すると不思議なことにこれまで黒色が生えてきた毛穴から白色の髪が生えてくるようになります。抜くと増えもせず減りもしない理由は、白い髪が形成されるメカニズムと何ら関係がないからなのです。
白髪を抜く時期=白髪が増える時期と重なるので増えた気になる
ではなぜこのような誤解が広まることになったのか、そもそもなぜ抜くと増えた気持ちになるのかという点ですが、ある理由が考えられます。
その理由が、抜く時期が白髪が増えるタイミングと丁度ベストマッチするからです。そのため、気分的に増えたような気になるのです。
目立つ白部分を抜くうちに、今度は次の存在に気づき、また次と追いつかない状況が出来上がり、その結果、抜くと増えるという錯覚を起こしたという訳です。
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白髪を抜くより楽しむのも手
抜くとかゆいし痛い、かといってそのままにしておくのも嫌だし、切るのも数が多くて大変で染めるのも手間と手詰まりの方もいるかもしれませんが、意外な解決策があります。それが楽しむことです。
白髪は顏が優しく見える?
なんだかデメリットのイメージの多い白色ですが、しかし楽しめる要素もあります。実は白髪だといつもよりも優しい雰囲気で見えることが分かっているのです。
年を取ると、顔つきもそれらしく変化し黒の毛とは相性が悪くきつく見えることもたびたびあるようです。また、染めた黒色は自然でなく、どこか不自然でそれも相まって険しく見えることがあります。
しかし、白色の毛は、年齢相応であり黒色よりも表情と相まって、温和に見えるのだそうです。柔らかい雰囲気の年配と受け止めてもらえたら、うれしい物でしょう。
グレイヘアが流行っている
実は近年ではグレイヘアが流行っていることをご存知でしょうか。その色にしたいがために染めずに育てると考える女性も多いようです。
先ほども言ったように、年相応の柔らかさなどを身に着けることもできますし、かなりおしゃれに、白と合うファンションに気遣ったりで楽しみもあります。
昨今では、髪のケア費用を白い毛に合うようなファッションにつぎ込んだ方が充実しているとの声もあるようです。
白髪を抜かなければ髪が健康になる
抜くことなくそのままの自然体の色でいることで、より髪の毛が健康に保たれるともいわれています。そもそも抜くと、同じ毛穴から生える毛すらも健康を害すことになります。
だからこそ、抜くことはぜったいできないのです。さらにそのままの白い毛を保ち続ければ、コシが戻ったり艶も復活する可能性が見込めます。
染めたら染める分手間と痛みも激しくなります。自然に白色のままでいることが、一番の健康髪も形成につながるのです。
白髪がかゆいときは抜いてもいい?
白い髪を見つけてなかなか苦労をしているなと思う人も多いでしょうが、抜いてもかゆいし何かいい方法や打開策がないものかと頭を悩ませている人も多いでしょう。
見つけた時にふとかゆいと感じる人もいることでしょう。抜いたときにもひりひりと感覚に襲われることもありますが、そんなとき抜いてもいいものなのでしょうか。かゆみとの関係から調査をしていきます。
白髪とかゆみには本来関係がない
一度かゆいと感じてしまうとかきむしってしまう人はいるかと思います。そんな人からすれば、どうにかしてかゆい衝動を抑えたくて毛を抜いてしまう人も居るでしょう。
しかし、実を言うとかゆい衝動と白い毛の因果関係は本来ありません。なんだか痒いと感じているのは、そのほとんどが気のせいなのです。こちらの理由も明白です。
先述した白の毛が生えるメカニズムである細胞の話には、このかゆい衝動との関わりのある要素が一切かかわってこないからです。実際に感じたことのある人は不思議に思うかもしれませんが、全くの気のせいという訳です。
白髪の表面にざらつきがあるためかゆいこともある
かゆい衝動と関係がないとは言いますが、しかし理由をつけるとしたらいくつか考えられます。一つ目が毛の表面にあるざらつきです。
実は白髪の毛は表面がざらついていて肌に触れると刺激を与えることが考えれます。そのため、毛の成長中に頭皮や毛穴を刺激してかゆい発作を起こしているのではと考えられます。
毛穴の形が他の形と違うため
別の理由としては、毛穴の形が違うためにかゆい衝動を発生させるというものです。毛の色が異なるとその毛穴の形状も異なります。
白髪の毛穴は通常の黒色の毛の生える毛穴とは形状が違うので、その分圧力が生じてかゆい発作が生じるという訳です。
頭のかゆみは頭皮をマッサージすると改善する
かゆみの正体についてはわかりましたが、ではそんな衝動を我慢するしかないのかというとそうではありません。しっかりと改善策も用意されています。
その策は頭皮マッサージです。一刻も早くその衝動を抑えたいのであれば、マッサージが最も効果を表すようで、じわじわとゆっくり対処することで見違えるほどかゆみを無くすことができるそうです。
白髪を抜く夢はどんな意味?
