お隣中国の浙江省杭州市というエリアにある大きな湖です。60年ほど前に広大な水力発電所を開発しようと計画して、これにより多くの県や市、更にはそこに存在していた城などが水の底に沈んでしまったのです。
湖の底に沈んでいる中国の歴史的な建造物や県、市などはまさに『水の都』と言われております。またその湖の中には1000を超える島が存在していたのでこの名前が付いたと言われています。もはや村や町ではなく湖として変貌を遂げたわけなのです。
世界のゴーストタウン⑩カヤコイ(トルコ)
アジアの最西端、東ヨーロッパに位置して北には『黒海』南には『地中海』が面しているトルコの西南に存在している町です。古来よりギリシャ語を母国語とするギリシャ人が生活の拠点にしていた町でした。
しかし1800年代の中頃に大きな火事や地震といった災害に見舞われて、トルコとギリシャの戦争が終わるとカヤコイに住んでいたギリシャ人たちは、一斉に母国である『ギリシャ』に帰っていたのです。これによりその村は『廃村』と化しました。石や岩でできた建造物で遺跡のような哀愁漂う街並みが今なお残っています。
Contents
大陸別!世界のゴーストタウン30選~アフリカ編~
続いてはその広大な大陸の1/3、北部のほとんどが『サハラ砂漠』になっているアフリカ大陸の国々からいくつかの『ゴーストタウン』をご紹介していきます。アフリカと言えば多くの野生動物、象やキリン、ライオンなどが生息しており人々が生活していないエリアも数多く存在していて、行政上管理されていない『集落』などもやはり存在しています。
しかしこちらの見出しでピックアップするのは行政上で管理されていた、れっきとした『村』や『市街』です。果たして昔はどのくらい栄えてどのくらいの人々が住んでいたのか、現在はどんな街になってしまったのか?など詳細や概要も詳しくお伝えしていきます。
世界のゴーストタウン⑪タメルザ(チュニジア)
アフリカ大陸の北部に位置していて地中海に面している『チュニジア』にかつて村として機能していた場所がありました。お隣の『アルジェリア』との境目に位置していて、古来より砂漠の中に存在する希少な緑や水などのオアシスがあった村としても有名でしたが、現在から50年前の昭和44年に『大雨』が続き災害に見舞われて村が崩壊してしまいました。
人為的に引き起こされた『事故』もありますが、やはり自然の力で引き起こされた『災害』も莫大で計り知れず、時に人命に影響を及ぼし、街や市街を崩壊させかねないのです。この後も人為的な事故、自然による災害で『廃墟』と化した場所も数多く登場しますので、どのようにして滅び廃れていったのか注目して読んでみてください。
世界のゴーストタウン⑫コールマンスコップ(ナミビア)
アフリカ大陸の南西部に位置して、サハラ砂漠ではなく『ナミブ砂漠』が沿岸沿いに広がっていて色々な野生動物が生息し、足が速い『チーター』の個体数が多いことで知られているナミビア。その南部に位置していた小規模な炭鉱で栄えていた町です。100年以上前にはあの高価で硬い『ダイアモンド』が発掘されました。
ダイアモンドにより経済的に余裕が生まれ、当時その地を占領していた『ドイツ』の文化を取り入れった学校や病院といった施設、カジノやボウリング場、ダンスホールなどの娯楽施設、鉄道など設けられてちょっとした都市として繁栄していましたが、第二次世界大戦の後、物価などが下落して人々が次々と立ち退いてしまったのです。
大陸別!世界のゴーストタウン30選~ヨーロッパ編~
先ほどは砂漠やサバンナ、熱帯雨林に囲まれ数多くの狂暴な野生動物たちが生息しているアフリカ大陸の中からいくつかご紹介していきましたが、お次はその北部に位置する大陸の一つ『ヨーロッパ』の廃れて人がいなくなり時間が止まってしまったような村や町をご紹介していきます。現在と過去の現状や詳細を分かり易くまとめていきます。
世界のゴーストタウン⑬グレート・ブラスケット島(アイルランド)
