プチョヘンザとは?「put your hands up(手を上げろ)」のこと!
「プチョヘンザ」という変な呪文のような言葉をご存知ですか?ヒップホップミュージックやライブ好きだったり、流行言葉に敏感な方はもう知っているという方も多いでしょう。
ご存知ない方は、英語の「put your hands up(プット ユア ハンズ アップ)」を外人さんっぽく読んでみてください。「ぷちょへんざ」に聞こえませんか?
そうです、「プチョヘンザ」とは「put your hands up」の発音を、思い切りカタカナで書き表した言葉のことです。
プチョヘンザの意味とは?
日本語で書き表すと意味があるように思えないプチョヘンザですが、もちろん元の英語ではちゃんとした意味のあるフレーズです。
それでは、日本語に訳すとどんな意味があるのか、また英語ではどんな場面で使われる言葉なのか紹介しましょう。
プチョヘンザの意味は「手を上げろ!」
「プチョヘンザ=put your hands up」を日本語に直訳すると、「あなたの両手を(上に)挙げなさい」という意味です。
注意すべきは「hands(手)」が複数形なところ。片手ではなく両手です。授業で「分かった人は手を挙げて」と言う場合は動詞も変えて「Raise your hand」が一般的です。
プチョヘンザは英語では銃を持った相手に言うことも
プチョヘンザは、歌詞やライブの煽り文句として海外だけでなく国内アーティストにも使われるようになっています。そしてそこから転じて、現在はSNSや日常会話でも軽い感じで使われます。
ただし本場の海外英語圏では、場合によっては「両手を上げろ」という意味そのままに、まさに警察が抵抗する相手に言う「手を上げろ!」という場面でも使われる、強い意味もあるフレーズです。
プチョヘンザの使われ方とは?
もともとの意味は「手を上げろ」ですから、そうそう使う機会がないフレーズのようにも思えますが、若者を中心に実はいろいろな場面で使われています。
ここでは、プチョヘンザがどんな場面で、どのような意味合いで使われているのか見ていきましょう!
プチョヘンザの使われ方①ライブ
プチョヘンザと言えばまず、思いつくのがライブ。ヒップホップやクラブミュージック、海外アーティストだけではなく、最近では日本人アーティストのライブでも使われます。
「手を上げろ」という脅し文句ではなく、「手を挙げて!体全体で盛り上がってこーぜ!楽しもーぜ!」という、観客を盛り上げるための煽り文句として使います。
ヒップホップの世界では他にも独特の用語やスラングが使われます。その一つ「プロップス」について紹介しているこちらの記事もぜひご覧ください。
プチョヘンザの使われ方②日常の会話
一方でプチョヘンザは、かわいい、面白い言葉の響きもあるので、新しい言葉に敏感な若者を中心に「手を上げる」という最小限の意味合いで使われます。
「これからご飯行く人プチョヘンザ(手を上げて―!)」のように、何かに同意を求めるときに、サラリと日常会話に軽く滑り込ませて使います。
プチョヘンザの使われ方③
日常会話だけでなく、ツイッターやLINEなどSNS上のメッセージのやり取りの中でも「この指とーまれ!」的なフレーズとしてプチョヘンザが使われます。
「週末BBQ行ける人プチョヘンザ」のように仲間を募るときの呼びかけや、「クリスマスボッチだったやつプチョヘンザ(泣)」のようなネタフレーズとしても使われます。
プチョヘンザの使われ方④ひらがなだと可愛さが増す?
英語由来なのでカタカナで文字表記されることが多いプチョヘンザですが、「ぷちょへんざ」とひらがなで書かれることもあります。
「ぷ・ち・ょ」という丸みを帯びた文字にすると、ふんわりした印象になるので、若者、特にかわいいものに目がない女子高生などは、ひらがなで「ぷちょへんざ」と書くことも多いです。
プチョヘンザの使われ方⑤歌詞でも多く使われている!
プチョヘンザはライブ会場の煽り文句だけではなく、英語歌詞の一部として、また楽曲の中でリフレインするフレーズとして、そしてサビの決め歌詞などとしても使われます。