三浦崇宏は注目のPRプランナー!経歴やアイデア論と人脈論を紹介

三浦崇宏氏は株式会社GOの代表として様々な広告やPRを手がけています。その斬新なアイデアが話題となり多くの賞も受賞しているカリスマプランナーです。そのアイデアはどこからくるのか?三浦崇宏氏の生い立ちやアイデアの出し方、人生観を徹底調査します!

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三浦崇宏とは?話題のクリエイティブディレクター!

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三浦崇宏と聞いて「知っている」と答える人は多くないかもしれません。しかし、彼が今まで行ってきた企画を知るとどれも知っているものばかりです!そんな話題のクリエイティブディレクター、三浦崇宏について詳しくご紹介していきましょう。

三浦崇宏は株式会社GOの代表取締役!

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三浦崇宏はThe Breakthrough Company GO (以下、株式会社GO)のクリエイティブディレクターです。この会社は広告やPRをメイン事業としていますが、クライアントの要望があれば投資、M&Aのサポートやイベント、人材紹介等も行うなど所謂「何でも屋」の側面もある面白い会社です。

三浦崇宏は数々の賞を受賞!

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三浦崇宏は国内外で数多くの賞を受賞しています。具体的には、「日本PR大賞」「CampaignASIA Young Achiever of the Year」「ADfest」「フジサンケイグループ広告大賞」「グッドデザイン賞 カンヌライオンズクリエイティビティフェスティバル 2013 PR部門ブロンズ」「2016 ヘルスケアPR部門ゴールド」「2017年 プロダクトデザイン部門ブロンズ」です。

三浦崇宏の手がけたPRをご紹介!

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数多くの広告賞を受賞されている三浦崇宏。ここでは「え、あの広告って三浦崇宏が関わっているの?」と驚くような広告を一部ご紹介します。ここでご紹介するだけでも様々なジャンルの広告を作り上げています。そしてそのほとんどが一度は目や耳にしたことがあるものでしょう。どのような広告か見ていきましょう。

三浦崇宏の手がけたPR①AKB48の楽曲MV

今やアイドル戦国時代、その火付け役としても過言ではないAKB48の楽曲「願いごとの持ち腐れ」のMVを担当しているのは三浦崇宏です。このAKBのMVは2017年5月にリリースされています。”AKB史上最も泣けるMV”との呼び声も高いこのMVは、11分を超す長編となっており、まるでショートムービーを見ているようです。

三浦崇宏の手がけたPR②日産自動車

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ロックンローラー、矢沢永吉の「やっちゃえ、日産!」というワンシーンは一度聴いたら耳から離れないほどインパクトがありました。その広告戦略を生み出したのも彼!”短い言葉で多くを語る”とはまさにこのことですね。日産関連では「日産セレナ宇宙たんざく」も手掛けています。

三浦崇宏の手がけたPR③少年ジャンプとのコラボ企画

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「週刊少年ジャンプ」に関する広告事業にも携わっています。大きな話題ともなりご存知の方も多くいますが、何と東京メトロとのコラボ企画!「ジャンプwith東京メトロスタンプラリー」と題したこの広告は、東京メトロ各駅にその駅に関することを歴代のキャラクターたちが紹介するという、斬新且つジャンプファンにはたまらない企画となりました。

三浦崇宏の手がけたPR④漫画キングダム

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今や全世界で累計発行部数、3600万部と誰もが知る有名漫画となった「キングダム」。その宣伝広告として、東京の主要駅5駅にでかでかとキングダムを宣伝したのも三浦崇宏が作り上げたものです。この広告で印象的だったのは、そのキャッチコピー。「今、一番売れている、○○」、本来ならばキングダムはコミック漫画なので、「○○」には「漫画」と入りそうなところを「ビジネス書」と謳った点です。

ここに、既存のキングダムファンを対象にしただけでなく、「普段はキングダム、ましてや漫画自体を読まない層」にも興味を湧かせ新たなキングダム市場を開拓していくという、三浦崇宏の発想力の凄さを感じます。

三浦崇宏の手がけたPR⑤TENGAエナジードリンク

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新商品の「TENGA NIGHT CHARGE(通称、飲むTENGA)」のCM事業で、三浦崇宏は業界では掟破りとも言える行動で業界からの注目を集めます。それは、CM撮影現場の画像等を「SNSで発信してもよい」許可を出したことです。CM解禁日を待たずに流出することは本来タブーとされているが、出演者が自身のSNSに投稿するなどしたことで、ツイッターのトレンド上位に入り、発売前の消費者の期待値や認知度を上げる結果となりました。