イギリスの西に位置する島国アイルランド。この国から『ギネスビール』や『オスカーワイルド』をはじめとする世界的に有名な著者を何人も生まれました。これからご紹介するアイルランドの南部に位置するこの島からも3人の有名な著者が生まれました。
一番栄えていた時期でも人口は100人くらいしかいなかった小さな村でしたが、アイルランドが住まいとしてこの村を利用するのであれば安全は保証できないとして、管理を放棄して居住者が次々と立ち退いていき『廃村』と化してしまいました。草原に覆われた丘、崩れている石積みの建造物は非常に『ノスタルジー』を感じさせます。
世界のゴーストタウン⑭スラガン(イギリス・スコットランド)
歴史上の中で常に先進国でその領土を拡大していったイギリス、そしてそのイギリスの北部に位置する山岳地帯や湖など美しい自然が広がるスコットランドにかつて存在していた村です。1800年代初期に農村として人々が住み着くようになっていきましたが、第二次世界大戦の影響なのか1940年代に次第に国から社会から見放されてしまい『廃村』と化してしまいました。
世界のゴーストタウン⑮ガーイロ・ヴェッキオ(イタリア)
国の形がまるで『ブーツ』のようであり、西洋の文化の多くの発祥地としても知られている芸術の国『イタリア』その名称からもイタリアらしさが伝わる村ですが、現在日本で絶賛放送中で世界のファンからも注目されている『ジョジョの奇妙な冒険 part5』でも舞台として登場したサルデーニャ島に存在していた村なのです。
もともとこのサルデーニャ島はその気候により一年を通して雨が降る日が多く、嵐の様な豪雨に見舞われてしまう事がしばしばありました。その雨のせいで地表の砂利や路面が『地すべり』が危険が懸念されて、人々がその村から離れて放棄されてしまったのです。グーグルアースのストリートビューでその街並みを確認する事ができます。
世界のゴーストタウン⑯プリピチャ(ウクライナ)
東ヨーロッパに位置して東にはロシア連邦、西にはハンガリーなどの国がある面積の広い国『ウクライナ』現在はウクライナの領土でしたが、過去はソビエト連邦の占領下でした。ここで世界的にも有名でセンセーショナルな大事故『チェルノブイリ原発事故』により、その周辺が全て高い放射線量によって汚染され『ゴーストタウン』と化してしまいました。
その町がまだ存在しいた当時から地図上には載っていない『秘密都市』的な存在でした。たくさんの住居が連なり、小学校や中学校などの様々な『学校』が20以上も設置されており、当然病院も存在していました。更には遊園地や美術館、スタジアムといった娯楽施設も充実していましたが、前述の事故によりその全てが失われえてしまったのです。
ゲームの舞台にも
『S.T.A.L.K.E.R.』というFPSゲームは実際に『ウクライナ』の制作開発チームが手掛けていて、マップだけではなくその世界観やストーリー、などがもろに『チェルノブイリ原発事故』や『プリピチャ』をテーマにしていてセンセーショナルを集める作品なのです。
この作品をプレイすればストリートビューや映像で確認するよりも、その悲惨な原発事故の跡地を間近で体験できるのではないでしょうか?また『コールオブデューティー4モダンウォーフェア』という大人気FPSゲームは、PC、プレイステーション3、Xbox360など多くの対応プラットフォームで発売されましたが、『廃墟』となっているステージとしてこの町が登場します。
世界のゴーストタウン⑰ヴィスビュー(スウェーデン)
西にノルウェー、東にフィンランドが面しているヨーロッパ北部、スカンディナヴィア半島に存在する『スウェーデン』この国の南西に位置するかつては都市だった場所です。現在から1000年以上も前の10世紀に王国都市として設立されましたが、歴史の中でその都市全てが「廃墟」と化してしまいました。
世界的にも歴史的な建造物、王国として有名でありその『遺跡』には数多くの観光客が訪れています。西洋文化やファンタジーな世界観が好きな方には堪らないのではないでしょうか?興味のある方は一度足を運んで訪れてみてはいかがでしょうか?
