12アンタレスのインプレや性能をご紹介!12アンタレスは釣れるのか!?

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12アンタレスの生みの親である村田基さんがおすすめしているセッティングです。12アンタレスのブレーキを13メタニウムのブレーキに変え、赤3個白3個でダイアル3〜6にしてみてください。飛距離が伸びたのを実感したところで、さらに自分好みにアレンジすることができます。

12アンタレスラインキャパのインプレ

飛距離を考えると軽いラインが好ましい

12アンタレスの強みである飛距離は、当然重いラインでは出にくくなります。ラインの太さもも3号なら120巻けますが、3.5号なら100m、4号なら85m、5号なら70mとラインキャパにも限りがあります。より遠くに飛ばしたいなら軽い、細いラインが必須です。もちろんラインの素材によっても重量が違いますので、PEにするかフロロにするかによっても飛距離が変わってきます。

12アンタレス深溝スプール

太いラインで重量級の釣りが可能

ラインの使用範囲の狭さを解消したのが深溝スプール。太い糸を使用したい時など、ビッグベイトに最適なのが、夢屋12アンタレス深溝スプール。ナイロンラインでも3.5号〜5号まで対応可能なので、釣りの幅がぐっと広がります。深溝スプール付属のブレーキシューは黒(Lサイズ)でこちらも最適なセッティングを探すのに微調整が必要です。

12アンタレスのインプレ

こだわり派のアングラーをうならせる12アンタレス

釣れる釣れないじゃない。これがあればいいと思わせてくれるリール。(引用:Amazon)

初代アンタレスも所有していたが、こちらの方が扱いやすく、さらに軽い。非常によく、もう一台欲しいくらいです。(引用:楽天)

4〜5万円の買い物は決して安くはないはずですが、その満足度の高さがうかがえます。

欠点はサイドカバーが開きやすいこと

ブレーキの微調整を必要とする性質のためか、毎回ではないもののキャスト時にサイトカバーが勝手に開いてしまい、バックラッシュの要因となる事例が出ています。これは自分で開閉部分をきつく締めるか、メーカーに連絡すると開閉レバーをきつくしてくれる対応をしてくれます。

12アンタレスと他リールとの比較インプレ

12アンタレスと13メタニウムの比較

出典:Amazon

12アンタレスとほぼ同じ搭載機能を持ちながら1万円ほど値段を抑えている13メタニウム。12アンタレスの場合は、肝とも言えるブレーキシューの固定が上手くいかないという点が改善されていて、13メタニウムではしっかりはまるようになっています。その反面、サイドカバーの開けにくさブレーキシューの外しにくさから、現場での微調整がしにくいとも言われています。

12アンタレスと初代アンタレスの比較

多くのシマノファンが一度は手にすると言われる初代アンタレス。微調整を繰り返したメカニカルブレーキの小気味良い音、ベイトのドラグ音、重厚な造りでありながら極限まで軽くされたボディーに、心が動かないアングラーがいるでしょうか。使いやすさやキャスティング性能は確実に12アンタレスに軍配が上がりますが、こだわり派のアングラーには初代も捨てがたい存在です。

12アンタレスの釣果インプレ

アングラーとの相性で可能性は無限大

長距離の飛距離だけでなく、少ない力で狙ったポイントにキャストできる力があるのが12アンタレス。つまり、陸っぱりで足場が限られている場合や、ハイプレッシャーなエリアで大きくロッドが振れない場合でも小さなスナップだけで気持ちよくキャストできるということなので、今まで落とし込めなかった遠くにも近くにも、アタリの可能性が広がるということなのです。

その醍醐味は投げ味にある

軽い力で、ロングキャストを何度も繰り出せるということは、攻められる範囲も、キャスト回数も増えるわけですから、アタリの回数も当然増えることでしょう。ですが、12アンタレスの喜びは、アタリの回数や、魚の大きさといった結果ではなく、ブレーキ調整、サミングのタイミング、巻き上げの心地よさといった、その過程にあるのです。一投一投にワクワクする、そんな気持ちを思い出させてくれるのが12アンタレスなのです。

12アンタレスの魅力、結局見た目説

アングラーたちのインプレでまず出てくるのが12アンタレスの見た目のよさ。ぴかぴかに輝くリールを手にした時、誰かに自慢したい気持ちを抑えられないはずです。メタニウムミラーフィニッシュボディーと呼ばれる塗装は強靭で、多少荒いゲームの後でも剥げたり欠けたりはしないのです。調整はマニュアルで一筋縄には行かず、でも思い通りに飛び、かつ強く美しいとは、何とも心をくすぐる存在です。

まとめ。12アンタレスは必要か

この無重力感は味わっておくべき

投げた瞬間、ラインの滑り出し、キャスト直前まで滑らかに伸びてゆく安定感、これは従来の軽いものは飛びにくいという概念を覆すものです。釣り師としての経験を重ねるにつれ、いつしかアタリの回数や魚の大きさなど、結果だけにとらわれるようになっていきます。原点に立ち返って、投げること自体が楽しい、キャスト一回一回が快感という、釣りの楽しさそのものを12アンタレスで味わってください。楽しくて楽しくて投げ続けているうちに、サミング能力がアップしていた、思い通りのキャスティングが描けるようになっていた、そこが本来の目指すところなのではないでしょうか。それこそが、アングラー自身をも成長させると言われる12アンタレスの底力なのです。