リチャードチェイスの一生と凄惨な事件!血を啜るイケメン吸血鬼の生涯に迫る

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それは生きていくために、健康な体を維持するため紅血を摂り入れることでした。引き換えに今後胎児の成長を心待ちにしていた希望ある女性が犠牲になったのです。

キッチンにあった包丁を取り出し、胸に刃を深く入れると臍下まで裂き始め腸を外に取り出しています。

遺体はいくつかの臓器が取り出されていた

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まるで理科の授業で使う人体模型のように、あらゆる内臓は丸見えでした。膵臓や肺、肝臓を取り出しては刃先を向けて必要以上に刺し、形を留めていないミンチ状にしています。

腎臓だけは一旦取り出していますが、元の位置に戻しています。排便を感じた男は、その場で用を足し、被害者の口へ突っ込むこともしています。あたりは血に染まり残虐さを物語っています。

ヨーグルトの容器に血を注ぎ飲んだ痕跡が見つかる

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たまたまゴミ箱に捨ててあった空のヨーグルト容器に流れ出ていた血を手ですくって飲み干しています。顔にも化粧品を塗るかのように生血をつけ、現場を後にしています。

夕方帰宅した夫は、変わり果てた最愛の妻を発見し、通報したことで発覚しました。衝撃的な光景は目に焼き付き長年、うなされていたといいます。

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楽しみであった我が子の誕生と生涯を共に過ごすことを誓った妻を一気に奪われてしまった彼は立ち直ることもできず、ただ茫然としながら時間が過ぎるのを待つだけだったようです。

彼の犯した罪はたいへん重いのです。

リチャードチェイスが起こした第3の事件

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これまで勃起不全というコンプレックスを抱えていたため、今までは絶頂に達したことがなかったと思われます。今回の恐怖で見かねない一連で性的な興奮を覚え、念願の射精に至っているとされます。

犯行の様子や遺体破損状況など交えて解説していきます。

エブリン・ミロス宅に侵入し一家を殺害

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人間の味を知ってしまった男は、再度実行するためターゲットを見定めようと不審にふらついています。たまたま鍵が施錠していなかったシングルマザーの家に入りこんでいます。

こっそり侵入したものの遊びに来ていた恋人と出くわしたため至近距離で射殺しています。その後はシャワーを浴びていたエブリンに向けて銃を放ち、息絶えるとベッドへ引きずって移動させています。

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前回と同じように内臓があるお腹目指して深く切り裂いています。腸を無造作に取り出しては滴る生血を手ですくって口へ運びます。肛門から彫刻刀を執拗に突き刺し、子宮まで達するほどの傷を負わせています。

ナイフを用いてあらゆる内臓をめった刺しにし、目もくり抜いています。無残な姿の隣には彼女の6歳の息子が横たわっていたといいます。

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どんなに恐怖だったでしょうか。銃弾2発が小さな体を打ち抜いており、ほぼ即死だったのではないかとされています。

発見された遺体の直腸には大量の精子が見つかる

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当日、息子は近所の女の子と遊ぶ約束をしていましたが、何時になっても訪れないことを不審に思い、自宅へ呼びに来ています。そのときリチャードと鉢合わせとなり、事は発覚します。

警察によって遺体の解剖が行われた結果、大腸から大量の精子が検出されています。おそらく内臓を切り刻むうち、性的興奮を覚え初めての絶頂を迎えたのではないかとされています。

ジェイソン・ミロスの迎えに驚き遺体を持ったまま逃走

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ベビーシッターをして生計を立てていた彼女は、その日も1歳過ぎの子供を預かっていました。約束をしていた女の子が突然、来たことに彼は驚き預かっていた子の亡骸を抱えて逃げています。

自宅まで持ち帰ったところで、首を断絶し内臓を無造作に取り出しては豪快に食べたといいます。食べつくされた姿となった遺体は箱に入れて、少しの罪滅ぼしなのでしょうか、教会近くに遺棄しています。

リチャードチェイスの逮捕と裁判の判決

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不審な動きをした男として多くの近隣の人が目撃しており、女の子がばっちり見ていたことから似顔絵を作成しています。ただ衝撃な現場も見ていることから、ショックが大きかったでしょう。

独特な特徴がない顔立ちは、目立ちにくくどこにでもいそうと判断されており、ゴールは長引くであろうとされていました。ですが神様は悪を放ってはおきませんでした。突如急発進しだしたのです。