世界のゴーストタウン⑱ベルチテ(スペイン)
ヨーロッパ南部に位置していて南にイギリス、北東にフランス、西にはポルトガルが面している情熱の国『スペイン』に存在していた村です。音楽のコンサートや花火大会、闘牛などの楽しい行事が多く開催される『サラゴサ』州から40キロメートル離れた場所にあった市街。
現在から80年以上前の夏、スペインの国内で『内戦』が起きてしまいました。その中で2週間の間この市街が戦争の舞台となってしまい、街や建造物はほぼ跡形もなく破壊されてしまったのです。復興のためこの周りに新しい『新市街』が開発され、当時の街並みが変わらず現在も残っています。
世界のゴーストタウン⑲オッツェンラート(ドイツ)
ナチスドイツや西と東を隔てていた『ベルリンの壁』などで有名で、ヨーロッパの中西部に位置する『ドイツ』この国では現在でも資源やエネルギーを生み出すために、『石炭』や『火力』などが用いられており『ガルツヴァイラー』という巨大な炭鉱が時代と共に広がりつつありました。
そんな巨大な炭鉱に飲み込まれる様になくなっていったのがこの『廃村』なのです。ちなみにこの巨大炭鉱の広さはなんと東京都練馬区とほぼ同じ面積だと言われています。自然が産み出した資源や自然を利用すると、どのような影響を及ぼすのかよく理解できるそんな『場所』なのではないでしょうか?
世界のゴーストタウン⑳ピラミーデン(ノルウェー)
北欧神話、北ヨーロッパ、山脈や凍った運河、その大部分が『沿岸』でありスキー場が人気な『ノルウェー』にかつて存在していた村です。先ほどご紹介したドイツの『廃村』同様にこちらも、炭鉱拡大により滅びてしまいました。現在は炭鉱村の『跡地』として煌めかせ残っています。
現在から110年前、1900年代初期にはその土地をノルウェーではなくスウェーデンが発見して数年後にその土地を『ソビエト連邦』に売却しました。そして暫くは炭鉱地としての村が発祥して人間の居住区として機能しはじめ、栄えていた頃には人口1000人以上にもなりましたが、21年前の平成10年に国の管理下を離れ『廃村』になりました。
世界のゴーストタウン㉑オラドゥール・シュル・グラヌ(フランス)
世界を代表する先進国の一つで首都『パリ』では様々なファッションやブランドが発祥していった、ヨーロッパ西部に位置する『フランス』の呪われている『廃村』です。これまでご紹介した中でもトップクラスに痛ましい悲惨な出来事が起きています。戦時中、ヒトラー率いるナチスドイツの『武装親衛隊』がこの村を占領しようと攻め入りました。
『女性』や『子供』はこの村に存在していた『教会』に閉じ込められて、逃げようとするものなら容赦なく『虐殺』しました。『男性』は皆一斉に小屋に追いやられて、最後には両足を鉛で打ち抜かれて命を奪われました。ナチスドイツから解放された現在も、強い怨念や恨みを想った幽霊が出ると言われていて、現在も人が住み着かず廃れてしまっています。
世界のゴーストタウン㉒旧ソ連秘密都市(ラトビア)
ヨーロッパの北部に位置しており、森林と浜辺が広がる自然豊かな国『ラトビア』この国にはかつてのソビエト連邦が設立した『秘密都市』がありましたが、ソビエト連邦で革命が起きて崩壊した際にこの秘密都市もソビエトの管理下から離れて、誰一人も居住しなくなり廃れていきました。都市とはいっても現在は団地のような建物と大きな『パラボラアンテナ』が残っているだけです。
世界のゴーストタウン㉓アスコリド島(ロシア)
世界地図を見ても一目瞭然ですが、世界でもその面積が最大であるかつてソビエト連邦であった『ロシア』の領土である島自体が『廃島』と化してしまっているのです。場所はロシアではなく中国や韓国、台湾に近い日本海に浮かぶ孤島なのです。
