後藤良次の生い立ちや現在は?上申書殺人事件の概要と三上静男との関係も

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後藤良次に本来手渡すはずだった賃金は、留置されたことで三上は断りもなく勝手に自分のポケットマネーにしているのです。

後藤良次の舎弟をぞんざいに扱ったことで恨みに告発

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後藤良次は幾度となく刑務所生活を過ごしているので、慣れています。それよりも自分がいない間の末弟のことが気がかりでした。常に行動を共にしていたので、心配のようでした。

頼りにしていた先生に託す代わりに、一連の殺人事件は後藤良次だけがやった犯行だという条件を突き出し、2人の間で約束がされたのです。

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ですが、あっさり裏切るのです。末弟は路頭に迷うことになってしまい、生きていくことも困難であったようです。精神を病んでしまい自ら人生の幕を閉じたのです。

後藤良次は、この世から去ってしまったことだけでも、相当なショックでした。加えて支払われるはずの報酬がなかったことになっており、命を絶った原因が生活困窮だと知るのです。

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事実を知った後藤良次は、恨みをどうやって晴らそうか企むのでした。

雑誌記者・宮本太一の協力で三上静男が関与した事件が明るみに

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後藤良次は心の中に塀の中モヤモヤを残したまま死にたくないと考えます。これには公にされていない闇の真相を全て話して明らかにすることが必要だと思ったのです。

すでに確定している刑が軽くならないことは悟っており、自分だけしか知らない秘密を持ったまま死を迎えては被害に遭った人に申し訳ないと考えたのでした。

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今まで散々な悪行をしてきた後藤良次でありますが、死が近づくと懺悔の気持ちが出てきたのでしょう。

後藤良次が宮本に告発を依頼

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自ら紙とペンを用意し、誰も知らない出来事を綴ります。少年時代から非行に走ったため、ペンを真剣に持つことが後藤良次にとって、新鮮なことでした。

突然、死刑囚から手紙が届いて内容が薄っぺらかったら信用されないと認識していたため、細かく誰が読んでも分かるように詳細を書き溜めていきました。

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受け取った宮本氏は、驚いたものの細かく書いてある文章を見過ごしませんでした。内容を照らし合わせると事件と照合することから、後藤良次が字にしたためたことは嘘ではないと確信するのです。

警察と裁判所を動かす材料とならなければいけませんから、詳細に事実を突き詰めていき、濃い内容にしなければいけないと思ったといいます。

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このときに自身の出世だけを考えている記者であったら、スクープとしてどの出版社も入手していない情報であることから、週刊誌に即刻掲載されたことでしょう。でも彼はしませんでした。

死刑囚後藤良次を人として信用をし、死へのカウントダウンを償いの日とできるよう尽力したのです。罪人だからと差別せず尊厳したことで新たな事件が明らかとなり、警察を動かすことに成功しています。

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のうのうと過ごしているアウトロー三上を捕まえることに役立ったのでした。

後藤良次への宮本の詳細な取材内容

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我が国の機関を動かすわけですから、口で話しても内容が薄っぺらいものでも、聞き入ってもらえないことでしょう。きちんと証拠をとり、事実を突き詰めていかねば納得させることはできないものです。

宮本氏は、後藤良次と実務の合間に10通以上の手紙やり取りを繰り返し、面会を重ねて意見交換しつつ、現場となった土地の調査を行いました。

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その期間8カ月かかったといいます。まさに執念の取材といえるのではないでしょうか。彼の真面目な性格や正義感をうかがえる行動であります。

後藤良次が明かし、宮本氏が動いてくれたことによって三上は罪を償うことになったのです。これが宮本氏ではなく、上へのし上がることしか考えていない記者であったなら、未来は変わっていたでしょう。

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悪人はきちんと罪を償う宿命とされているのです。そのように運命が動いていくものと感じる一連であります。後藤良次も同じように思ったことでしょう。

後藤良次が告発した上申書殺人事件①石岡市焼却事件

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闇に埋もれたままの未解決事件として処理されていない状態であったのですが、後藤良治が教えてくれたおかげで、捜査として動くことができたのです。内容をみていきましょう。

三上静男が男性を絞殺し遺体を焼く

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金銭のトラブルから死に発展したとされます。住まいも年齢も名前も知らない男性を身勝手なことに首を締めつけて絶命したことろを、火をつけ人なのかゴミなのか判別できないほど真っ黒に焦がしています。

ただ判明しているのは、60歳代の男性ということだけなのです。身寄りもいないことから行方不明者リストにも載っていないのです。

三上静男は不起訴に

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悍ましい現場に後藤良次はいたわけですから、三上が支持を出した元で行ったことは明らかです。ですが法で裁きを受けるには徹底した証拠というものがなければ動くことができません。