似顔絵を見た高校同級生の通報によりリチャードチェイス逮捕

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数日前に偶然、買い物先で再会していたクラスメイトが、男のぼさぼさな手入れのされていない長髪と痩せこけた病的な顔、目だけがぎらついている不気味な姿のインパクトがとても強く残っていたのです。

もしかしたら似ているのかもと思い、通報したことで一気に解決へと突き進んでいったのです。警察は彼の住まいを訪れます。逃げようとしたため取り押さえ、質問をしたのですが、初めは否定しており認めない姿勢を崩しませんでした。

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室内には内臓らしきものが瓶詰めされインテリアのように陳列されており、ベッドの上には脳みそらしき物体も無造作に置かれてもいました。

壁一面も赤く染まっていたといいます。現況から見て明らかに怪しいため署へ連行されていきました。

精神病患者で責任能力が無いことを主張するも認められず

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当初は、自分は心臓が弱く重い精神疾患を患っていることを前面に出し無罪を訴えていました。ですが実際にとっていた行動は、警察を見て逃げていること、殺人を知らないと否定しています。

これらの言動から振り返ると、悪いことをしたという後ろめたさがあり、捕まると思っているから行われた一連だとされます。

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自分が犯したことは、やってはいけないことなのだと認識があったと考えられます。そのため、責任能力はあるものと判断されました。

1979年死刑判決が確定

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裁判官から、きっぱりと責任能力がなかったとはいわせないと断定され、死をもって償うこと他、更生は難しいと確定されました。一切、精神疾患について議論される箇所はなく、淡々と刑罰は読み上げられていきました。

収監された後も、幻覚などに悩まされており不安定な日々を過ごしています。うつ病と診断されたため、症状を抑える薬が処方されました。

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服用することなく溜め込んでいた抗うつ剤は、致死量にまで及んでおり、一気に体内へ入れたことにより自殺しています。

リチャードチェイスの最後

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悲しくもクリスマスの翌日に命を絶っています。世間は賑やかにお祝いしていた最中、彼は一生を遂げようと悩んでいたのかもしれません。

最初の射殺を起こしたクリスマスのトラウマが消えなかったのでしょうか。母に愛されたいと願っていたことと思います。おそらく面会にも来ていなかったでしょうし、会いたいと思っていたことでしょう。

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些細な願いも叶うことなく、30年という短い人生でありました。幸せだと感じた瞬間はあったのでしょうか?事件発覚後は批判されていましたが死を遂げた後は、かわいそうな人だという声も挙がっています。

収監中には他の囚人たちから罵声を浴び続ける

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塀の中でも異質なオーラを放っており聞こえないはずの声が聞こえれば言葉を発していたでしょうし、幻覚もあったようです。そんな不気味な姿を周りにいた囚人は、からかいの対象にしたようです。

自殺してしまえといった言ってはならない言葉を吐き捨てています。罪を犯した集団が収まっている機関でありますので、容赦ない出来事は日常的だったでしょう。自ら弱いと告げていた彼の心は絶えられたでしょうか。

溜めていた抗鬱材を一気に飲み死亡

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オーバードーズをして自ら命を絶ったという説もあれば、酷かった症状を一刻も抑えようと大量に摂取したのではないかという意見もあります。

すでに口を閉ざしてしまっている本人からは真相を聞くことができないため、闇に包まれたままとなっています。どちらかは結局わかっていません。

「気の毒な殺人鬼」とも呼ばれる

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最初の犯行は、母にクリスマスを一緒に過ごそうと誘ったら断られたことから始まっています。心が不安定であった彼女が、息子から薬を取り上げ異質な犯行を野放しにしたことが分かっています。

親であれば子の最善を尽くすことでしょう。適切な治療を続けていれば症状が和らいだものとされます。

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動物を殺めていたら、正しい道へ更生させようと動くことも親の勤めです。これらが行われなかった彼は、ある意味被害者でもあるとされ、哀れだという声が挙がっているのです。

リチャードチェイスを題材にして制作された『ランページ/裁かれた狂気』

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リチャードのような無差別の殺人をして自分の欲求を満たそうとする光景は、共通点ともいえるでしょう。リアルさそのものであります。罪人は精神疾患を患っていたため無罪だと議論されます。

