ドリームキャッチャーは知の神にまつわる昔話がある
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スピリチュアルなアイテムには、やはり神様に纏わるお話がつきもの。ドリームキャッチャーにも神様に纏わる伝承が存在します。昔、ラコタ族の族長の前にクモの姿をした知識を司る神のIktomiが現れ、『人間が生まれてから死ぬまでの生の中で、時として邪悪な力が誤った方向に導こうとする』と語りました。
そして『悪い力を捕らえ、良い力を流れさせるこの蜘蛛の巣を受け取りなさい』と言って族長に木の枝で出来た輪に張ったクモの巣を手渡したのです。族長はそのクモの巣を部族の民の枕元に飾り、人々は良い夢を見られるようになりました。その後、ドリームキャッチャーの作り方を部族内で広め、部族の民は自分だけのドリームキャッチャーを作るようになっていったのです。
蜘蛛は昔から、不思議な力を持つとされています。スピリチュアルな白い蜘蛛に関する記事も合わせてご覧下さい。
現在も残るネイティブインディアンの儀式
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商品として広まることを快く思わないネイティブインディアンにとって大切な伝統は、ドリームキャッチャー以外にも沢山存在します。その中でも、スピリチュアルな世界に生きる彼らが守ってきた儀式を2つご紹介します。
スウェット・ロッジ
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ラコタ語で『イニィピー(子宮)』と呼ばれるこちらの儀式は、魂と肉体の浄化を目的としています。ドーム状のテントを子宮み見立て、焼いた石を運び込み、タバコや薬草の香りでテント内を熱蒸気で満たします。その中であらゆる物や生物に感謝の祈りを捧げることで、不純が清められるのです。
ビジョン・クエスト
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ラコタ語で『ハンブレチア』と呼ばれるこちらの儀式は、成人等の大きな転機を迎えた者が自分の使命を見つける為に行われる儀式です。自分の使命と出会うには、過酷な試練が待ち構えています。
神聖な場所で祈りを捧げた後に、石の輪で結界を作ります。その間は一切の飲食はせず、眠る事も出来ません。1晩から4晩過ごした頃、精霊からのお告げを受け取ることが出来、それが自分の使命と出会うという体験なのです。
ドリームキャッチャーの正しい飾り方は?
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根強い人気を誇るスピリチュアルアイテム。正しい飾り方が存在することを知っている人は少ないかもしれません。正しいドリームキャッチャーの飾り方をご紹介します。
ドリームキャッチャーは寝室に飾るのが正解!
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悪夢に纏わるお守りなので、まずは寝室に飾ることが大前提です。悪夢はネットに捕まり、良い夢は羽を通して伝ってくるので、枕元が好ましいです。また、同じ場所に置くことで運気が下がるという考えもありますので、夜は枕元に、昼間はお日様の当たる窓辺に飾るのもお勧めです。
朝日の当たりやすい場所が良い
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寝室に窓が無いお宅も有るかもしれませんが、ドリームキャッチャーを飾る場所として理想的なのは朝日が注ぐ窓のそばです。朝日に当たると、悪夢を溶かしてくれるからです。悪夢にとって天敵とされる朝日が降り注ぐ場所がお勧めです。
車の中や玄関に飾るのは伝統的には誤り
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ドリームキャッチャーをインテリアとして活用する為か、車の中や玄関等で時々見かけますが、それは本来の意味とは異なった飾り方なのです。伝統的なドリームキャッチャーの飾り方は、寝室の枕元に飾る事が正しいとされています。