三菱銀行人質事件の噂の真相!人質同士で性行為させたって本当?

三菱銀行人質事件は、性行為をさせていた事実はなかったものの、性行為以外の噂であったように内容は悲惨なものでした。

死者を出しながらも、常軌を逸する行動をたくさん繰り返してきましたが、恐怖で長かった籠城も42時間でついに幕を閉じます。

警察が突入し梅川は射殺

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突撃のチャンスをうかがうため、内部の人達と連携を取って、合図を待ちながら、着実に突撃の準備を進めていました。

事件解決の日の朝、梅川は昨晩お酒を飲んでいたことや、犯行が長時間に及んでいたことから疲労もたまり、ウトウトと居眠りをしていました。

そして、梅川の近くから人が離れた瞬間を狙って隊員達が突撃し、頭、首、胸に銃弾8発の内3発が当たり、その場に倒れこみました。その後、搬送先の病院で亡くなりました。

犯人のほか、銀行員・警察官を含め5名が死亡

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結果的には梅川の射殺という形で幕を閉じましたが、犯行が始まってすぐ、要求に素直に応じず助けを呼ぼうとした行員2名が亡くなっています。

さらに、通報を受けて駆け付けた警官1名が殉職、逃げれない状況になったことを「お前の責任や」と言われ、支店長が亡くなりました。

三菱銀行人質事件は梅川を含めて計5人が亡くなるという非常に悲惨な結末となりました。

三菱銀行人質事件の現場は今も現存

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現在は名前を三菱UFJ銀行に変更してますが、建物は三菱銀行人質事件が起こった当時とのままで、同じ場所に現存しています。今はその周辺を歩いても、本当に悲惨なことが起こっていたのか分かりません。

そのため、何も知らない人にとっては普通の景色であり、当時を知る人にとっては忘れることができない場所となっています。

三菱銀行人質事件でもストックホルム症候群が見られた?

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誘拐などにより、長時間犯人と時間を共にすることで、好意的な感情を抱くストックホルム症候群と呼ばれる症状が起こることがあります。

これまでの紹介のように、人質が与えられた恐怖は想像を絶する程であり、誰もが同情する余地もない内容でしたが、中には警察に非協力的な証言をする人たちもいたという話があります。

苦しめられているのにも関わらず、犯人側に付くという不可解な行動の理由について詳しくみていきます。

ストックホルム症候群とは?

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1973年ストックホルムで起こった事件で、人質が警察に非協力的な証言をしたことで名付けられました。

犯人と長時間を共にすることで、過度の同情や好意等の感情を抱いていしまう普通では考え難い現象です。

医学的な解明もあり、命を守ろうとする防衛反応が働くことで、精神的には自分の生死を握る相手に対して同情や好意などの感情を抱きやすい心理状態であるとされています。

警察の行動を犯人に報告

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三菱銀行人質事件でも、警官に向かって「入るな」と言ったり、警官がいる場所を伝えたりと、犯行に協力的な姿勢がみられています。また、解放後も犯人を守るよう訴える人もいました。

捕らわれの身として、殺されるのを防ぐために協力的になることもありますが、生い立ちや家庭環境などを聞いている中で、同情が生まれる人もおり、かばおうとする行動をとってしまうのです。

ストックホルム症候群の心理状態は人間の心理であり、扱うのが難しく予想に反することも起こり、状態次第では恐ろしいものです。

ストックホルム症候群は家庭内でも起こり得る?

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近年では、配偶者や恋人といった人からのDVや子供の虐待などでも、犯人と被害者に似たような状況が家庭でも起こることから、家庭内ストックホルム症候群という言葉も出てきています。

例えば、子供が親から傷つけられていても、親が悪くないと思い込んだり、良い子でいようと努めるといった行動があります。

身近で起こらず、事件に巻き込まれたりなど特殊な場合にしかならない症状と思ってしまいますが、意外にも身近で起こり得る症状であることが分かります。

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