絶滅危惧種・日本最大の淡水魚「イトウ」とはどんな魚?魚が熊を食べた?

イトウが優雅に泳ぐ姿を見ることができるなんて素敵ですよね。ぜひイトウ釣りに挑戦する前に北の大地の水族館に足を運んでイトウを間近でじっくり見ておきましょう。また釣りが得意ではない方でもイトウに興味のある方はぜひ訪れてみてください。

イトウの産卵

「イトウはなぜ絶滅危惧種になったのか」の項目でもお話しましたが、イトウはサケとは違い繰り返し産卵を行います。産卵期の4月~5月、イトウは川の上流に向かって一斉に遡って2,000粒から10,000粒の卵を産みます。産卵を終えるとイトウはエサがいっぱいある中流へと戻ります。

イトウの食べ物

イトウはまだ小さい時には水生昆虫を食べます。川の水面に落下してきた陸生昆虫はあまり食べないそうです。成長するとヤマメやマス、ドジョウを食べるのですが、ある研究報告では動きの遅いフクドジョウを一番多く食べているのだそうです。

さらに大きなイトウになると、なんとヘビやカエル、そしてネズミや水鳥のヒナ等を食べることもあるそうです。小動物も食べてしまうのであれば、熊を食べたという伝説も本当にあった事なのかもしれません。

イトウの釣れる時期

イトウが釣れる時期は地域によって少し異なります。北海道の南の地域では3月頃と10月、11月、東・北の方では5、6月、10月~12月がシーズンとなります。ただ場所によってルールがあり、乱獲することはマナー違反になりますので、気をつけましょう。

イトウの釣り方・釣れる場所

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