ズンドコベロンチョの意味とオチのネタバレ!世にも奇妙な物語で話題に!

ズンドコベロンチョは1991年に世にも奇妙な物語で放送され、ストーリーテラーのタモリが数ある作品の中で一番好きだと紹介しました。2015年には藤木直人が主演でリメイクされています。この記事はズンドコベロンチョの意味やあらすじなど詳しくご紹介します。

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知識欲が止まりません。 頑張って書きますので、読んでいただけると幸いです。

ズンドコベロンチョとは?「世にも奇妙な物語」の登場作品!

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ズンドコベロンチョという謎の言葉を聞いたことがありますか?字面だけでは理解できない、しかし一度聞くと何故か頭に残る、この不思議な言葉について徹底解説します。

ズンドコベロンチョは世にも奇妙な物語のドラマ作品!

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ズンドコベロンチョとは、「世にも奇妙な物語」で1991年4月18日に紹介された話の1つです。

俳優の草刈正雄さんが主演を務め、ズンドコベロンチョという謎のワードに振り回されていく一人の男を描いたお話です。その語呂の良さや内容の奇抜さから、見た者にグッと記憶を残す話です。

タモリが一番好きな作品で紹介され藤木直人でリメイクも

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このドラマはストーリーテラーとしてタモリさんが毎回登場することでおなじみですが、そのタモリさんが一番好きな話として挙げられ、「SMAP PREZENTS ドラマの裏の本当のドラマ」で紹介されました。

あまりにも人気があるため、2015年11月21日「25周年記念!秋の2週連続SP傑作復活戦」では藤木直人主演で新たに撮りなおされました。また、この話が元で脚本家の北川悦吏子氏までもが注目を浴びました。

草刈正雄さんの息子についてはこちらをご覧ください

ズンドコベロンチョのあらすじを紹介!

1991年に放送されたオリジナル版の「ズンドコベロンチョ」のあらすじを紹介します。ぜひ動画もご覧ください。

エリートの三上修二に知らないことはなかった

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主人公は絵に描いたような超エリート、三上修二。日頃から難解なビジネス用語を多用し、「俺は全てを知っている」と自負する男で、知識のない人間をとことん馬鹿にし、他の社員を無能と見下す嫌なヤツです。

それだけでなく、会議で「アトリウム」の意味を知らない年配社員に対しては、「勉強不足」と愚弄して罵詈雑言を浴びせます。「アメニティって?」と聞きに来た上司の事すら、心の中で小ばかにします。

女性モノのブランドにも詳しいだけでなく「アルマーニの〇〇」と商品名すらも把握するほどの博識で、それが故プレイボーイな一面もあります。そんなハイスペックな三上を中心に、物語は妙な方向へ展開していきます。

ズンドコベロンチョの意味を知ろうと躍起になる主人公

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いつものように仕事をしていると、オフィスで同僚が「昨日のズンドコベロンチョ見た?」「ズンベロ見てないなんて業界人じゃないよ」と話す会話が耳に入りました。

初めて聞いた「ズンドコベロンチョ」というワードに三上は思わずピクッと反応します。

三上は咄嗟に知っているフリをしましたが、俺が知らない人気番組が存在するなんてあり得ない、と急いで本屋に走り雑誌を片っ端から見漁りますが、詳しく書かれている雑誌は見当たりません。

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また別の日、ヨットハーバーで女性たちと話していると、今度は「ズンベロって可愛いわよねぇ」と再び話題に上がりました。

挙句、「三上さんってズンドコベロンチョに似てなぁい?」とまで言われますが、また適当に笑顔を作ってその場を乗り切ります。番組だと思い込んでいた三上は動揺しています。

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さらに別の日、上司を中心に同僚たちが楽しく話しているので近づいてみますが、残念なことに話題はまたズンドコベロンチョでした。

