古田順子とは?女子高生コンクリート詰め殺人事件の被害者
もはや人の行動と信じたくないほど、冷酷で悪魔が宿っていたのではないかと恐怖を覚えます。非行少年らが傍を通っただけの古田順子に言いがかりをつけ、死まで追いやりました。
工程が目を背けたくなる痛々しさで古田順子も耐え切れずに殺してほしいと懇願するほどでした。遺体処理に困ったのでコンクリで固めて草地へ捨てたのです。
今回は、壮絶な毎日に迫り、家族と離れた場所で孤独に息絶えた古田順子の生証に迫ります。対面してはいけなかった宿世の歯車は、ゆっくりと動き出してしまいます。まずは概説からみていきます。
少年が起こした戦後最悪の犯罪
いつものようにアルバイトを終え古田順子は、家族の待つ家に向かっていました。お腹を空かせて急ぎ足でした。不運なものですが非行少年2人にターゲットにされ、言いがかりをつけられ監禁されてしまいます。
ヤクザだから逆らったら酷いことになると脅すことで、主従させたのです。古田順子に与えられる暴行は毎日酷くなり比例するかのように、生気は抜かれていきます。
恐怖の館は少年家族もいますが、惨いことが敷地内で行われていることなど梅雨知らず、最期は誰にも看取られることなく息を引き取り、遺体は無残な形で発見されるのです。
事件の内容があまりにも残虐だった
レイプからスタートしていった悪のオンパレードです。暴力は日付が変わるごとにエスカレートしていき、少年らの気に入らないことがあると憂さ晴らしにあたります。
全身におよぶヤケドからはウミができ痛みも想像を絶するものだったと察します。17歳の若い命光は徐々に細くなっていき、ぱたりと輝くことをやめたのです。
青春を謳歌する年頃でありますが、耐えかねない痛みと闘いながら逝ったのです。
現在でも酷すぎる事件として語り継がれている
コンクリ事件が発覚したのは年号をまたぐ昭和です。輝かしい未来があったことでしょうが無念にも幕は閉じてしまいます。恋をしたり就職や夢、結婚など思い描く未来は光に満ちていたのです。
偶然にも巡り合ってしまった宿命とは、惨いの一言に尽きます。我が国で起こった犯罪はたくさんありますが群を抜いて傾注され現在も風化されることなく継がれています。
古田順子の家族も家出だから探さないでという言葉を鵜呑みにせず、必死に探しあてることができていたらと悔やんだのです。
古田順子の生い立ち
大変評判がよく優秀でありながら、外見も魅力的で秀外恵中でした。短い歩みが悔やまれてなりません。素晴らしい能力を生かして社会で活躍していたことと思います。
現在、生きておられたら40代後半となっていて母となっていたでしょうか。キャリアウーマンで仕事をこなし人望厚い女性の憧れになっていた姿さえも想像できます。
悲しい最期を遂げたいま亡き天使が、噛み締めながら一生懸命歩んだストーリーを追います。