AKB48史上「最も泣けるMV」を作った背景とは

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前述でも触れた三浦崇宏が手掛けた一つ、AKB48の「願いごとの持ち腐れ」。これは依頼元であるAKBのプロデューサー、秋元康からも「AKBのこれまでの中で一番泣ける作品にしてほしい」とのオーダーを受けて制作をしています。

MVの舞台は3月を持って閉校となってしまう静岡県の小学校で行われています。AKBメンバーも実際に小学校を訪ね撮影しています。そんなAKB48の今回の曲に込められた思いは、「誰かのためを思って願うときに人は強くなれる」というテーマ。そんなテーマをくみ取り、最高の作品に仕上げた三浦崇宏。AKBのメンバー自身も涙する思い出の作品となりました。AKBのメンバーと生徒たちが練習を重ねた合唱もとても見どころになっています。

三浦崇宏の経歴①学生時代

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これ程の有名なPRを数多くこなしてきた三浦崇宏とは一体どのような人生を歩んできたのでしょうか。次はそんな彼の生い立ちや経歴から、今の彼のクリエイティブなアイデア、思考力の原点となるものが何かを探っていきたいと思います。

三浦崇宏は裕福な幼少期と夜逃げの経験も

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三浦崇宏の両親はいわゆる芸術一家の出身で、父親はダンサーとして活躍後、美術商を職業とし、母親はオペラ歌手でした。何と幼少期から私立に通うお坊ちゃま少年時代を過ごしています。一方、彼が小学5年生の頃に、バブル崩壊の波を直に受けた父親の事業が破綻し一家で夜逃げ、天国から地獄の生活を経験しています。

三浦崇宏は幼い頃から負けず嫌いな性格

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三浦崇宏は幼少期から負けず嫌いで、一番にこだわる性格でした。この性格が今の彼の「妥協しない」クリエイティブな仕事に活かされていることは間違いありません。その性格な反面、努力は嫌いだと言うので面白いです。その為、常に「努力せずに一番になる方法」を考えていたそうです。

三浦崇宏の柔道で活躍した学生時代

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前項の努力せずに1番になる近道は中学から始めた柔道でも生かされています。三浦崇宏の通う中学は進学校で、勉強の時間を確保するのは必須。柔道を鍛錬する時間は極力節約したかった三浦崇宏は、何とレスリングや総合格闘技の道場に通い始めます。柔道とは異なる技に反応する身体と目を慣らし、その結果、短時間でも全国大会に出場するほどの成長を遂げました。

三浦崇宏は早稲田大学の文学部で小説を書いていた

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実は小学生の頃からの夢は「小説家」だった三浦崇宏。夢を追いかけて早稲田大学在学中は文学部で小説を書いていたこともありましたが、一人机に向かっての作業が性格には合わないと実感します。それと同時に、この頃から、一人よりも「仲間と何かを成し遂げる」ことが自分に合っているのではと考え始めます。

三浦崇宏は就活エピソードが波乱万丈?!

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就職活動ではテレビ局か広告会社の2択を志望していた三浦崇宏ですが、より多くの選択肢と可能性が広がる広告会社を最終的に志望します。その就職面接が何とも武勇伝!

博報堂の最終面接で「特技」を記載する際にとんでもないことを書き、当時の人事局長に「これはふざけてるの?」と言われたり、別の会社では「これからやりたいこと」を答える際に、「御社を変えるやり方が3つあります!」など面接官がひやっとする大胆発言をしたりしました。この両採用面接では当然採用されませんでしたが、一度不採用となった博報堂を受け直し、無事内定をもらいます。

三浦崇宏の経歴②博報堂時代

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博報堂と聞けば、言わずと知れた広告業界の最上に君臨する大企業です!三浦崇宏の社会人生はこの博報堂からスタートしますが、入社してからの彼の日々は波乱万丈。ここではそんな「ありえない!」エピソードと共に、彼の博報堂時代に迫ります。

三浦崇宏は入社早々衝撃発言で仕事を干された!

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就職面接でも冷っとする衝撃発言を連発していた彼ですが、何と入社直後にも同じことをしでかします。自分を過大視して生意気な発言を連発。加えて頼まれごとも素直に応じず、自分の提案が否定されると「何がダメなんですか?」諸先輩に食って掛かることも多かったそうです。その結果、周りから使いづらいと半年くらい仕事を与えられない状態になります。

三浦崇宏が仕事を干されている間の活動とは?

