8小節を2人でやると実質1人4小節になってしまいますが、ミメイはその中でもしっかりと押韻で存在感を示します。
気付けばミメイが次にどんなライムを吐くか待ってしまうほど、このバトルを独壇場にしてしまいました。
ミメイ(ラッパー)が放ったパンチラインを紹介!
ミメイがこれまでバトルで放ったパンチラインの一部を紹介します。
入れ墨入れなくてもスキルお墨付き
先ほどの動画でも紹介していますが、「俺はイカれた押韻主義」「入れ墨入れなくてもスキルお墨付き」はミメイのスタイルをよく表しているラインです。
ミメイが他の押韻系MCと一線を画しているのは、韻となる部分以外のクオリティ、そして即興性です。このラインも、アウトローな相手に最適のラインで、且つ「上手いこと」も入れ込んでいます。
このレベルのパンチラインがほとんどのバトルで飛び出すので、ミメイは強いMCというよりも上手いMCだと言われています。
頭の容量が5GB
ミメイのスキルを世間に知らしめたのはこのラインではないでしょうか。これは「第4回MRJ」でゴギガギガギゴ(9for)と対峙したバトルの最後のバースでした。
「ゴギガガガギゴが正解だぜ」「そうゆう頭の容量が5ギガバイト」というライムで、観客は完全にミメイ側に傾きました。
相手の最後のワードを拾って自然に始まり、完全トップオブザヘッドでディスへ繋げる圧倒的スキルフルな返し、そして最後の「吉沢明歩」まできっちり踏み切るのも天才的です。
司会業なら敗者が一番お似合いさ
MCバトルの司会も務める「怨念JAP」というラッパーと対峙したバトルでミメイから飛び出したラインです。
「司会業(歯科医業)なら敗者(歯医者)がお似合い」という、もはや一度聞いただけでは理解できないレベルのダブルミーニングを平気で使ってきます。
内容や言い回しなどもクールで、彼は見た目だけじゃなくラップもイケメンなんです。
言葉遊び系ラップ①
他にもミメイは言葉遊びのようにラップする事も得意としています。以前の動画では「野球のポジション」や「料理のさしすせそ」を散りばめてラップしたバトルもありました。
先述したゴギガギガギゴ戦では、バトルビートがOZROSAURUSの「星を願う」であったことから、2バース目で太陽系の惑星で遊んでいます。
「水性(水星)ではなく油性で残す文字 ほのかに香る金木犀(金、木星) このてっぺん天皇制(天王星) ではないけどお前は仮性包茎(火星)」「最後は搬送され119(地球)だな」
言葉遊び自体は長文のライミングや強烈なディスではないのですが、観客が唸るような高等技術を見せつけてバトルの優位に立つことが出来ます。
もちろん即興ではなくネタなのですが、実際に使うタイミングはバトルの流れ次第なので、臨機応変な対応ができるミメイだからこそ扱える技なのです。