和気あいあいな空気の中、「またその話か…」といわんばかりの苦笑いを浮かべます。

上司から「君はズンドコベロンチョをどう思うかね」と聞かれてしまったので、これまでの周囲の感想をもとにイメージを固めようとします。

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三上は、ズンドコベロンチョというのはきっと”たま”のような音楽バンドなんだと確信し、「あの歌は一度聴いたら忘れられませんよ。ハハハ。」と答えてみます。

すると、場がシーンと静まり返り「失礼じゃないか!」と逆に上司を激昂させてしまいます。

会社の同僚も「変な冗談言うなよ」と言わんばかりの顔でその場を離れていき、お茶くみの女性社員たちも睨みつけながらゾロゾロとその場を去って行くのでした。

ズンドコベロンチョは周りの誰もが口にするように

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ズンドコベロンチョが徐々に日常に影響しはじめた事を感じ、さらにズンドコベロンチョについて調べます。ですが必死になって探しても、外国語の辞書や現代語の辞典などには載っておらず、一向に正体がつかめません。

街では宣伝カーすら走っている人気ぶり。スピーカーから「ズンドコベロンチョがあなたの街にやってきました」と流している宣伝カーと偶然すれ違います。

今度こそ正体をつかむべく、三上は急いで宣伝カーを追いかけますが、間一髪で逃げられてしまいます。

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試しに寿司屋で注文しても「ズンドコベロンチョなんてしゃらくせぇモン、うちにはおいてねぇ!」と帰される始末。

路地裏ではサラリーマンが「ズンベロキック!」とヤクザに蹴られているのも見かけます。「おい!何見てんだ!」と凄まれ、急いでその場を逃げ出し帰宅します。

未だ正体がわからないまま、自宅に帰りお風呂に入っていると、妻と小学生くらいの娘が「テレビにズンドコベロンチョが出てる」と話す声がリビングから聞こえてきます。

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体も拭かずに急いでリビングに向かうも、番組は終わってちょうどエンドロールが流れ、娘がテレビを消したタイミングでした。娘に何の番組だったか聞きますが、娘はふざけるばかりで答えてくれません。

ついに三上は怒鳴りつけ、娘を泣かせてしまいます。そこまで怒らなくても、と言って妻が娘を抱っこし「今度ズンべロ買ってあげるからね」と寝室につれて行き、三上はリビングに一人残され呆然とします。

ズンドコベロンチョを知りたいという気持ちが、ついに家庭にも影響し始めてました。

「ズンドコベロンチョって何?」と主人公が尋ねるところで終わる

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娘がハマっているのであれば、きっと子供番組に出てくる可愛いキャラクターだろうと確信し、夜な夜な一人で机に向かい、まるでとり憑かれたかの如く、何枚もの絵を一心不乱に描き続けます。

翌日オモチャ屋さんに行き、「ズンドコベロンチョを1つくれたまえ」と店員に伝えると、「アンタ、ふざけるんじゃないよ!」と掴みかかられ、警察を呼ばれる事態に。

何とか逃げ出すことが出来ましたが、周りの全員が知っているのに自分一人だけが全く知らない恐怖に、そして未だにズンドコベロンチョのイメージすら把握できていない事に、さらに迷宮へと落ちていきます。

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とはいえ元々職場では仕事のデキる男。上司の部屋に呼ばれ、次の大きな仕事のチーフを任されることになります。しかし喜んだのも束の間、その仕事は「ズンドコベロンチョ・プロジェクト」だと発表されます。

いよいよ逃げ場を失った三上は、放心状態で上司の部屋を後にしオフィスに戻ると、同僚たち全員から「おめでとうございます!」と祝福して迎えられます。何故かお寿司屋さんや町のヤクザたちも祝福しています。

オフィス内の全員がお祭り騒ぎの中、三上が振り向き「教えて…ズンドコベロンチョって何?」と半泣きで尋ねたシーンでこの話は終わります。

ズンドコベロンチョの脚本は北川悦吏子!誕生秘話とは?

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