ゴーストタウン50選!日本から海外まで紹介!人が消えた街の魅力とは?

これまで日本国内だけにとどまらず、世界を飛び出して様々な大陸に存在する廃れてしまった場所、滅んでしまった都市などを数多くご紹介していきましたが、いよいよ残す事あと2つとなってしまいました。過去にどんな悲劇が起きてしまったのか、何が原因だったのかなどを語らしていただきましたが、感傷的になったり哀愁の気分に浸れたのではないでしょうか?

では最後に『六大州』の最小の大陸『オセアニア』から2つの滅びし廃れし、どこか魅力的な廃村を2つほどご紹介します。どんな理由があって廃れてしまったのか?どんな悲劇が起きて滅びてしまったのか?また現在は何が残っているか?など詳しくまとめて解説していきます。

世界のゴーストタウン㉙ウィトヌーム(オーストラリア)

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わが国『日本』のはるか南に位置して広大な面積を誇り、コアラで有名な『オーストラリア』この国の西部に位置する『オーストラリア州』にかつて存在していた村です。この村近くの鉱山と共に栄えており、この鉱山では青色の『アスベスト』大量に採掘できました。第二次世界大戦では『兵器』や『防具』などの原料として使用され多くの利益を生みました。

豊富な財産により地元地域では一番栄えていました。しかし時代と共に医学や化学が進歩していき『アスベスト』には発がん性や毒性が含まれている事が判明して、この村全体が奇しくもその鉱石に侵されてしまっていたのです。段々と町としての機能を終えていき、かつては様々な施設や『空港』まで完備していましたが次第に撤去されていきました。

世界のゴーストタウン㉚ウェルシュタウン(ニュージーランド)

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『オーストラリア』の南西に位置していて『氷河』や『火山』という対極する自然を有する2つの島がある『ニュージーランド』この国の南に位置する孤島にかつて人々が住んでいた村がありました。その村は100年以上も前に『金』が採掘できる鉱山があり、19世紀後期より人々が『移住』して『鉱山村』が発祥していきました。

20世紀初期まで採掘が行われていましたが、段々と金も採掘できなくなり廃れていき、人々はその地から去っていったのです。ここまで30もの世界の『廃村』をご紹介していきましたが、かつて『鉱山』があった場所や鉱山に関係している村や町が多かったはずです。鉱山ある所に廃村ありと言ったところでしょうか・・・。

奇妙で不気味すぎる世界のゴーストタウン

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ここまで日本国内では20か所、海外では30か所もの滅んでしまった都市、廃れてしまった村や町をご紹介していきましたが、そのほとんどが現在はノスタルジックな街並みを残している『異境』でしたが、この地球上には、空気も綺麗で人体的に何も悪影響を及ぼす事は無いのですが、足を踏み入れる事を躊躇してしまうくらい『不気味』な場所があるのです。

草原や森、砂漠などで同化してしまって、時が止まってしまったかのような『ゴーストタウン』とは一風変わり、奇妙でダークなオーラを放つようなどこか『やばい場所』を次にご紹介していきます。どんな歴史があってどんな場所であるか詳しく解説していきます。

リープ・キャッスル(アイルランド)

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イギリスの西にある島国『アイルランド』にある『リープ』という名がついた城の跡。城と言っても皆さんが想像されるような華やかでロマンティックな西洋のそれとは違います。現在から700年以上前、その城内の『教会』に生活していた『隻眼のキャロル』という男は、実の兄であり『司祭』である人物を無残にも殺しました。

時は流れて20世紀、その城の跡の『牢獄』からあり得ないほどの量の『人骨』が発見されました。残っていた記録から察するに、この隻眼のキャロルがこの城に民衆を招き入れ、『教会』にて材木が集まってできた『針の山』に突き落として殺害したであろうと考え、アイルランドの『怪談話』として伝えられています。

現在は居住者も?

そんな恐ろしく呪われていそうな『幽霊城』はヨーロッパ内でも1位2位を争う『心霊スポット』としても知られており、『ゴーストタウン』同然の場所なのですが、驚くべきことに2019年現在は住んでいる人たちもいるそうです。

セントラリア(アメリカ)

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アメリカ合衆国の北東部に位置して広大な森林や豊かな自然に囲まれた『ペンシルベニア州』その名前は実際に『森の意』に由来しています。その州の北の方にある町は第二次世界大戦後も急速に成長を遂げ、多くの住居や施設、お店などが立ち並び『賑わい』を見せていましたが、あるひょんな出来事からその町は大きく変貌を遂げてしまいます。

現在から57年前の1962年の5月『カタストロフィ』は起きてしまいました。ゴミ焼却炉にて燃え尽きたはずの『塵屑』が実はまだ微かに燃えていたのです。その『火』がその町の地下を走る『鉱山』や『鉱脈』に燃え広がってしまい、気づいた時には手を付けられない状況だったのです。そしてなんと驚くべきことにその『火災』は今なお続いているのです。

あの大人気ホラー作品の舞台になった

1980年代には人口は1000人以上いましたが、2019年現在では恐らくは『10人未満』と考えられています。消火することができず常に『火災』という危険と隣り合わせのこの町は、『コナミ』が開発してゲームや映画にもなった『SILENT HILL』の舞台のモデルになったと言われているのです。

ポヴェリア(イタリア)

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まるでその国土が『ブーツ』の形をしていて温暖な『地中海性気候』が歴史や産業に大きく影響してきた『イタリア共和国』この国には世界的知られている多くの都市が存在していますが、北東部に位置する『水の都』ヴェネツィアがすぐそばにある『ポヴェリア』という島には、誰も足を運ばず訪れないのです。

