ビックベイト「ガンタレル」のインプレ!特徴や使い方まとめ

ガンタレルカラー紹介

水質や使い方によりカラーを選べば釣果が上ります。ブルーギルの多いフィールドへ行かれる方は、2種類以上用意しておくと良いでしょう。中でもおすすめはウロコホロモデルです。ホログラムがボディーのウロコにちりばめられていて、より見切られにくくなります。

出典:楽天

 

ガンタレルの特徴①

ラインアイがおでことあごの2か所あり、おでこに付けるとタダ巻きで潜ってくれます。バスがサスペンドしている時期やサーチベイトとして使いたい時におすすめです。

あごに付けると水面付近を泳がすことができます。スピードによっては背中を出して引き波を立てて水面を泳がせられるのでトップウォーター的にも使えます。ビッグベイトの中でもラインアイでアクションを変えられるタイプは珍しいです。リアルな形状だからプレッシャーの高いエリアでも使いやすいです。

ガンタレルの特徴②

ガンタレルはタダ巻きだけでいるエリアは出てくるので、良いエリア悪いエリアの判別をする際はとても手っ取り早くわかりやすいです。ブルーギルもブラックバス同様にカバー周りにいる事が多いのでカバー周りにキャスト。水質がクリアな時は低い弾道でキャストして、マッディな時は高い弾道で水しぶきを上げてアピールします。ウエイトを足す事でサスペンドやシンキングにする事を考えてフローティング仕様になっています。

ガンタレルの特徴③

S字系の中では動きにトルクがあります。多少ごみを拾っても動き続ける為、浮き草やゴミがあっても気にせず投げられます。ガンタレルは70gと重いので浮きゴミを掻き分けて着水してくれます。チェイスだけでバイトに至らないとき、リトリーブ中にトゥイッチを加えることで180°以上のターンを繰り返していきます。まるで相手を威嚇するかのような振り向きターンに驚いたバスは、反射的に口を使ってしまう事でしょう。

ガンタレルの特徴④

フックはトレブルフックになっています。フッキングが良くなり、ばらしが少なくなります。しかし、暴れるように動いたり、引っかかりやすい特性があります。しかしフェザーフック仕様の為、暴れやすいトレブルフックをボディーに沿わせる動きにします。トレブルフックのみの場合はS字アクションが荒々しくなりますが、トゥイッチの際ターンが簡単にでるようになります。好みによって交換してください。

ガンタレルの使い方・コツ①

基本的には他のジョイントベイトと同じ。ガンタレルはステイするだけでも反応が出ます。目安としては10秒以上ステイさせる事でバスが近づいてきます。その後、ゆっくりとタダ巻きしていきます。S字アクションを活かしつつ、一定のスピードで巻き、広範囲にサーチしていきましょう。バスのいそうなポイントで反応が無ければ移動しましょう。できるだけストラクチャーやカバーに絡めながらゆっくりリトリーブしていきます。左右にカバーが無くても下にある沈んである物から突き上げて来ることが多々あるので、船べりまで気を抜かないようにしましょう。ときおり速度を変化させるのが有効的です。

ガンタレルの使い方・コツ②

キャストの基本はカバーの奥へ。だか、スピナーベイトやフロッグと違って、空中でカバーに当てると根掛かりを避けにくくなってしまうので、カバーに当ててから落とすのではなく、カバーギリギリ手前で落とすよう心がけましょう。しかし、全てのキャストが奥狙いではありません。時には、カバーから離して引いてみたり、オーバーハングのシェードと日向の境目を意識するよう心掛けてショートで落とすなど、バスの反応を確認しながら着水点を調整していくイメージです。

着水直前のサミング操作でスライドを出します。着水直後はとても重要なポイントで着水直後のガンタレルの動きで釣果が大きく左右されます。理想的なのは、着水の時にガンタレルが頭から落としてスライドさせることです。これは本物のギルに近い動きです。着水直前にサミングをかけて落とすようにすれば成功率が高まります。

ガンタレルの使い方・コツ③

表層から少しずつレンジを下げて探っていきましょう。少しの間、表層で押してみてチェイスやバイトなどの反応が無ければ少しずつガンタレルの泳層を深くします。急な増水や減水があった時は元のレンジを狙って見るといいかもしれません。例えば、1週間前までは水面下1mで反応が集中していたとして、急に1m増水したとします。このような時は1m+1mで水面下2mを狙っていきます。バスが水位の増減に対して急には対応出来ないと想定します。

ガンタレルの使い方・コツ④

シーズン別に操作テクニックがあるので紹介します。春〜6月はスローなタダ巻きが最も釣れます。チェイスがあったらトゥイッチでダートさせたりターンさせてしまうと逆効果になりがちです。5月まではスローなタダ巻きを続けていくと後ろからつつくようにバイトしてきます。6月からは本気喰いしてきます。

ただ、7月中旬以降になってくると、逆になってバスがトゥイッチを好むようになります。特に複数尾のバスが追って来た時はイレギュラーなアクションで口に入れて来ることが本当に多くなります。断言はできませんが、日によってバスの好きな動きが移り変わっているのは確かです。色々なアクションを試して傾向を探って見てください。トゥイッチにしても、ロッドを強く煽って180度ターンさせるのか、弱めのアクションで軽くぶれた動きにさせるだけでも結果は変わって来るはずです。次は秋。水温が最高水温から下がってくると再びただ巻きの季節です。川島勉プロが公言しているガンタレルシーズンは5〜9月。ギルもバスもシェードに集まる季節になります。

まとめ

基本的なガンタレルの操作はタダ巻きとシンプルなため、サーチベイトとして有能ですし、70gという重量感から操作時の手ごたえを楽しめると思います。そこには繊細なS字アクションやボディーだからこそだと感じます。そして、ガンタレルの特徴である180°ターンをおり混ぜてバスの反応に対する調節を行ったり、シーズンごとにガンタレルの操作に変化を加えていきましょう。このようなシンプルな操作の中にある繊細さを磨くことで、釣果アップが見込めると思います。