死の刑は反対主義だった刑事でしたが上層部から凶悪犯を死刑になるために動くよう指示されます。気乗りしなかった男でありましたが、事件真相を知っていくうち、あまりの残虐さに心が動かされていくストーリーです。

『喧嘩商売』の佐川睦夫のモデルはリチャードチェイス

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異国の戦場で敵を倒した際に流れる血をすする行動をしていたことから、仲間からは吸血鬼と呼ばれていました。

あることをきっかけに父から見放されてしまったと勘違いをしたことから、精神不安定となり同じように病んでいる仲間と共謀して殺人をしてしまいます。

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その後は、体の血を砂に変えてしまう毒が流れているというようになり改善するためには他人の血液が必要だと発言しています。戦場へ出向いては、死人の滴るものをすすっていたといいます。

リチャードとの共通点

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まさに、両親の不仲が原因で心が歪んでしまい、ドラッグ摂取や精神崩壊によって粉状となってしまう血を防ぐために、生きたものを飲んでいた点が同じではないでしょうか。

まさにモデルとして題材にされているといえるでしょう。

リチャードチェイスのようにカニバリズムを行った日本の殺人鬼

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私たちは普段たんぱく質を摂取するため豚や牛などといった肉は食べています。そういった感覚で人の肉を食すため殺してしまう凶悪な人物が世界にはいました。ご紹介します。

佐川一政

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我が国の小説家でありました。フランスへ留学をして文学をさまざまな視点から綴ろうとしたのでしょう。同じ学部に在籍していたオランダの留学生と親しくなり、自室へ招待をしています。

突如背後から銃で打ち殺し、遺体と肉体関係に及んでいます。その後はバラバラにしてカメラに納めており何個かの肉を食したとされます。

彼について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください

実は小学生のときから、人肉にとても興味を持っており高校に入ってからは精神科へ出向き真剣に相談していたといいます。

立花芳夫

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戦争を経験している軍人です。アメリカ兵の捕虜を殺し肉を捌き宴会を開いたとされます。発覚してからグアムの法廷で何度も議論が重ねられた結果、絞首刑が課せられています。

人肉を食べた罪ではなく、捕虜の理由なき殺人と死体を破損させた行為から厳しく罰せられました。

リチャードチェイスの母親のその後

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彼を破滅の道へと進ませた一人者ともいえますが、息子がいなくなった後は、どのようにして生活していたでしょうか?その後に迫ります。

普段と変わらず生活していた?

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生前、母親らしいことはしていなかったとされます。保護管理としては名目だけであり彼が悍ましい行動をしていても、見て見ぬふりをし治療薬まで取り上げています。

自分が面倒を見たくないという理由から、助成金で住める住居へ追いやり野放しにしています。通常の親であれば心配で面倒をみることでしょう。

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それさえも手にかけなかった様子を見ると、逮捕されても絶命しても彼女にしてみたらなんの変化も感じなかったように思えてなりません。

母親も治療が必要

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リチャードは母に甘えたかったのではないでしょうか。クリスマスに断られたことがショックで人を殺めてしまっています。そのとき母が承諾して過ごしていたら未来は変わっていたかもしれません。

アメリカでのクリスマスといえばキリストの誕生祭ですから盛大に執り行われます。最大行事でもあったにもかかわらず断られた空虚感や孤独は計り知れないものだったことでしょう。

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幼いころから不安定な母を見てきて、甘えたくてもできない寂しさも感じていたのではないでしょうか。本来は彼女こそ治療をするべきであり息子と一緒に心の病に向き合うべきだったことでしょう。

吸血鬼と呼ばれたリチャードチェイスの人生と事件

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信じられない行動を起こし、世界を震撼させた凶悪犯でありますが、過去を辿ると切ない家庭環境が根源でありました。彼の犯したことは決して許されることではありません。遺族はずっと悲しみ続けています。

ですが母からの愛情をまともに受けられず孤独を感じて、ドラッグやアルコールに頼ってしまったことから破滅へ向かいました。早くから息子の異変を感じ取り対処をしていたとしたら、どうなっていたでしょうか。

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ヘルプ信号を出していたにも関わらず、さまざまな機関に危険と判断されずに野放しにされていたことは、真剣に快方させようと尽くしてくれる人物にも巡り合えませんでした。

ある意味人生を狂わされ自滅してしまった彼も哀れであり悲しい人生であったのかもしれません。

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