その理由は、カウンセリングルームで行われるのは病院のそれとは異なり医療行為ではないから。そのため医療保険で負担の軽減を行えず、大抵1万円ほどの料金となる模様です。
ロールシャッハテスト図版は購入可能?
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実践する中では方法でご紹介しました通りカラーのあり無し合わせた図版が使われます。これを個人的に入手し使用するるのはできるのかというのは難しいと答えざるを得ません。
専門分野のため個人購入は難しい
基本的にそんな図版を利用するのは専門分野の中の診査においてですから、それを一個人が所有する目的で手に入れることは難しいだろうと推測されています。
ロールシャッハテスト VS サイコパスAI「ノーマン」
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蓄積された過去の情報の中から判断し、人間の心理を読み取ることのできるロールシャッハテスト。実は過去にサイコパスな思考を持つ人工知能「ノーマン」との対決を行ったこともあります。
ロールシャッハテストをサイコパスAIが受験
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従来は人間の心理を把握するための診査であるロールシャッハテストでしたが、これを人工的に作成され、更に一般的なものとは違うサイコパスAIを対象にしてロールシャッハテストが行われました。
サイコパスAIノーマンとは
通常サイコパスは、一般の人間とかけ離れた思考を持っている、反社会的な思想を持つ人物等が当てはまる精神病質とも呼称されるものですが、ノーマンはこれを人工的に作成したものです。
つまり、このサイコパスAIは人間の手によってサイコパス的な思考をするように学習を積み重ねており、本来の人間のサイコパスのそれに近しいものと考えてよいでしょう。
ロールシャッハテストの回答が戦慄のサイコパス
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限りなく本来のサイコパスに近い思考を可能としたAIが、ロールシャッハテストを実際に受診した結果は果たして如何になったのか。それは通常のAIとは全くかけ離れたものになったのです。
AIノーマンのゾっとする回答例
例として、通常のAIが「花と花瓶があるように見える」と回答したロールシャッハテストの絵に対し、サイコパスAIは「銃で殺された男」と答える等、聞いただけでゾッとする回答ばかりだった模様。
ロールシャッハテストの信頼性は?
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前述のテストは回答者がサイコパス的な思考を持っていたために当てはまらないような回答になった等、精神状態によって回答に差がある模様。では、そんな心理を探る診査、果たして信頼性はどうでしょう。
ロールシャッハテストの信頼性は低い
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冒頭でロールシャッハテストは100年近く前に考案された精神状態を診断する診査であると記述しましたが、信頼性については疑わしい所があると度々指摘されている模様。
雰囲気や状況で回答が変化する
何故信頼性が低めなのかと言えば、それはロールシャッハテストを実際に受診した際のその場の雰囲気、状況といった不確定要素が回答に影響してしまうから、信頼性が低い模様です。
ロールシャッハテスト対策法がある
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加えて、資格試験等でも採用されていると記述しましたが、ロールシャッハテストに対してなんと対策法と呼ばれるものがネット上に出回っているのも信頼性低下の一因。
対策法と言ってもどうしようもないのではと感じる方もいるでしょうが、診断する側が望ましいとされるような回答があり、それが出回っているから信頼性を低くしているようです。
ロールシャッハテストの曖昧な基準
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信頼性に関わっているのは、一枚の抽象的な絵を見た時の回答は人それぞれであること。多少見え方の傾向を予測できたとしても、完全に掴むまでは不可能で異常か否かの判断も曖昧です。
どこからが正常でどこからが異常に値するのかを明確に判断できないのも、信頼性に関係している模様です。
ロールシャッハテストで一定の傾向は分かる
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ロールシャッハテストの様々な信頼性に関わる要因はありますが、それでも診査としてある以上完全に信頼性が失われているというようなことはありません。
正確に人間の心理状態を把握することは不可能ですが、受診した人間の考え方、感受性といった部分についてはある程度知ることを可能としていますから、訳もなく信頼性を疑うのは野暮でしょう。
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心理テストにおけるロールシャッハテストの位置づけ
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サイコパスとの対決や信頼性の有無等はさておき、様々な部類がある心理的な診査の中で、ロールシャッハテストはどんな部類の診査なのでしょう。