カスティエルとは?スーパーナチュラルの人気キャラをご紹介!
スーパーナチュラルは、アメリカで2005年から放送が始まった人気海外ドラマです。ホラーとアクションを掛け合わせたダークファンタジーの作品として、海外を始め日本でも人気を博しています。
天使や悪魔、妖怪や妖精などが登場し、それらが関わる超常現象を解決していくという、スリル満点の物語となっています。主人公となる兄弟2人が、悪魔や妖怪と戦う「ハンター」としてこれらの超常現象や存在に立ち向かっていきます。
カスティエルは海外ドラマ「スーパーナチュラル」に登場する天使
この作品に登場する「カスティエル」という天使が、今回ご注目いただきたい登場人物です。主人公の兄弟たちと行動を共にするようになった彼は、「キャス」という愛称で親しまれるようになります。
カスティエルはトレンチコートがトレードマークのおじさん天使
カスティエルと言えば、ベージュのトレンチコートが目印であると言えます。彼の役を演じたミーシャ・コリンズさんは、「6年間も同じコートを着ることになるとは思わなかった」とコメントを残しています。
徐々に人間らしくなる姿が人気の秘密
主人公の兄・ディーンを救い出したのち、地上を訪れた彼は人間たちと関わって過ごす日々が始まります。天使は基本的には傍観者で、人間に対して感情を持ち合わせていませんでしたが、関りを持つうちに人間らしさを覚えていくところが人気となっています。
カスティエルの名前の由来は?実際に聖書に登場する天使?
この作品で登場する天使や悪魔・妖怪たちは、聖書などの文献や、実際に世界の各地で言い伝えられている伝承を元にしています。天使としての、彼の設定に触れていきます。
カスティエルは「木曜の天使」という設定
作中では、彼は「木曜の天使」であるとしていますが、これは現実とは異なります。本来の木曜の天使は、木星の天使とも呼ばれる「ザドキエル」であり、カスティエルという天使は、記述には存在していません。
アメリカでのドラマの放送日が木曜日だったことにちなんで、オリジナルのキャラである彼を「木曜の天使」としたのではないか、と言われています。
カスティエルはドラマで創作された架空の天使
「誰がこんな素敵な人物像を作り上げたのだろう?」と思ったファンの方は多いはず。作品の考案と、現場責任者を務めた「エリック・クリプキさん」が彼の生みの親であると、公式にコメントされています。
作中には、多くの天使が登場します。天使について興味のある方は、こちらもあわせてご覧ください。
「スーパーナチュラル」でのカスティエルの役割
ドラマの中で彼がどういった立ち位置の存在であるか、どのようなアクションをしているかを、ご紹介していきます。
寿命が残り1年となった、兄の命を助けるため、弟・サムと共に地獄へ行くというのがシーズン3の内容です。地獄で寿命を迎えてしまうのかと思われたところで終わります。
カスティエルはシーズン4から登場
シーズン4は、ディーンが4ヶ月の眠りから覚めたところからスタートします。自身の知らぬ間に地獄から蘇り、ディーンと仲間は驚きました。
ディーンを蘇えらさせたのが、彼だったのです。神の命令によりこれを実行した彼は、「地獄に戻すこともできる」という脅し文句とともに、天使と悪魔の争いで天使側に味方するよう話をします。
カスティエルはトラブルメーカー的な天使
兄弟たちと行動を共にするうちに人間らしさを覚えていく彼ですが、決別する場面も出てきます。その後、“煉獄”と呼ばれる罪を犯した魂の一部が幽閉される場所から、「リヴァイアサン」という化け物を連れ出してしまいます。
彼自身の意図するものではありませんでしたが、作中で彼が引き起こしたナンバーワンの大事件がこれでしょう。自身の力では抑えることが出来ず、兄弟に助けを求めて、事件は終結へと向かいました。
カスティエルはウィンチェスター兄弟の強力な助っ人的存在
