その時、オブジワ族の文化であるドリームキャッチャーが、他の部族に広まっていったのです。バラバラだった部族が、作り方を教え合うことで交流も深まり、次第に独自の編み方も形成された為、部族によっても多少の違いがあるようです。
ドリームキャッチャーの売り物を快く思わない原住民も
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部族を繋ぐ象徴としての役割を持っていたドリームキャッチャーですが、最近ではインディアン以外にも広まり、商品として扱われるようになりました。異文化を広く共有することは素晴らしいですが、商品として広められる事を好ましくない文化交流だと考えるネイティブインディアンの存在もあるのです。
スピリチュアルな伝統を大切にしている彼等にとって、ただの装飾品として扱われる事は好ましくないのです。作り方や編み方を真似たとしても、そこに心が通っていないと全く別のアイテムになってしまうと考えられてしまうのかもしれません。