金銀が眠っていた鉱山を巡ってこの島に要塞のような『防御施設』が建築されていきましたが、戦後にその役目を終えて現在はただの『孤島』になっています。現在でも一部の兵器が残っており、あのジブリ作品『ラピュタ』を彷彿させる風景が広がっています。
大陸別!世界のゴーストタウン30選~北アメリカ・南アメリカ編~
先ほどはヨーロッパ大陸に位置する国々に存在する『ゴーストタウン』や『廃村』をご紹介していきました。フランスの『呪われた廃村』やウクライナの『原発事故の跡地』などは非常に印象に残ったのではないでしょうか?人為的に『カタストロフィ』が起きてしまって廃れてしまっていった村や市街は意外と少ないのかもしれません。
続いてにご紹介するのは『北アメリカ大陸』『南アメリカ大陸』2つの大きな大陸に位置する国々から、目を引いてしまうような『廃村』の数々を皆さんにご紹介していきます。果たしてこの二つの大陸にはどんな止まってしまった滅びし煌めきの村や町が存在しているのでしょうか?過去のエピソードや現在の事もしっかりとまとめていきます。
世界のゴーストタウン㉔トゥー・ガンズ(アメリカ)
あらゆる分野で世界一を誇る、最大の先進国、世界の中心的存在である『アメリカ合衆国』この国の南西部に位置して『グランドキャニオン』や大自然が広がる『アリゾナ州』にかつて存在してた村です。1800年代には2つの種族が対立して、紛争が起きた舞台になりました。
その後段々と車文化が始まってくると、『ナショナル・トレール・ハイウェイ』という道路が完成すると主要都市への『中間地点』『休憩所』として多くの観光客がこの村を利用しましたが、現在の『ルート66』という道路が完成すると、道路共にこの村も使われ亡くなり人々から忘れ去られていきました。恐らくピクサー映画の『カーズ』の舞台となっている村です。
トゥー・ガンズとは
トゥーガンズとは『二丁拳銃』という意味があり、2丁もの拳銃を両手にもって弾丸を打ちまくるという荒くれ者の代名詞、キャラクター的存在であり、かつてこの村にはそんな人物が住んでいたという言い伝えがあるため村そのものの名称にもなっているのです。
世界のゴーストタウン㉕ヴィラ・ラーゴ・エペキュエン(アルゼンチン)
サッカーが強い国。南アフリカ大陸の最南部に位置している『アルゼンチン共和国』この国にかつて存在していた町です。運河の置き換えによりその運河に水没してしまった町ですが、その後段々と水量や水かさが減っていき、再び水没していた町が地上に現れました。水没していたためか建造物の多くは損壊しており、また鉄や金属は錆びついています。
世界のゴーストタウン㉖ロブザード(カナダ)
アメリカ合衆国に面していて、ロシアの次に国土面積が広い『カナダ』この国もアメリカ合衆国と同じようにいくつかの州が存在していますが、南西部に位置する『流れが速い川』という意味を持つサスカチュワン州に存在する過疎化している集落です。
役100年前にこの地を開拓して、人々が住居地として移住し始めて最盛期には50以上の企業が連なっていましたが、現在では人口が10人近くしかいないそうです。ストリートビューでもその街並みの全貌をよく確認できますが、本来車や人々が行き交うはずの道路を横断しているのは『牛』であり、どうやら近くに遊牧地があるみたいです。
世界のゴーストタウン㉗ハンバーストーン(チリ)
かつては『スペイン』の植民地であり、アルゼンチン共和国と同じように南アメリカ大陸の最南端に位置する細長い国『チリ』この国の『タラパカ地方』の『アタカマ砂漠』に存在していた町です。硝酸塩鉱山などで栄えてきた時代に建てられた木造建築の住居や施設が、現在ものそこまで色褪せずに残っています。
海岸沿いには木造の墓地が広がり、海賊や『大航海時代』を感じさせる風景がノスタルジーを感じさせます。街には街灯や細かなオブジェクトまで残っているので、気になる方はストリートビューなどで確認してみてもいいのではないでしょうか?
