オマージュの意味は?由来とパクりやパロディなど類語との違いも紹介!

オマージュの類語④トリビュート

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「トリビュート」は、あるアーティストなどへの賛辞を込めて作品を制作することを意味します。音楽の世界では、カバー曲などで構成した「トリビュート・アルバム」などの例が有名です。

オマージュの類語⑤パクリ

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以上に挙げたものに比べ、不名誉な例が「パクリ」です。パクリとは、既存の作品の要素をまるごと盗み、それがあたかも自分のオリジナルであるかのように発表することを指します。

ですが、オマージュの意味で作品の一部に既存の作品を組み込んだものが、パクリとみなされてしまうこともあります。それでは、この技法とパクリの違いは、どこにあるのでしょうか。次の見出しで詳しく解説します。

オマージュとパクりの判別はどこでする?

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オマージュとパクリとは似て非なるものですが、その区別をつけることは容易ではありません。それでは、この技法とパクリの境界線について、今一度考察してみましょう。

オマージュとパクリの境界は定義がなく曖昧

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結論から言ってしまえば、オマージュとパクリとを分ける、明確な境界線というものは存在しません。しかし、だからといって、両者がまったく同一のものである、というわけではありません。

オマージュとパクリとの間には、明らかな意識の差が存在しているのです。それはどのようなものなのでしょうか。

オマージュ作品からは尊敬が感じられることが特徴

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オマージュにあってパクリにないもの、それは既存の制作者や作品に対する尊敬の念です。この技法の場合には、自身の作品に要素を取り込むにあたり、先輩の作者に対する敬意が含まれています。

対して、パクリとみなされる場合には、人気の作品に便乗して自分も稼いでやろうという気持ちが見え透いていたりと、下心がありありと見られ、それが批判の対象ともなるのです。

パクリは「自分本意」「利益」の考えが含まれている

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作り手として自身の先輩にあたる作者たちへの敬意なしには、この技法は成立しません。パクリという言葉自体に、そうした自分勝手に利益を追求する身勝手さへの揶揄が込められているともいえます。

オマージュは堂々と元ネタを言えるがパクリは言えない?

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こうした意識の差は、たとえばこの技法の場合には、「この作品のこの部分は、○○のオマージュです」と堂々と言えるのに比べ、単なるパクリの場合には、そうとは言いがたい、というところにも現れます。

元ネタに対しての後ろめたさがそうさせるわけですが、中には堂々と「これはあくまでオマージュ」と言い切ってしまうパクリ作品もあり、ますます批判の対象となることも……。

オマージュかパクリかはオリジナルの作者の考えでも変わる

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さらに事態をややこしくしているのが、元ネタとなっている作者が存命である場合。オマージュとして作風を組み込んだはずの作品が、元ネタの作者からパクリと「認定」されてしまうこともあるのです。

こうした例を鑑みても、やはりオマージュとパクリとの境界線は曖昧で、しばしば作品を巡る議論やトラブルの種となってしまうことがうかがえるでしょう。

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