袴田事件の最新情報と概要まとめ!再審取り消しの理由と真犯人とは?

雑学の扱いになるかも知れませんが、彼は死刑囚として収監されている期間が長すぎるため、世界で最も長期間収監された人間として、袴田さんがギネスブックに登録されたこともあります。こんなに嬉しくない世界記録もあるんですね。

このような形ではなく、勝利を勝ち取った形で歴史に名前を刻むことが彼にとって一番嬉しいことのはずです。ギネスと言えば哺乳類で最小で最強と言われる「ラーテル」という動物をご存知でしょうか?詳しくはこちらの記事をご覧ください。

袴田事件の袴田さんを支援する団体は多い

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ここまで紹介してきた彼には、もうひとつの顔があります。それはプロボクサーという顔です。ボクシングをやっていたおかげで、彼を支援する団体も多く存在しています。ここではその団体の存在や活動について紹介していきます。

残念ながらボクサーということで疑われた事実もありました。ちなみにボクシング界での袴田さんは、パンチなどに派手なところはないが、粘り強く戦うタイプで優しすぎる面が邪魔をしてダウンを奪えなかった選手だったそうです。

「無実の死刑囚・元プロボクサー袴田巌さんを救う会」

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最初にできた彼を支援する団体は、一人のルポライターによって設立されました。高杉晋吾さんです。死刑が確定してしまった直後に「無実のプロボクサー袴田巌を救う会」が設立され、途中で団体名が変更されたようです。

また日本弁護士連合会や、元プロボクサー輪島功一さんなども彼を支援する団体を設立しています。さらに彼は獄中にカトリック教会の洗礼を受けたことから、キリスト教の人権団体までもが彼の為に尽力を尽くしています。

日本ボクシングコミッションが袴田さんに名誉ライセンスを贈呈したことも

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また支援チャリティーイベントが後楽園ホールでひらかれた際に、日本のボクシング界を統轄する組織「日本ボクシングコミッション」が彼に対して、名誉ライセンスを贈呈したこともあります。さらに世界のボクシング評議会も支援することになります。

その支援とは彼を名誉王座と認定し、釈放された暁にチャンピオンベルトを贈呈するというものでした。このようにボクシング界での彼への支援がおおく、もちろんそれ以外の団体からの支援もおおくありました。世間の目には冤罪と写っている証拠です。

袴田事件が映画化に!「BOX 袴田事件 命とは」

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そしてさらに、元プロボクサーとしての彼と裁判官の熊本氏を主人公とした、この事件を丸々題材にした映画もあります。この映画を見れば冤罪がどのように生み出されるのかがわかるといいます。この事件とは関係なくても知識としていい映画です。それでは紹介していきます。

「BOX 袴田事件 命とは」①あらすじ

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あらすじは、冤罪が出来上がるまでの工程と主人公二人の苦悩が描かれており、その周りで出世などを目的に動く警察官や、裁判官などの動向も細かく描かれています。どのうようにして冤罪が生まれ、どのようにして人間が壊れていくのかがわかるストーリーとなっています。

また死刑判決を言い渡した裁判官である熊本氏視点では、不本意な行動に対する恐怖や周りの人間が自身の為に不合理に行動する恐ろしさが描かれており、人間らしい人間としての恐怖が伝わってきます。この事件で悔しいのは袴田さんだけではないのです。

「BOX 袴田事件 命とは」②レビューや評価は?

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またこの映画を見た人たちの感想は、非常に好評でマイナス意見は「人間の汚さがよく見えて不快」といったものが多く、それはこの映画の良さが伝わった証拠となる意見でした。他には「映画全体がどろどろしてて、重苦しい」といったものがほとんどです。

プラス意見のほとんどは、「冤罪が生まれるきっかけを知れた」や「法的期間とは一体何の意味があるのか考えさせられる」といったものが多く、「もっと世に広まるべき作品」と言われるほどでした。教材などに使われてもいい作品となっていますので機会があれば見てください。

袴田事件はまだ終わらない!冤罪か死刑か今後の展開に要注目!

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いかがでしたでしょうか?最近動きがあったにしても、事件自体が昔過ぎて知らなかったなんて人も少なくはないはずです。この事件にはこのような裏側や真相が、実はあったのです。そしてまだこの事件は終わっていません。この先もまだ続いていくのです。

袴田さん本人にとっては究極の2択となる事件の今後の展開ですが、すべてとは言いませんがせめて袴田さん自身が、納得のいく形で収まってほしいものです。我々はこの事件の決着を待ち、冤罪だった場合は生き証人として、この事件を語り継がなければなりません。

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