千葉祐太郎死刑囚の生い立ちから現在まで!石巻3人殺傷事件の犯人に迫る

千葉祐太郎の起こした「石巻3人殺傷事件」とは?

17歳になった千葉祐太郎はある女性と付き合い始めます。しかし幸せな交際とは言い難く、千葉は彼女に対して頻繁に暴力をふるい、交際相手である彼女はDV被害に悩んでいました。警察にも何度か相談していました。

彼女が別れを切り出した後も千葉はしつこくつきまといます。一種のストーカーです。事件前夜にも実家に押しかけており、危険な予兆が見られた最中で事件が起きてしまいます。

石巻3人殺傷事件の概要①元交際相手の姉と友人を殺害

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千葉祐太郎は元交際相手にしつこく復縁を迫っていたようです。元交際相手の姉はそんな状況の妹をとても心配し、千葉から彼女をかばっていました。千葉はそんな姉の存在を疎ましく思っており、事件前には姉に対する殺意も口にしていたようです。

無念にも被害者の一人となったもう一人の女性は、元交際相手の中学時代からの友人でまだ高校生でした。この友人は彼女からDV被害等についてよく相談を受けていたようです。元交際相手を心配し守っていた一人でした。

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事件が起きたのはある民家でした。そこは元交際相手の実家だったのです。当時犯行現場となった寝室には、亡くなってしまった姉、心配して来てくれていた友人、姉の知人の男性、そして元交際相手とその娘(生後4ヶ月)がいました。

侵入した千葉祐太郎は元交際相手の奪還が第一の目的でしたが、周囲から阻止されます。そして、警察に通報する姉に逆上し、持参していた刃物で腹部を何度も刺して殺害します。次に、悲鳴を上げる高校生の友人に襲いかかり、姉と同じように腹部を何度も刺して殺害しました。

石巻3人殺傷事件の概要②元交際相手の姉の知人男性を重症に

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その後、千葉祐太郎は救急車を呼ぼうとしていた知人男性にも襲いかかり、胸を突き刺します。しかし、不幸中の幸いで男性は一命をとりとめ、全治3週間の大怪我を負いました。

この知人男性も姉を通じて、元交際相手への暴力やつきまとう彼女に千葉については把握しており、相談に乗っていたうちの一人だったようです。

石巻3人殺傷事件の概要③元交際相手を拉致

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犯行後、千葉祐太郎は元交際相手を車に乗せ拉致監禁し、逃亡します。共犯の少年も一緒でした。知人から借りた車で石巻市内や東松山市内を走り回り、途中で車を変えたりしながら逃げ切ろうと試みます。

このまま元交際相手と逃亡し新しい生活でも夢見ていたのでしょうか。残忍な犯行の裏には計画性も見え隠れしていました。

千葉祐太郎と元交際相手の間には娘がいた

実家にいた元交際相手の娘(生後4ヶ月)ですが、その父親というのは千葉祐太郎です。交際していたときに出来た子どもで、妊娠が発覚した当初は周囲から反対されますが、反対を押し切ってまで生んだかけがいのない娘でした。

石巻3人殺傷事件の概要④逃走中に現行犯逮捕される

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しかし、逃亡は成功せず、事件発生から6時間経過した13時過ぎ、千葉祐太郎と共犯の少年は警察に囲まれます。元交際相手の彼女に対する未成年者略取・誘拐罪及び監禁により即刻逮捕されました。

千葉祐太郎は隠ぺい工作も行っていた

被害者に刃物を振り上げたのは千葉祐太郎ですが、凶器を共犯の少年に握らせてわざと指紋をつけたり、返り血を浴びた服を共犯の少年に着せる等していたことが明らかとなっています。

自分の罪を共犯の少年に被せるかのように隠ぺい工作をしていたようです。この行為は身勝手さを示すとして裁判でも焦点となりました。

千葉祐太郎の事件後は?裁判での様子は?

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石巻3人殺傷事件の裁判では、千葉祐太郎が少年であることや彼の決して幸せとは言い難い生い立ちが争点となりました。最高裁までもつれた裁判はどのように進んでいったのでしょうか。

争点となったのは「年齢」「殺意の有無」「刑の重さ」

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この裁判では、犯行当時殺意があったかどうか、3名殺傷という被害の甚大さに見合う刑の重さ、そして被告・千葉祐太郎が未成年で少年犯罪という点が争われるポイントとなりました。

家庭の事情があれど更生の余地がないとされた

千葉祐太郎の生い立ちや家庭環境も裁判で赤裸々に明かされます。事件の一因とも判断されましたが、それを踏まえてもなお、今回起こした事件の被害の甚大さや残虐性は許し難く、千葉の今後の更生は望めないものと判断されました。

事件中の記憶がないと語った千葉祐太郎

犯行について、後にあって千葉祐太郎は驚くべきことを口にしています。何とその時は頭が真っ白になって記憶がなく、殺害当時の詳細な記憶が欠如していると話したのです。

このことについて、専門家の見解では「解離性障害」という自分の体から自分が抜け落ちてしまったような状態であったと推察されるといいます。虐待等を受けた人が発症しやすいともいわれており、千葉の生い立ちとも一致するという見方もあるようです。

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