世界のゴーストタウン㉘パランガリクティリミクアロ(メキシコ)
アメリカ合衆国の南に存在するルチャ・リブレというプロレスのようなスポーツが有名な情熱の国『メキシコ共和国』この国もカナダやアメリカと同じように32の州で形成されています。南西部に位置する『猟師の地』を意味する『ミチョアカン州』にかつて存在していた村です。
世界では第二次世界大戦が起きていたころ、この州では自然がもたらす災害が起きてしまいました。それは『パリクティン』という火山が大噴火したのです。噴き出して流れた溶岩はこの村一帯を包み込み、ほぼすべてを焼き尽くしました。神のご加護というべきなのか奇跡的に唯一『教会』だけがこの村に残っているのです。
大陸別!世界のゴーストタウン30選~オセアニア編~
これまで日本国内だけにとどまらず、世界を飛び出して様々な大陸に存在する廃れてしまった場所、滅んでしまった都市などを数多くご紹介していきましたが、いよいよ残す事あと2つとなってしまいました。過去にどんな悲劇が起きてしまったのか、何が原因だったのかなどを語らしていただきましたが、感傷的になったり哀愁の気分に浸れたのではないでしょうか?
では最後に『六大州』の最小の大陸『オセアニア』から2つの滅びし廃れし、どこか魅力的な廃村を2つほどご紹介します。どんな理由があって廃れてしまったのか?どんな悲劇が起きて滅びてしまったのか?また現在は何が残っているか?など詳しくまとめて解説していきます。
世界のゴーストタウン㉙ウィトヌーム(オーストラリア)
わが国『日本』のはるか南に位置して広大な面積を誇り、コアラで有名な『オーストラリア』この国の西部に位置する『オーストラリア州』にかつて存在していた村です。この村近くの鉱山と共に栄えており、この鉱山では青色の『アスベスト』大量に採掘できました。第二次世界大戦では『兵器』や『防具』などの原料として使用され多くの利益を生みました。
豊富な財産により地元地域では一番栄えていました。しかし時代と共に医学や化学が進歩していき『アスベスト』には発がん性や毒性が含まれている事が判明して、この村全体が奇しくもその鉱石に侵されてしまっていたのです。段々と町としての機能を終えていき、かつては様々な施設や『空港』まで完備していましたが次第に撤去されていきました。
世界のゴーストタウン㉚ウェルシュタウン(ニュージーランド)
『オーストラリア』の南西に位置していて『氷河』や『火山』という対極する自然を有する2つの島がある『ニュージーランド』この国の南に位置する孤島にかつて人々が住んでいた村がありました。その村は100年以上も前に『金』が採掘できる鉱山があり、19世紀後期より人々が『移住』して『鉱山村』が発祥していきました。
20世紀初期まで採掘が行われていましたが、段々と金も採掘できなくなり廃れていき、人々はその地から去っていったのです。ここまで30もの世界の『廃村』をご紹介していきましたが、かつて『鉱山』があった場所や鉱山に関係している村や町が多かったはずです。鉱山ある所に廃村ありと言ったところでしょうか・・・。
奇妙で不気味すぎる世界のゴーストタウン
ここまで日本国内では20か所、海外では30か所もの滅んでしまった都市、廃れてしまった村や町をご紹介していきましたが、そのほとんどが現在はノスタルジックな街並みを残している『異境』でしたが、この地球上には、空気も綺麗で人体的に何も悪影響を及ぼす事は無いのですが、足を踏み入れる事を躊躇してしまうくらい『不気味』な場所があるのです。
草原や森、砂漠などで同化してしまって、時が止まってしまったかのような『ゴーストタウン』とは一風変わり、奇妙でダークなオーラを放つようなどこか『やばい場所』を次にご紹介していきます。どんな歴史があってどんな場所であるか詳しく解説していきます。
リープ・キャッスル(アイルランド)
イギリスの西にある島国『アイルランド』にある『リープ』という名がついた城の跡。城と言っても皆さんが想像されるような華やかでロマンティックな西洋のそれとは違います。現在から700年以上前、その城内の『教会』に生活していた『隻眼のキャロル』という男は、実の兄であり『司祭』である人物を無残にも殺しました。
時は流れて20世紀、その城の跡の『牢獄』からあり得ないほどの量の『人骨』が発見されました。残っていた記録から察するに、この隻眼のキャロルがこの城に民衆を招き入れ、『教会』にて材木が集まってできた『針の山』に突き落として殺害したであろうと考え、アイルランドの『怪談話』として伝えられています。
現在は居住者も?