彼は、天使たちから目をくらませるために、兄弟の肋骨に文字を刻みます。レントゲンで、肋骨一本一本に文字が刻まれている映像が見られるようです。
時には身を挺して兄弟たちを守り、昏睡状態になったり血を吐いたりと、頼れる助っ人としても活躍します。
カスティエルの性格とは?天使らしからぬ人間っぽさが魅力
人間らしく変化を遂げていく彼の、性格の移り変わりを順番にご説明していきます。人間誰しもが経験するであろう“葛藤”の中で、彼は徐々に変化していくのです。
ディーンと出会うまでは天使らしい性格
もともとは天界という神のおひざ元で生活しており、人間にも思い入れがなく淡々とした性格でした。神から命じられたことに従うといった、階級による上下関係の中で過ごし、表情は乏しく口数も少なく、“人間らしさ”を持つには程遠くありました。
しかしすでにこの頃から、天界の在り方や神という存在に疑問を持つことがあったようです。
徐々に人間臭くなっていくカスティエルの姿が魅力
彼は、人間界ではジミーという信心深い人間に憑依して生活をします。兄弟と行動を共にするうちに、人間が持つ感情や意志をその身に感じるようになっていくのです。
次第に神や天使たちの行いに対する疑問は強くなっていき、神ではなく自分の意志を以って行動をするようになっていきます。
カスティエルは天然すぎる面白い一面も
人間界に馴染みがなく無垢な子どもを思わせる彼の様子は、「天然天使」と呼ばれるほどに可愛く面白いものでした。本人はいたって真面目であるところが、ポイントです。
パーソナルスペースが分からず、ディーンとの会話でやたらと距離が近くなり注意されたり、FBIの手帳をパッと見せたら上下が逆で直されたりと、彼の愛らしさにファンは魅了されました。
カスティエルの面白いエピソード
ぎこちなさを残しながら人間と関わり、時には本当に人間になってしまったりしながら、新しい感情を覚えていきます。そんな彼の、記憶に残るおもしろエピソードをご紹介します。
カスティエルは童貞
「天界にいたころは、忙しくて女性のことを考える時間もままならなかった」ということで、兄弟に自分が童貞であることを明かします。
そこで兄弟は彼を風俗店に連れていくのですが、そこで風俗嬢のお説教タイムが始まる事態に。挙動不審になったり、変な表情になったりと新たな一面が垣間見えました。
人間になった時はコンビニでバイトしていた
恩寵を失い、ただの人間になってしまう回もあります。この時に彼は、人間が体感する様々な欲求や刺激を実感し、生活にわくわくしている様子が伺えます。
その中で、なんとコンビニでアルバイトをすることに。人間として馴染んでいこうとする彼は、心なしかそのバイトも含め、生活を楽しんでいる様子でした。
ハンバーガーに幸せを感じる
四騎士の「飢饉」の呪いが蔓延し、彼は「食欲」を刺激されます。身体の持ち主が肉を好んでいたため、ハンバーガーに手が伸びたようです。
数えきれない程のハンバーガーを食べ、食欲が満たされることに幸せを感じるのでした。
カスティエルは神に暴言を吐く
神に反旗を翻した彼は、神に対して「Son of a bitch!(くそったれ!)」と暴言を吐きます。はたまたすべての天使を統べる大天使・ミカエルには「ケツ野郎」なんて暴言を吐き、ディーンの前に現れたミカエルを追い払うシーンもありました。
カスティエルは時々寝たふりをする
天使である彼は、食べる必要も寝る必要もありません。しかし時と場合によって「嘘をつくこと」を覚えた彼は、寝たふりをするようになりました。
カスティエルを演じるミーシャ・コリンズの魅力
カスティエルを演じるミーシャ・コリンズさんは、その人柄からこの作品を共に作り上げる同志たちや、ファンからも愛されています。彼がファンから愛される理由として、ミーシャさんの活動も忘れてはいけないものです。