このような理由があり、著名なスポーツ選手であってもキューバから亡命する必要があったのです。
セルジオオリバは「Mr. Chicago」で優勝を果たす
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フロリダで生活した後、1963年にオリバは、米北部のイリノイ州に生活拠点を移します。その頃には本格的なボディビルのトレーニングを始めており、製鉄所で働いた後、数時間のトレーニングをこなしています。
同じ年にオリバは生活するイリノイ州シカゴで開催される「Mr. Chicago」というボディビル大会に出場します。もちろん初出場ですが、いきなり優勝を勝ち取ります。
そして、ボディビル大会の見どころは、鍛え上げられた肉体美ももちろんですが、観客からの面白い掛け声も大きな見どころです。下記のリンク先の記事では、ボディビル大会での面白い掛け声をまとめて紹介しています。
シュワちゃんを破り「ミスター・オリンピア」で快挙
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そして1966年オリバはボディビル大会の最高峰である「ミスター・オリンピア」に出場します。そこで初出場ながら4位入賞を果たし、世界に大きなインパクトを残します。
そして翌年、ミスターオリンピアに向け万全のトレーニングを重ねてきたオリバは、見事に優勝を勝ち取ります。
さらに69年大会では、アーノルド・シュワルツェネッガーを破り優勝をしています。シュワルツェネッガーが同大会で黒星をつけたのは、オリバに負けた69年のただ1回です
女性のミス・オリンピアも開催
近年では、女性が出場できるミス・オリンピアも開催されています。女性ボディビルダー人口が拡大している中、年々出場者が増加しています。
ミス・オリンピアは出場者の容姿だけではなく、身体能力等も審査対象になり、ミスター・オリンピアとは違った魅力があります。
日本人も出場している?
1994年から2002年まで開催されていたシニアオリンピアには、日本人の石村勝巳が5度出場しています。そして2000年には60代部門で1位に輝いています。
現代では日本でも筋トレは一般的になっていますが、ボディビルの文化においてはアメリカの方が進んでいると言えるでしょう。
ジムの数も質もアメリカの方が圧倒的に多く、筋トレ大国であると改めて認識できます。
そして現在日本で有名なボディービルダーといえば、鈴木雅が挙げられます。彼のトレーニング法や食事などの情報は下記のリンク先の記事からどうぞ。
オリバをかたどったトロフィーがある!?
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あまり知られていませんが、彼のポーズをかたどったトロフィーが存在しています。トロフィーは全体が黄金で、彼のの見事なボディを忠実に再現しています。
ただしこのトロフィーは非売品のため、ネットで稀に出回っているのみです。フリマサイト等に運が良ければ出品されている場合もあるため、こまめにチェックしてみましょう。
セルジオオリバのトレーニング内容とは?
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ここからは、ボディビルダーなら気にならない人はいないであろうオリバが行っていたトレーニング内容について紹介します。ボディビルダーだけでなく一般人が行う筋トレにも、参考になるメソッドがたくさんあります。
働きながらトレーニングを行っていたセルジオオリバ
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「神話」とまで呼ばれたオリバですが、普段は製鉄所で働く普通の庶民でした。そのためトレーニング時間は仕事終わりの数時間がトレーニングの時間でした。
セルジオオリバのトレーニングは週に6日間!3時間程度行う
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そしてトレーニング時間ですが、週6日で1回に3時間程度のトレーニング時間となっています。仕事終わりにしか時間を割けないためフルに時間を使えませんが、それでもあの肉体を創り上げたのは見事の一言です。