リッチピアーナの死因はステロイド?トレーニングや5%の意味も解説

彼の「5%」のホームページではサプリメントからTシャツなどのアパレルまで販売されています。彼の写真も多く掲載されており、亡くなった今現在でも彼の存在感が十分に伝わってきます。

ステロイドの危険性

SNSの中でも、ステロイドを取り入れていたことを隠さずに話しています。ステロイドと聞くと、薬としてのステロイドを思い浮かべる人が多いです。筋肉を増強させるものと薬で使うものは全く違います。ここではその違いについてもみていきます。

ステロイド剤とアナボリックステロイド

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喘息や皮膚の治療薬として医者から処方されて使う薬がステロイド剤です。糖質コルチコイドがホルモン中の炎症や免疫を抑える働きをします。一方、アナボリックステロイドとはタンパク質の合成を促す作用があります。こちらはスポーツの世界ではドーピング薬にあたります。

ステロイドの副作用

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ステロイドを筋肉増強のために使ったことで体に起きる変化についてはまだ研究段階です。しかし、いくつかわかっていることからも体にとってはものすごく害があるということです。現段階でわかっているのは肝機能障害、黄疸、ホルモンバランスの崩れ、腹痛、吐き気があげられています。

男性ホルモンが過剰に増加

過剰摂取すると、男性ホルモンが急増しその反動で女性ホルモンも体の中で大量に増えます。このことが原因で男性なのに乳房が女性化するケースが見られています。また女性の生理前のようにホルモンバランスの崩れによりイライラが抑えられなかったり、体中の倦怠感、精神を病んで最悪の場合には自ら命を絶つケースもあります。

見た目にもわずかに変化が起きる

過剰に摂取すると見た目にも変化が現れてきます。男性ホルモンが体の中で増えることにより抜け毛が増えてきます。また男性機能にも障害をもたらします。睾丸の機能が低下したり、萎縮するケース、性欲が衰えるケースもあります。

症状が出始めたときはすでに遅し

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体に取り入れ始めると依存性があるため、とり続けてしまうケースがあります。すぐに体に悪い反応が出るわけではないため、これくらいなら継続しても問題ないと考えがちです。しかし症状が出始めたころは手遅れの場合があるため注意が必要です。ひどい場合には症状が少しづつ出ていることに気づかず命を落とす人もいます。

ボディビルダーの危険な体作り

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今回は20年近くステロイドを取り続けていたリッチピアーナを取り上げましたが、そのほかにも無理な体作りを行ったことで若くして命を落とした人がいます。筋肉が盛り上がった姿に美を感じるため、大きくすることが目的となっていますが、体は無理な要求にすぐに反応しません。そのため、薬などをとりいれるケースが多いですが、体への負担も考慮しなければなりません。

若くして命を落としたボディビルダー

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「ボディビルダーは短命」といううわさが流れたことがありましたが、これは若くして命を落としている人が多いからです。無理な体作りが命を削ってしまったと考えられていますが、年を取っても体をキープしている人も多いのが事実です。

インスリンが死因と疑われるゲント・ウェイクフィールド

ボディビルダー、レスラーとして活躍していたゲント・ウェイクフィールドですが、35歳の若さでこの世を去りました。彼は怪我を理由に現役を退きましたがその後、再び体作りのためにインスリンなどをとっていたと噂されています。はっきりとしていませんが、これが死因となったのではないかと考えられています。

無理なトレーニングやサプリメントが死因と考えられるサム

サム・スタンダーウィックは25歳の若さでこの世を去りました。彼は死後の検査で心臓の動脈が70%詰まっていたことが明らかになっています。命を落とすことになった原因は発表されていませんが、バルサルバ法という筋肉に緊張を与え、本来の力以上の力を発揮させるトレーニングを行っていました。しかしこれは血圧の急上昇をひきおこすなど危険な方法です。

プロテインの過剰摂取も危険

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筋肉をつけるためにまず思い浮かぶのがプロテインです。最近では一般の人でも摂取しているケースが多くなりました。しかし人工的に作られているものでタンパク質を摂りすぎてしまうため危険が潜んでいる場合があります。

人工的タンパク質が及ぼす健康被害

肝臓や腎臓は栄養素を分解する体にとってとても重要な役割を果たしています。プロテインに含まれる人工的タンパク質を摂りすぎると分解過程で出される毒素が過剰に分泌され体中に回ってしまいます。これがひどくなると人工透析が必要となる可能性があります。

ミオスタチンについての詳しい記事はこちらをご覧ください。

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