そんな恐ろしく呪われていそうな『幽霊城』はヨーロッパ内でも1位2位を争う『心霊スポット』としても知られており、『ゴーストタウン』同然の場所なのですが、驚くべきことに2019年現在は住んでいる人たちもいるそうです。
セントラリア(アメリカ)
アメリカ合衆国の北東部に位置して広大な森林や豊かな自然に囲まれた『ペンシルベニア州』その名前は実際に『森の意』に由来しています。その州の北の方にある町は第二次世界大戦後も急速に成長を遂げ、多くの住居や施設、お店などが立ち並び『賑わい』を見せていましたが、あるひょんな出来事からその町は大きく変貌を遂げてしまいます。
現在から57年前の1962年の5月『カタストロフィ』は起きてしまいました。ゴミ焼却炉にて燃え尽きたはずの『塵屑』が実はまだ微かに燃えていたのです。その『火』がその町の地下を走る『鉱山』や『鉱脈』に燃え広がってしまい、気づいた時には手を付けられない状況だったのです。そしてなんと驚くべきことにその『火災』は今なお続いているのです。
あの大人気ホラー作品の舞台になった
1980年代には人口は1000人以上いましたが、2019年現在では恐らくは『10人未満』と考えられています。消火することができず常に『火災』という危険と隣り合わせのこの町は、『コナミ』が開発してゲームや映画にもなった『SILENT HILL』の舞台のモデルになったと言われているのです。
ポヴェリア(イタリア)
まるでその国土が『ブーツ』の形をしていて温暖な『地中海性気候』が歴史や産業に大きく影響してきた『イタリア共和国』この国には世界的知られている多くの都市が存在していますが、北東部に位置する『水の都』ヴェネツィアがすぐそばにある『ポヴェリア』という島には、誰も足を運ばず訪れないのです。
200年以上前までは、何もないただの『島』でしたが、民衆の体調や健康状態を維持するために『保健所』が設置され、それが時代と共に形を変えていき感染症や伝染病を患ってしまった人たちが隔離される施設になっていきました。実はこの施設、入院させられたら必ずと言っていいほど『死人』になって火葬されたそうです。
更には人体実験まで・・・
当初は健康や体調を管理するための『施設』は恐ろしいものに変わっていったのですが、更にこの島には新たに『病院』が設けられましたが、その病院では精神病などを専門にしていましたが、本当の姿は悍ましい人体実験の施設であり、患者は『脳みそ』をドクターたちにいじくりまわされていたそうです。
最終的にはこのドクターもビルから飛び降りて心中するのですが、これが精神が病んでしまったためなのか何者かに殺されてしまったのかは分かっていません。そんな島は僅か数百年の間で10万人を超える犠牲者を出してしまったと言われて、現在でもこの島には強い怨念や恨みを持った無数の亡霊が徘徊していると言われているのです。
三芝飛碟屋(台湾)
かつては日本の占領下にあった東アジアに位置する『台湾』にあったエリアです。第二次世界大戦後、敗戦した日本の占領下を離れて独立し、経済を活性化させようと様々な政策や開発が行われました。現在から41年前の昭和53年には観光客やツアーの旅行者をターゲットにしたUFO型の『宿泊施設』を設けました。
しかしその2年後の昭和55年に原因は様々ですが『交通事故』や『自殺者』が相次いで祟りのような災いが起きてしまったのです。諸説ありますがこの宿泊施設を建設する際に『龍の像』を取り壊した為に『負のエネルギー』や『ダークな気』が解き放たれたからだと囁かれていたり、この地に『オランダ』の兵士を埋めたからだと言われていますが真相ははっきりとしていません。
UFO型の建造物?