今回は墨のように焦がして証拠を残さないよう計画したものですので、罪として告訴はできないのが現状なのです。

後藤良次が告発した上申書殺人事件②北茨城市生き埋め事件

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自身の懐を潤わせるためなら、どんな悍ましいことだってやって見せるとアピールするかのような震撼させる出来事であります。

頭で考えて動くため、ターゲット選びも入念なのです。身寄りのない高齢者を狙ったのでした。そして後藤良次に指示を加え動かせるのです。

三上静男が資産家を生き埋め殺害

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高齢の資産家男性は、生前いくつも不動産を持っており一人では使いきれないほどの有り余る財産を所有していました。お金のニオイが嗅ぎ分けられる特技でも持ち合わせているのでしょうか。

どこからともなく接触し、うまい儲け話を持ち掛けては動産類を売却されてしまい、息あるまま地中に放り込まれたのです。殺害して莫大な金額を手に入れています。

またもや三上は不起訴に

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後藤良次の言った通り、動産の帳簿などをみても三上の名前が記載されてからすぐに売りに出され換金されています。明らかに関わっているのです。

ですが、決定打となる亡骸の骨でもDNAでも些細なものでいいので、発見できれば起訴できますが、何も出てこず、後藤良次の供述通りの場を掘っても、何もでてこなかったのです。

後藤良次が告発した上申書殺人事件③日立市ウォッカ事件

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まさに被害者の方からすると、生き地獄のような日々を過ごしたことでしょう。アルコール度数が高いウォッカを無理やり飲ませて殺しているのです。

この一連は、後藤良次がリーダー格となって行動していますが、被害者家族も共犯となっていた何とも悲しい事件でした。内容をみていきましょう。

三上静男がウォッカで男性を殺害

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インテリアショップを運営していた社長は6000万という多額の負債がありました。返済に追われ、日々の生活の困窮ぶりは酷かったようです。自殺と見せかけて抹消することにするのです。

それも証拠を残さず病気を苦にしたという設定で取り繕うことを閃きます。社長は糖尿病と肝硬変を患っていたため、アルコールの摂取は禁じられています。それを利用して死に追いやれないかと考えたといいます。

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毎晩宴会のように酒を浴びるように飲ませていたとされます。最期はウォッカ瓶を喉の奥深くまで突っ込み戻させないようにして、強制で体内に入れ込んだのです。

案の定、呼吸不全で力尽きました。後藤良次が、担ぎ車に乗せて山の中に遺棄しています。

男性の家族が保険金目当てで依頼していた

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実は会社経営が厳しく何とかまとまったお金が欲しいと考えた親族が依頼したことが始まりだったのです。物悲しいことでありますが生活のために、一家の大黒柱を殺めて保険金を手にしようと企んだのでした。

生活困窮すると心までもが貧しくなり道徳心は失われていくのでした。

日立市ウォッカ事件で三上静男を起訴

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遺体発見した当初は、事件性はなく自害だと処理されていました。ですが後藤良次が訴えたことによって親族らから事情を聞きつけたところ、正直に認めたため逮捕となっています。

同じく三上も大勢の目撃者と共犯者から告げられ、言い逃れができない状況であったため、あっけなく手錠を掛けられました。

後藤良次が告発した上申書殺人事の判決

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世間を賑わせた異例の出来事に、判決が下されました。もともと他事件で死刑が決まっている後藤良次に関してどういった刑期が課せられるのかが注目されていたのです。詳細をみていきましょう。

後藤良次は懲役20年なるも死刑が優先

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後藤良次は、もう何人の命を奪ってきたでしょうか。16歳からスタートした悪の人生は、自分でも把握できないほどかと思います。

三上とは関係のない事件で死刑が決定している後藤良次は、この一連で尊い命を粗末に扱ったことは事実であるが指示をされて動いたということで懲役20年となりました。

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それでも我が国で一番重い刑である死刑が優先されますので、おそらく後藤良次は20年罪を償ったのちに執行されるのではないかとされています。手を染めた罪はとても重いのです。

三上静男は無期懲役

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完璧な頭脳犯であったことから、証拠も出てこずに一件だけが対象になっています。警察も後藤良次も歯がゆい思いをしたことでしょう。

あと少し手掛かりがあったとしたら、もっと重い刑量に落とし入れることができたのですが、腹黒い男は面影を消し有り金だけを受け取る賢さがあったのです。違った分野で発揮していれば名声を手にしたことでしょう。

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動いた背景には何が何でも三上を死刑にしたいという強い思いからでしたので、後藤良次は、力の及ばなかったことに無念だったことでしょう。

腹黒い悪人は、命は守られたのです。心の中では笑っていることと思います。刑期が終われば表に出られるのですから自由となります。

後藤良次と三上静男の現在

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最強のタッグを組んでしまったばかりに悪人として名を世間に拡め、人生のほとんどを日陰の世界に身を置いた後藤良次と三上は今、どのように過ごしているのでしょうか。

