紀州釣りは、おもりを付けるとウキの浮力を抑制してしまって、ウキの動きが鈍くなるので、だんごが割れた瞬間を見逃してしまいます。そのため、おもりは使いません。おもりを使わないため、引っ張ったり戻したり修正がききません。そのため、糸筋が大事になります。糸筋がよく見えるように紀州釣りのラインは分かりやすい蛍光色がおすすめです。
ウキ:ウメズ(UMEZU) ダンゴあたりウキ カン付 大大
ウキの浮力が大きい方が適しています。浮力が小さいウキだと、海面がうねっている時に底でだんごが割れても、ウキが沈んだまま浮上できなくなり、タイミングがわからなくなってしまいます。また、だんごが底で割れるように、硬さをうまく調整できない人は、3bから6bのウキを使いましょう。ウキの浮力でだんごを引っ張っているので、浮力が大きい方がだんごが割れるタイミングが早くなります。また、ウキは環付きを使いましょう。円錐ウキは、斜めになったまま浮上してこない事もあります。玉ウキは、足つき環付きを選びます。足がないと、風にウキが流されてしまい、タナがぼけてしまうからです。波が少し立っているときは、ウキが見やすい玉つき足つき環付きがおすすめです。
ウキ止め糸:ナカジマ ウキ止めの糸徳用 M
柔らかい(ナイロンでない方がいい)素材のウキ止め糸がおすすめです。だんごを遠投したとき、ガイドの中を糸が通るときに、ウキ止め糸が硬いと当たってしまい、だんごが割れてしまうからです。
ゴム管:ささめ針(SASAME) P-368 道具屋 ウキ止めゴムお徳用 S
棒ウキを使うとどうしても釣り糸が絡まりやすいため、絡みを防ぐストッパーのゴム管があった方がいいでしょう。また、根がかりに釣り糸が引っかかってしまい、切れてしまった時にも、ウキは回収することができます。
ハリス:東レ(TORAY) ライン 銀鱗 50m 1.5号 ナチュラル
大きいチヌに備えて、1.5号サイズのハリスを使います。ハリスは、傷が入ったり、魚に飲み込まれた時に切っていきます。
釣り針:モーリス(MORRIS) GRAN ジーク ABL チヌ フック NSブラック 2号 釣り針
針に強度もあり、チヌ釣り専用の針なのでおすすめです。
Contents
紀州釣りに必要な道具
バッカン
だんごは、遠投しても崩れない硬さに作ります。しかし、雨が入るとだんごの状態が変わってしまいます。バッカンは蓋つきの物を選びましょう。
玉網
紀州釣りは、石積や防波堤、護岸で釣る人が多いです。これらの場所は、高さがあるので、玉網は、5.5mから6m位の長めの柄の物を用意するといいです。フレームの直径は大型に対応できる45㎝位がおすすめです。
紀州だんご杓
だんご杓は、丸めただんごを遠投するときに使います。手で投げるよりも、飛距離が出て、狙ったポイントにだんごを届けてくれます。
紀州釣りで大物チヌを釣りあげよう!
紀州釣りを紹介してきましたが、いかがでしたか?底が砂地で、水深がそこそこあればフィールドを選ばず、手軽に出来ます。また、サシエをだんごで丸めるというマニアックな部分も楽しめます。何よりも、いぶし銀に光るチヌが身近で釣れる楽しさを味わえる魅力があります。紀州釣りにチャレンジしてはいかがでしょうか。