悪魔の詩』というのはイギリスの作家が執筆した小説で、『イスラム教』及び教祖であり最後の予言者である『ムハンマド』を侮辱したり誹謗中傷する様な愚弄する内容が書かれていました。そんな本を日本語に翻訳する担当者に選ばれた大学教授殺害されました。

発見された時大学内のあるスペースで、まさに文字通り『首の皮一枚』という状態で胴体と頭部がほぼ切断され辺りには血の海ができていたと言われています。残虐性が高い犯行から組織的犯罪者、宗教絡みの犯行を考えられ、中東アラブ系の外国人による犯行ではないかと考えられましたが、平成18年に時効を迎えてしまい未解決となってしまいました。

海外でも同様の犯行により死人が

  • 海外でも同様にこの本の翻訳や出版に携わる人たちが襲撃され、殺傷される事件が起きている
  • CIAの捜査員の一人はイランの組織による犯行とみてほぼ間違いないと供述している
  • 海外では時効になっていないので、間接的に解決する可能性がある
  • 被害者の大学教授は自分に迫りくる危険を察知していた?

未解決事件⑪札幌信金OL殺人事件

Pexels / Pixabay

現在から29年前の平成2年に発生しました。被害者となり命が奪われたのは北海道の地元の信用金庫に勤めていた女性社員、当時20前半の女性で犯人は当時20代前半の地元周辺に住んでいた無職の男性であるという事が、現場に残されたメモや指紋から判明しました。しかし犯人の行方が一向につかめず平成17年に時効を迎えてしまい、永久に迷宮入りしてしまいました。

時効を迎えると?

時効を迎えてしまうとその事件の犯人に対して責任を問う事も、逮捕する事も、刑事処罰を下す事もできなくなってしまうのです。その為その多くは時効を迎えると警察の捜査も事実上打ち切りとなってしまうのです。

未解決事件まとめ【懸賞金付きな事件】

KELLEPICS / Pixabay

懲役5年以上、死刑や無期懲役刑などの重い刑罰の対象になる様な犯罪を犯した、指名手配されている犯罪者や突如消えてしまって消息不明となってしまった行方不明者などを見つけたり、捕まえたりする。

もしくはその事件の解決に繋がる様な情報提供をした者に、遺族や警察より懸賞金が支払われる事件があります。次に懸賞金付きな事件の数々をご紹介していきます。時効を迎えてしまっても懸賞金が掛けらている事件もあります。

未解決事件①柴又女子大生放火殺人事件

HG-Fotografie / Pixabay

現在から23年前の平成8年に発生しました。東京都23区の葛飾区内の住宅で火災が発生しました。鎮火したその住宅から女子大生の遺体が発見され、検察が調べると腕や手首、足などがロープや衣類などで縛られていたことが判明しました。

更に首元を鋭い刃物で刺され命を奪われたも明らかとなり、警察は殺人事件として捜査が開始されました。犯人像については『ストーカー』『強盗犯』『知人友人』などが挙げられ、周囲の人たちから数多くの不審者の目撃情報が寄せられましたが、現在でも逮捕には至っていません。懸賞金が掛けられているので何か情報を掴んだ方、知っている方は情報提供をお願いいたします。

NEXT 未解決事件②八王子スーパー強盗殺人事件