今回紹介した「謎と旅する女」以外にも、「ゲームキッズ」に掲載されている話の中には、Web上で体験できるコンテンツがたくさんあります。
作家・渡辺浩弐は一体どんな人?
単行本を出せるほどの作品を、たくさん生み出している渡辺浩弐さんは、一体どのような人物なのでしょうか。
最初は映画会社で企画書を書いていた
今や作家として有名になり、ホラーやSFのショートストーリーを執筆している渡辺浩弐さんですが、作家になる前は、映画会社で企画書を執筆していたそうです。1986年にゲームの名人対決を題材とした映画の構成担当をきっかけに、コンピューターゲームの世界に入りました。
映像化された作品がある!
渡辺浩弐さんの作品の中には、映画化されていたり、皆さんご存知の「世にも奇妙な物語」では「特殊部隊」や「0310-345の謎」、「別れる方法」などを原作としたテレビドラマ化もされています。
また、ドラマ「BLACK OUT」や「いとしの未来ちゃん」の原案、資料提供なども務めています。
謎と旅する女の作者・渡辺浩弐さんの作品紹介!仕掛けがあるブラウザノベル
渡辺浩弐さんの作品の中には「世にも奇妙な物語」で放送されたり、映画化されたものもあります。同じ渡辺浩弐さんの作品で、「謎と旅する女」のように、読み進めていくと仕掛けがある作品をご紹介していきます。
仕掛けがあるブラウザノベル①ゲームキッズ30話「自殺」
自殺が法律で禁止された社会の中、ある男性が、合法的に無痛で自殺をさせてくれる「自殺村」へ向かいます。その途中で嫌いな虫に驚き、誤って崖から転落しましたが、村人に助けられ、ベッドに横たわっていました。
そして、聞かされた自殺方法とは、大量の蛆虫に数週間かけて食べられるというものでした。彼が横たわっていたのは、ベッドではなく、大量の蛆虫が詰められた水槽だったのです。
小説を読み進めていくと、ぽとぽとと何かが落ちてきて、下の方では大量の蛆虫が蠢いています。
仕掛けがあるブラウザノベル②「あなたに似ている」
何者かからのメッセージと共に写真が付いています。写真にはただ立っている女性が写っているだけで、他には何もありません。ところが写真を閉じると、新たなメッセージが表示され、最後に「写真を、もっとちゃんと、見てください。」と書かれています。
こちらの文章はクリックできるようになっていて、クリックすると先程と同じ写真が表示されますが、違うのは「私を探してほしい」と頼まれることです。そして頼まれた通りに写真をクリックしていくと、最初に写真を見た時にはなかった人面が、女性の膝に現れていたのです。そこからまた話が進んでいきます。
これはあくまで頼み事をしている「私」を見つけ出すもので、びっくり系ではないので安心してください。画像を見つめていても大丈夫です。
「謎と旅する女」には続編がある?
冒頭から紹介してきた「謎と旅する女」ですが、なんとこの物語には続編ともいえる別ストーリーが存在しています。そのストーリーとは一体どのように繋がっているのでしょうか。