袴田事件の最新情報と概要まとめ!再審取り消しの理由と真犯人とは?

次に疑惑がかかるのは暴力団です。これは被害者である専務が以前から暴力団との間にトラブルを抱えていたことからこの疑惑が浮上しました。ズタズタに切り刻まれた遺体にも合点がいき、可能性としては十分にあり得るそうです。

もしそうでない場合にでも、トラブルがあったというだけで容疑者にされてしまうのは、暴力団というだけでそうなってしまうのです。殺害することに対して一般の方に比べると躊躇もなく、この当時の暴力団は現在のそれとは違い大きな力があったからです。

袴田事件の真犯人④殺害された専務に恨みがある女

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これも可能性としては0ではない話です。専務は生前女性と関係を持つことが多く、遊び人としての一面をもっていました。関係を持った女性の中の一人がなんらかのもつれにより恨みを持ち、犯行に至ったのではないかという説です。

恋愛のもつれから出る恨みは、昔からなんらかの事件に発展する可能性が高く、この事件もこれに当てはまるのではないかというものです。特に女性の恨みは強いイメージがありますので皆様も恋愛のもつれには十分気を付けてください。

袴田事件の真犯人⑤疑惑の人物たちの共犯?

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最後はこれらの疑惑がかかった人物たちの共犯ではないかというものです。もしそうなら警察が絡んだ時点でほとんど完全犯罪となるので、どうしようもありません。恨みをもった女性が暴力団に依頼したなんて可能性も十分考えられます。

これらの人物は、考え出したらきりがないほど辻褄があってしまうので可能性は捨てきれません。むしろ袴田さんより可能性が高いなんて場合もあります。なんにせよ、長女以外の犯行ならば巻き込まれた家族の皆様がかわいそうで仕方ありません。

この事件のもう一人の主人公!裁判官熊本氏

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この事件には、もう一人の主人公といっても過言ではない人物がいます。それは袴田さんに死刑の判決を言い渡した、熊本氏です。言い渡したと言っても間接的で、書状を書いたのが熊本氏という訳です。この人物について紹介いたします。

袴田さんのために奔走する男

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熊本市は袴田さんが無実だと考えていました。というよりそう明確に思っていたのです。実際に書状の下書きを書く際には、無実判決にかんすることを約350枚の原稿用紙に書いていました。しかし、他二人の裁判官によってそれは叶わなかったのです。

熊本氏は無実を証明するために、裁判官の身でありながら大学の講師も行いつつ奔走します。警察や検察、他の裁判官のところを、文字通り駆け回ったのです。しかしその努力は実ることはなく、書状に書いたのは死刑に関することでした。

なぜ死刑判決を書いたのか

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なぜ死刑判決と書かなければならなかったのかですが、それは裏で動く何かの存在と時代によるものでした。いくら事情を説明しようが聞く耳を持たない検察と警察。そしてなにより他二人の裁判官を説得できなかったです。

どれだけ無罪を主張しようと、どこも変わることのない現実と二人の裁判官を説得できなかった自分に悔しさを覚え、死刑判決の書状を書いたと言われています。このときに証拠の矛盾なども主張したそうなのですが、意味がなかったそうです。

熊本氏のその後

そんなもう一人の中心人物である熊本氏はこの事件の後、不本意ながらに自ら出したありもしない判決に罪を覚え、それを背負い償いとして半年後に裁判官をやめています。弁護士に転職したりもしていたのですが、罪への意識で酒に溺れて長続きはしなかったようです。

弁護士事務所の廃業などを経て、死刑判決から40年後に裁判官の合議への守秘義務を破り、事件の真相を語りました。判決を書いたのが29歳で真相を語ったのが49歳です。彼もまた長年罪に縛られる人生を送った一人なのです。

袴田事件は今後どうなる?気になる今後の展開予想!

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この事件はいまだ未解決となっています。そのため現在に至るまでに浮かばれるような扱いの人は真犯人以外には存在していません。では今後、この事件はどのように発展していくのでしょうか?これについてまとめて考察していきます。

袴田事件の展開予想①再審が始まればまた収監か

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とりあえず未解決である以上は再審があるのは間違いないです。しかし上述させていただいた通り、彼はもうすでにかなりの高齢です。彼が生きている間に再審は間に合うかどうかも、事件解決に関わってきます。

また間に合ったとしても、始まってしまえば再び収監されてしまう可能性も十分に考えられます。0ではないのです。どちらにしても、彼にとっては心身共に決していいことではないのです。その気苦労を抱えて今も生きています。

袴田事件の展開予想②最近の傾向から2年後には再収監か

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また法に携わる関係者に話を聞いたところ、この件に関して何かしらの事実が発覚するか、違反などが起きない限り、最近の裁判の傾向を考えると2年後には結論を出す可能性が高いとのことです。つまり、2年以内に再び収監される可能性があるのです。

しかしこれらは予想と考察なので、あくまで可能性の話です。結果として今考えられる一番良いのは、真犯人が発覚・逮捕され、袴田さんにの身に潔白の2文字を与えることです。失った時間はもう戻っては来ないので、せめて疑いだけは晴れてほしいものです。

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