北センチネル島はやらせ?入ってはいけない島の驚愕の真実と現在

訪問者の結末③布教しようとした宣教師

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2018年に、キリスト教の布教を目的に北センチネル島へ上陸したアメリカの宣教師が、やはりセンチネル族によって弓矢での攻撃を受け死亡するという事件が起きています。

ニュースやネットでも取り上げられたこの事例については、次項で、もう少し詳しく紹介します。

北センチネル島で宣教師を襲った驚愕事件とは

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布教に訪れたキリスト教の宣教師が、外界との接触を拒む北センチネル島の先住民に殺されたセンセーショナルな事件を詳しく見ていきます。

宣教師の真の目的や殺害までの顛末を、事件の経緯や背景、当時の報道なども含めてご紹介します。

宣教師は3度も行っていた

北センチネル島で亡くなったのは、中国系アメリカ人のジョン・アレン・チャウ氏(26)。彼はまず2018年11月14日の夜に独自にチャーターした地元の漁船で島への接近に挑戦します。

この日は島への接近だけでしたが、15日以降、準備を整え漁船から海上でカヌーに乗り換えて接近しますが、弓矢の雨やカヌーを破壊されるほどの攻撃にあい漁船に泳いで逃げかえるほどの失敗を2度繰り返します。

チャウ氏が不幸な最期を遂げるのは、続いて決行された北センチネル島への3度目のチャレンジの際といわれています。

動機は宣教師としての使命感

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殺害されたチャウ氏は、先住民への布教のために、数年前から経計画を練り、実は2016年と2017年にも北センチネル島への上陸のチャレンジをしています。

亡くなる直前に彼が残した日記には「主よ、悪魔の最後のとりでのこの島では誰もあなたの名を聞いたり、名を聞くチャンスすらなかったのですか?」という言葉が残っています。

死の危険もある島に単身乗り込むという、無謀な行動ですが、宣教師としての強烈な使命感を持った行動であることがうかがえます。

帰って来なかった宣教師

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チャウ氏は3度目の挑戦となる島への上陸で殺されました。この時の様子は北センチネル島付近までチャウ氏を漁船に乗せた漁師が目撃しています。

漁船からカヌーに乗り換え近づく間にもチャウ氏は容赦なく弓を射られました。チャウ氏は負傷しながらもカヌーを降り、なんとか浜に歩いてたどり着きましたが、そこで力尽きて倒れました。

その後、島民が倒れたチャウ氏の首に縄を巻きつけ砂浜を引きずり回すのも目撃されています。このため残念ながらチャウ氏は死亡したと判断されています。

殉教者として覚悟していた可能性

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チャウ氏はヨハネの黙示録をベースにした終末思想に重きを置いている「オール・ネイションズ・ファミリー」という教団に所属していました。

来たるべき世界の終り(終末)に向けて、教えを(彼にとっては未開な)先住民に広めることが、彼にとっては最も重要だったのかもしれません。

亡くなる直前の彼の日記には、海に沈む美しい夕日を見て「これが最後の夕日か」という、死を覚悟した感想が書かれています。

宣教師は不明のまま

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死亡したとされる宣教師のチャウ氏の遺体については、チャウ氏の所属するキリスト教系宗教団体等は遺体回収を求めていますが、いまも遺体は回収されないままです。

もちろん回収隊も島に上陸できていません。警察がボートで弓矢の射程外から浜の様子をうかがうと、必ず弓矢を手にした先住民があらわれ近寄れない状況になっています。

チャウ氏の遺体は砂浜に埋められていると考えられていますが、交渉が不可能であり、警察も遺体回収には否定的で、いまもチャウ氏の遺体は行方不明なままです。

批判の声も多い宣教師の行為

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警察だけでなく学者やジャーナリストからも遺体回収は現実的に不可能という声が多くあります。もちろん回収隊の死傷等の二次災害を懸念してのことです。

また別の視点として、一連のチャウ氏の行為が法律違反なため、センチネル族のほうが平穏を脅かされた被害者だという声もあります。

実際、チャウ氏を手助けした現地の住民も法令違反で処罰を受けています。

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