200年以上前までは、何もないただの『島』でしたが、民衆の体調や健康状態を維持するために『保健所』が設置され、それが時代と共に形を変えていき感染症や伝染病を患ってしまった人たちが隔離される施設になっていきました。実はこの施設、入院させられたら必ずと言っていいほど『死人』になって火葬されたそうです。

更には人体実験まで・・・

当初は健康や体調を管理するための『施設』は恐ろしいものに変わっていったのですが、更にこの島には新たに『病院』が設けられましたが、その病院では精神病などを専門にしていましたが、本当の姿は悍ましい人体実験の施設であり、患者は『脳みそ』をドクターたちにいじくりまわされていたそうです。

最終的にはこのドクターもビルから飛び降りて心中するのですが、これが精神が病んでしまったためなのか何者かに殺されてしまったのかは分かっていません。そんな島は僅か数百年の間で10万人を超える犠牲者を出してしまったと言われて、現在でもこの島には強い怨念や恨みを持った無数の亡霊が徘徊していると言われているのです。

三芝飛碟屋(台湾)

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かつては日本の占領下にあった東アジアに位置する『台湾』にあったエリアです。第二次世界大戦後、敗戦した日本の占領下を離れて独立し、経済を活性化させようと様々な政策や開発が行われました。現在から41年前の昭和53年には観光客やツアーの旅行者をターゲットにしたUFO型の『宿泊施設』を設けました。

しかしその2年後の昭和55年に原因は様々ですが『交通事故』や『自殺者』が相次いで祟りのような災いが起きてしまったのです。諸説ありますがこの宿泊施設を建設する際に『龍の像』を取り壊した為に『負のエネルギー』や『ダークな気』が解き放たれたからだと囁かれていたり、この地に『オランダ』の兵士を埋めたからだと言われていますが真相ははっきりとしていません。

UFO型の建造物?

実はこのUFO型の建造物及び宿泊施設は、『フルート』という名称の不気味な物件であり、世界中の各地で建設されていたのです。しかし台湾を含む多くの場所が『廃墟』と化してしまっているらしく、もしかしたらこの奇抜な形に問題があるのかもしれません。

台湾のこの宿泊施設に訪れる事ができるらしく、実際に足を運んだ人物はその物件の中にまで侵入してその様子を確認しました。廃墟と言ってもまだ歴史が新しく、中には日本文化の本やカセット、更には『ファミコン』まで落ちていたそうです。現在から9年前にこの施設一帯を取り壊し、新たな『観光施設』を作ると計画されていたそうですが現状は不明です。

軍艦島(日本)

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この世界的に有名な日本の『ゴーストタウン』である軍艦島もまた『炭鉱』で採掘するために作られた村なのです。その炭鉱で採れる『石炭』や『金属』には限りがあったため、栄光と繁栄はそう長くは続きませんでした。ほぼ全ての資源を採りきると、たちまち5000人以上の住民たちがその島から一斉に出ていってしまったのです。

島に残されたのは、人工的に立てられた人間の『棲家』なる住居や施設、お店の建造物だけでした。だんだんとその建造物たちも次第に朽ち果てていき『廃島』と化してしまったのです。現在から10年前の平成21年から、『観光客』の受け入れがスタートして、『ユネスコ文化遺産』に登録されるなどして徐々に名所として煌めき始めていきました。

東京都に存在するゴーストタウン間近の場所

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東京都の西東京地区であれば『廃墟』や『廃村』があってもおかしくなさそうですが、大都会と呼ばれるような東京都23区内においても『ゴーストタウン』間近の場所が存在しているというのです。果たしてそれはどんな場所でどこなのでしょうか?また現状はどうなっているのか?詳しく解説していきます。

新宿区富久町

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東京都新宿区のほぼ真ん中に位置する明治時代に生まれたこの町ですが、あのバブル最盛期の頃、強引な方法によって不動産が多くの土地や物件を買収してしまうという『地上げ屋』の影響により、200以上の居住していた世帯が半数以上が立ち退いてしまって、『空き家』『虫食い状態』になってしまったのです。

一時はその土地面積の3割は駐車場になってしまいました。商店街なども存在していましたが、まるでその場所だけあ時が止まっているかの様に廃れていってしまったのです。近年『早稲田大学』の協力や『都市開発』が進み段々と新宿らしい街並みを取り戻しているそうです。

南青山3丁目

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こちらも新宿同様に大都市と呼ばれるエリアなのですが、やはり『バブル時代』に数多くの『暴力団』や『半グレ』、『不動産会社』などが物件や土地を買い占めて、地上げを行ってしまったので、一部分だけ『廃墟』のような建造物が目立っているのです。『無法地帯』とも呼ばれる様になってしまいました。

人がいないからこそ?魅力たっぷりなゴーストタウン

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今回は日本国内のかつては村や町として機能していた『廃村』や『廃集落』を20選余すことなくご紹介して、更に世界各地に存在する『ゴーストタウン』を30選まとめてご紹介していきました。どれも過去を振り返ると『賑わい』を見せていた時代や『繁栄』していた時代があって、大きくその姿や形を変えてしまった事がよく分かっていただけたはずです。

廃れてしまいまるで時間が止まってしまったかのように色あせてしまった『廃墟』そうなってしまった『経緯』や『きっかけ』は思いがけない『カタストロフィ』が起きてしまった場所も少なくありません。歴史を感じ戦争や災害の恐ろしさを戒めて、またノスタルジックな気持ちに浸らしてくれる『ゴーストタウン』は魅力に溢れていると言えます。

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