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会社に行っても何も仕事を任されない、「仕事がない」状態が続いた時期は、会社の業務とは全く関係のないスタートアップ企業をメインとするコンサルティングを行ったり、TBSに突撃訪問して放送作家などの活動に精力を出したりして日々を送っていました。

三浦崇宏が再び仕事に戻ったきっかけはスラムダンク

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そんな三浦崇宏を博報堂の本業に戻す後押しをしたのは、バスケットボールの超有名漫画「スラムダンク」。この時期、同期が大きなキャンペーン企画するなど活躍が聞こえる中、「今の自分の活動はしていても、博報堂内では全く成長していない」と自覚したそうです。

そこから上司にスラムダンクの登場人物さながらに涙しながら土下座し、仕事をもらえるよう泣いて頼みます。そこからようやく博報堂の三浦崇宏の社会人性はスタートしていきます。

三浦崇宏は博報堂で多数の賞を受賞!

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PR戦略局に異動になってからの三浦崇宏はその類いまれな才能と発想を武器に、博報堂で数々の事業を手掛けていきます。そのきっかけとなったのが、2013年にカンヌのPR部門で受賞するまでに至った「土のフルコース」という企画です。これは、2012年に、3.11東北大震災の風評被害に苦しむ、ある園芸用に良質な土を販売する企業からの依頼でした。この企業は「土が安全であることを多くの人に理解してほしい」という思いで博報堂に相談を持ち掛けました。

そこで三浦崇宏が考えた企画が「土のフルコース」。その名の通り、土を使ったフルコース料理をメディア関係者に試食してもらい、食べられるほど良質であると理解してもらう企画でした。

まさに、百聞は一見に如かずならぬ、百見は一行動に如かずという訳です!このプロジェクトはインパクトもさることながら、世界中で注目され高い評価を受けることになります。これがカンヌ受賞に繋がるのですが、依頼した園芸資材業者の売り上げにも繋がりました。

三浦崇宏同様に、海外でも注目を集めている日本人映像作家がいます!興味のある方はこちらもご覧ください。

三浦崇宏の経歴③独立と株式会社GOの設立へ

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博報堂で輝かしい成績を収めていたにも関わらず、三浦崇宏は博報堂を退社して自身の会社を設立する道を選択します。続いては、三浦崇宏は独立し新会社「GO」を設立した経緯とそこでの活躍をご紹介していきます。

三浦崇宏が独立しようとしたきっかけとは

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三浦崇宏が独立しようとしたきっかけの1つは、「クリエイターの力で企業の課題を見直し、事業価値を高める」ことに博報堂という会社内では限界を感じたことです。

目の当たりにしたエピソードの1つに、とある商品CMで、CM自体は成功したものの、商品の売り上げはそこまでだったことがあります。本来博報堂の社員としては、「自分たちのやるべき仕事は成功した」と喜ぶところ、三浦崇宏はその企画で商品事業の成功には貢献できなかったとショックを受けます。

次に、本来の広告会社のメイン事業であるテレビやネットではなく、もっとクリエイティブやマーケティングに対して企業からお金をもらい、それに見合う仕事をしていきたいと考えたからです。広告会社である博報堂の追求するものとは少し異なる思想です。大企業が故、そんな三浦崇宏の考えを簡単に採用して、新たな事業を作るにも時間がかかり、本当にスタート出来るかも断言出来ません。それらのきっかけで、三浦崇宏は独立しようと決意します。

三浦崇宏は元電通の福本龍馬と会社を設立!

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10年働いた博報堂を退社し、三浦崇宏と会社を共同設立したのは、旧知の仲で当時電通のメディア部門にいた福本龍馬。他にも、立ち上げメンバーとして、外資系金融機関でファイナンス業務を担っていた松浦由紀、相談役として元吉本興行でナインティナイン等の有名タレントのマネージャーを担当し、今ではQREATORという総合営業代理店の代表でもある佐藤詳悟の4人で始めたのが「株式会社GO」です。

三浦崇宏が株式会社GOの社名に込めた思いとは

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前社の退職理由の1つでもある、「クリエイターの力で企業の課題を見直し、事業価値を高めたい」。その為には一度相談を受けた企業にはとことん向き合い、結果が出るまで出来ることは全力を尽くしたい、「とことんやってみる!」、こんな思いから設立した会社に「GO」と名付けたきっかけがあります。

三浦崇宏が手がける広告で主要広告賞をいくつも受賞!

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博報堂でも数々の賞を受賞した三浦崇宏ですが、株式会社GOでも更なる偉業を成し遂げます。「日本PR大賞」を始め、「CampaignASIA Young Achiever of the Year」、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨する「グッドデザイン賞」、「カンヌライオンズクリエイティビティフェスティバル ゴールド」など数々の賞を受賞しています。

三浦崇宏の斬新なアイデアはどこから来るのか?発想方法に迫る!

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