極悪人でありながら、最期は隠しごとをなくして綺麗サッパリして逝きたいと願った後藤良次の執行はされたでしょうか。現在に迫ります。

後藤良次は死刑囚として服役中

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三上告発という善行をしたものの、後藤良次の判決は覆りませんでした。僅かな光も感じていたでしょうが、それよりものうのうと社会で生きている三上が許せなかったのでしょう。

今までの人生を振り返って最期に遺族のために労力を使った後藤良次は、自分のしてきた罪は決して許されるものではないのですが、報われた気持ちにもなったことでしょう。

後藤良次は内縁の妻と縁を切っていた

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心が離れたからではなく、愛しているから故のそれぞれの道を選択しています。後藤良次という名が悪人として世間に知れ渡っています。内縁妻として、メディアがしつこく追いかけることでしょう。

顔が発覚すれば、仕事も思うように行けなくなるかもしれません。普通に何気なく街を歩くこともままならなくなるでしょう。いつもの生活が出来なくなることを察して、死刑囚となる前に解消しています。

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後藤良次は、再度人生をやり直せる魔法があったとしたなら、真面目に生きることを選択し彼女と幸せな家庭を築き、穏やかに暮らしていたことでしょう。あまりにも茨の道でありました。

三上静男も服役中だが今後仮釈放の可能性はあり

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彼は無期懲役ですので、いつかは社会へ出てくることでしょう。5年先なのか10年なのかは定かでありませんが、慕われていた後藤良次の死刑を男はどのように感じているでしょうか。

鉛のような心臓は、何とも思っていないでしょう。指示を出したら勝手に動いてくれたくらいにしか感じていないことと思います。今、暗い独房の中で新計画を練っていないことを願うとともに、改心していることを祈ります。

後藤良次の内縁の妻は今

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後藤良次が長年連れ添った女性は、今どうしているでしょうか?乱暴な言葉で突き放されたことはショックだったことでしょう。

これまでもいくつも犯罪を犯し刑に課せれば差し入れを運び、帰りを待っていたのです。そんな内縁妻の現在に迫ります。

温かい家庭を築いている?

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長年一緒にはいたものの、後藤良次は牢獄生活が多かったので、実際に内縁関係で共に暮らしていたのは短かったではないでしょうか。それでも離れなかったのは、心底惚れていたのでしょう。

ずっと連れ添う想いで過ごしていたことと察します。突如解き放されたことで関係解消となってしまい結ばれることはありませんでしたが、大きな別れを経験したことで新たな道へ飛び込むこともできたでしょう。

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辛い経験をしてきた分、幸せに暮らしてほしいと願うものであります。

後藤良次が忘れられない?

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パートナーとほぼ一緒にいられなくても分かれず帰りを待って世話してきた背景は、入籍すらしていないものの生涯を共に過ごす覚悟あってのことだったのではないかと感じます。

家族のような情と乱暴ではありましたが不器用に愛情をかけてくれた後藤良次のことを心から愛していたことでしょう。突き放されて関係は他人となった今も、日本のどこかで淡い恋心を抱いているかもしれません。

後藤良次は生きたかった?

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たくさんの悪いことをしてきた人生でした。最期は寿命を全うすることなく罪を償うため死すのです。いざ自分の番がくることを想像すると、やり残したこと親などが走馬灯のように駆け巡ったことでしょう。

人は簡単に殺めていきますが、少しでもこの世に姿を残しておきたかったことから、上申書を用いて訴えたのではないかともいわれています。

3件の事件解決には確定までに時間がかかる

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どのサスペンスドラマよりも刺激があり悍ましい人生を歩んだ後藤良次は、三上と共謀して3件殺人を犯しています。

これを異例の行動を起こして訴えたことで明るみとなり検証から始まり、取調べなどを実行していると、長い年月を要します。通常死刑執行は平均して8年とされ、他の余罪捜査していれば、時間が稼げると感じたでしょうか。

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三上にとてつもない怒りと恨みをもっており、復讐を兼ねて訴えたことも事実です。ですがその一部として後藤良次は自分の「生」に執着したこともあったのではないでしょうか。

後藤良次の人生はまさに映画

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後藤良次の生きざまは映画化されており、一般人には到底理解できないアウトローな歩みであり、そのほとんどを刑務所で暮らしています。

間違ったことを嫌い、人情に溢れた温かい心を持っていたものの、切れやすく一度スイッチが入ってしまうと歯止めが利かない極悪人でもありました。

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ノンフィクション映画を作成するには、スリルある人物でありました。来世にまた後藤良次として生まれてきたとしたなら、内縁の妻と幸せに暮らすストーリーを願いたいものです。

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