実はこのUFO型の建造物及び宿泊施設は、『フルート』という名称の不気味な物件であり、世界中の各地で建設されていたのです。しかし台湾を含む多くの場所が『廃墟』と化してしまっているらしく、もしかしたらこの奇抜な形に問題があるのかもしれません。
台湾のこの宿泊施設に訪れる事ができるらしく、実際に足を運んだ人物はその物件の中にまで侵入してその様子を確認しました。廃墟と言ってもまだ歴史が新しく、中には日本文化の本やカセット、更には『ファミコン』まで落ちていたそうです。現在から9年前にこの施設一帯を取り壊し、新たな『観光施設』を作ると計画されていたそうですが現状は不明です。
軍艦島(日本)
この世界的に有名な日本の『ゴーストタウン』である軍艦島もまた『炭鉱』で採掘するために作られた村なのです。その炭鉱で採れる『石炭』や『金属』には限りがあったため、栄光と繁栄はそう長くは続きませんでした。ほぼ全ての資源を採りきると、たちまち5000人以上の住民たちがその島から一斉に出ていってしまったのです。
島に残されたのは、人工的に立てられた人間の『棲家』なる住居や施設、お店の建造物だけでした。だんだんとその建造物たちも次第に朽ち果てていき『廃島』と化してしまったのです。現在から10年前の平成21年から、『観光客』の受け入れがスタートして、『ユネスコ文化遺産』に登録されるなどして徐々に名所として煌めき始めていきました。
東京都に存在するゴーストタウン間近の場所
東京都の西東京地区であれば『廃墟』や『廃村』があってもおかしくなさそうですが、大都会と呼ばれるような東京都23区内においても『ゴーストタウン』間近の場所が存在しているというのです。果たしてそれはどんな場所でどこなのでしょうか?また現状はどうなっているのか?詳しく解説していきます。
新宿区富久町
東京都新宿区のほぼ真ん中に位置する明治時代に生まれたこの町ですが、あのバブル最盛期の頃、強引な方法によって不動産が多くの土地や物件を買収してしまうという『地上げ屋』の影響により、200以上の居住していた世帯が半数以上が立ち退いてしまって、『空き家』『虫食い状態』になってしまったのです。
一時はその土地面積の3割は駐車場になってしまいました。商店街なども存在していましたが、まるでその場所だけあ時が止まっているかの様に廃れていってしまったのです。近年『早稲田大学』の協力や『都市開発』が進み段々と新宿らしい街並みを取り戻しているそうです。
南青山3丁目
こちらも新宿同様に大都市と呼ばれるエリアなのですが、やはり『バブル時代』に数多くの『暴力団』や『半グレ』、『不動産会社』などが物件や土地を買い占めて、地上げを行ってしまったので、一部分だけ『廃墟』のような建造物が目立っているのです。『無法地帯』とも呼ばれる様になってしまいました。
人がいないからこそ?魅力たっぷりなゴーストタウン
今回は日本国内のかつては村や町として機能していた『廃村』や『廃集落』を20選余すことなくご紹介して、更に世界各地に存在する『ゴーストタウン』を30選まとめてご紹介していきました。どれも過去を振り返ると『賑わい』を見せていた時代や『繁栄』していた時代があって、大きくその姿や形を変えてしまった事がよく分かっていただけたはずです。
廃れてしまいまるで時間が止まってしまったかのように色あせてしまった『廃墟』そうなってしまった『経緯』や『きっかけ』は思いがけない『カタストロフィ』が起きてしまった場所も少なくありません。歴史を感じ戦争や災害の恐ろしさを戒めて、またノスタルジックな気持ちに浸らしてくれる『ゴーストタウン』は魅力に溢れていると言えます。