ここまで毛の色で悩んでいる人もなかなかいないと思う方もいるでしょうが、しかし悩みは夢の中まで現れることだってあります。夢ですら毛を伐採していくのですが、一体何の意味があってこんな夢を見るのでしょうか。
それでなくても悩みの種なのに、夢にまで出てこられたらたまったものではありません。しかし、夢に関してはあまりいい意味がないそうなので、軽く覚えておくといいでしょう。
白髪を抜く夢の意味①老いを意識したくない
一つ目の意味としては、老いを意識したいという願望の表れだといわれています。特にこれまで見つけ次第撤去してきた人であれば、こういった夢を見やすいようで、その願いが如実に表れているのだそうです。
やはり、毛の色の変化は老いの象徴でもあります。自分ではまだ若い意識でも、見た目が変われば老いは感じるものです。
いつまでも若々しく居たいという思いが、特に意識しない夢の世界でいつもの抜く癖と一緒になって夢で出ているのだと言います。
白髪を抜く夢の意味②大事なものが無くなる
占い的な意味では、近い将来大事なものが無くなる可能性が示唆されているともいわれています。髪は誰しも大事なもので、長年付き添ってきた体の一部です。
その一部を抜くという行為は、何か大切な物を無くすという意味合いに繋がってくるそうです。何か仕事で使う道具、あるいは生活で長年愛用していたものが無くなるかもしれません。
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メラニン色素が作られない原因は?
白髪発生原因については、先述したように細胞の劣化などでメラニン色素が作られず、いつも通りの黒色を出せないからこうなると紹介しました。では、メラニン色素が作られない原因は何なのでしょうか。
実はこの髪の研究は今でも未解明な部分が数多く存在し、未だ謎な部分が多いそうです。そんな中でも有力とされているのが、遺伝や病気、栄養不足というものです。
もちろん加齢による細胞の劣化やストレスもありますが、若くして悩む人は上記理由も考えられるそうです。遺伝についてははっきり判明もしていませんが、後天的にできることはなかなかないそうです。
また、病気によるものについては、薬の副作用も含まれるそうです。さらに最も身近なもので言うと髪にとって必要な栄養の不足もあるそうで、やはり栄養を含むケア用品も有効な油断の一つのようです。
白髪を増やさない方法は?
抜かずに行う改善策については触れてきましたが、根本的な増やさない方法はないのでしょうか。その方法について調べたところ、最も根本的な解決に至る方法がありました。
それが規則正しい生活を営むことです。十分な睡眠時間をとり、バランスの良い食事をとることが最も効果的な方法だといわれています。
これ一つで、毛根と細胞の様子が変わり頭皮の環境が大幅に改善されるので、見てわかるほどに大きく予防につながるといわれています。
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白髪を抜くのはデメリットが多い!
見つけてしまうとついつい抜きたくなる存在。癖の様にピンセットでひたすらにぞんざいに扱いがちですが、抜くことで知らないでは済まされない数のデメリットがあります。今後は丁重に扱いたいものです。
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