アイスに賞味期限がないって本当?食べかけでも大丈夫⁉その理由は?

アイスに賞味期限がないことをご存知でしょうか?アイスは-18℃以下の冷蔵庫で保存していれば、10年先でも食べることができます。この記事では、アイスに賞味期限が無い理由や、食べかけのアイスや一度溶けたアイスにも賞味期限は発生しないのかについても解説します。

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アイスの賞味期限は?冷凍庫にいれておけばない

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年齢・季節に関係なく、多くの人に好まれて食べられているアイス。実はアイスには、賞味期限や消費期限の表示がないことをご存知でしたか?

冷凍庫に入れておけば、10年後も賞味期限を気にすることなく食べることが出来るのです。

アイスの賞味期限がない理由は?

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なぜ賞味期限が書かれていないのか?その理由はアイスという食品に、賞味期限を表記する義務がないからなのです。なぜ義務付けられていないのか、ご説明していきます。

賞味期限がない理由①使用原料が少ない

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アイスは、牛乳・生クリーム・卵黄・砂糖の4つの材料を使って、作ることができます。しかし、卵も乳製品も入っているのに、本当に期限はないのか?と不安になってしまいます。

賞味期限がない理由②微生物が発生しない

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アイスは-18℃以下の温度で保存していれば、微生物が増えることがなく、食品が劣化しないのです。冷凍庫から、いつ買ったのか思い出せない…なんて掘出品が出てきたとしても、安心して食べることができます。

賞味期限がない理由③安定した商品だから

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『-18℃以下』という条件さえ守られていれば、5年、10年といった長期保存をしていても、大きく変化しません。品質が安定しているため、賞味期限を表記する義務が免除されたのです。

賞味期限がない理由④表記の義務が無い

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これはJAS法(日本農林規格)という法律により定められているので、ますます安心していただけるでしょう。

通常、期限が3カ月以内の食品は年月日の表示が必須、3ヶ月以上の食品は年月での表示が許可されていますが、10年経っても平気なアイスのように規格外に長く保管できるものは、賞味期限の表記を免除されるのです。

どんなアイスにも賞味期限はない?

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一言にアイスと言っても、味や成分が異なり種類が色々あります。乳脂肪分の割合によって、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスと呼び方が変わりますが、なんといずれも賞味期限はなく、きちんとした環境で保管されていれば10年先でも食べられます。

冷凍庫で保存すればアイスの賞味期限は無い!

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冷凍庫の温度は、JIS規格(日本産業規格)により『-18℃以下』であると定められています。家庭用は-18℃以下、業務用は平均-20~30℃に設定されているので、ここに入れておけば腐る心配は要りません。

この温度は、細菌の繁殖を防ぐことと、食品の酸化・酵素反応といった劣化を抑えることも可能なのです。

餅入りアイスでも賞味期限は無い

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中に餅が入っているタイプや、餅に包まれている商品もありますが、『細菌が増殖しない』という理由がポイントなので、基本的には賞味期限の表記もなく、問題もありません。

同様に、チョコチップやナッツが入っているものも含み、5年後も10年後も心配は要りません。

手作りアイスでも賞味期限は無い

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有難いことに、手作りでも期限の心配はいらないのです。しかし、企業が作るものと家庭で個人が作るものでは、工程や環境に大きな差があります。

一分一秒、作っている最中にも食品は悪くなっていく為、問題ないとはいえ早めにお召し上がりになることをお勧めします。

作っている最中に-18℃以上の環境なことが条件

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製造される過程で、冷却までには殺菌も兼ねて最大約70℃まで熱して行われています。また、冷却する『フリージング』と呼ばれる工程を行うことで、口触りを均一にしてくれます。

手作りする際に、冷凍庫に入れてから一定時間置きにかき混ぜるのは、口触りを滑らかにする大切な作業です。

アイスに賞味期限がないなら一度溶けても平気?

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様々なサイズがあり、一人分のものから、それより少し大きめのもの、業務用のような大きなパーティサイズの商品が販売されています。食べかけのものや、冷蔵庫に入れるのを忘れて液化しまった場合も、問題ないのでしょうか?

溶けたアイスにも賞味期限はないが風味は落ちる

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液化したものをその後冷やして食べても、身体に問題はありません。しかし、再硬化したアイスを食べても本来の口どけは残っておらず、風味が落ちた状態になります。

アイスの風味が落ちる理由

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同じ成分が再び固まっただけなのに、なぜ風味が変わるのか。それは、液化したことにより、うまく混ざり合っていた成分のバランスが崩れ、粒子が大きくなってしまうことが原因でした。

食べかけのアイスを美味しく食べる目安は1週間

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『少しだけ』『一口だけ』と思って開封し、『食べかけだけど、残りは後日食べよう』なんて日もありますでしょう。10年後でも平気とはいえ、食べかけのアイスは、1週間以内のほうが風味に変化なく、召し上がっていただけます。

食べかけアイスの保存方法は?

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食べかけを美味しく食べるための方法として、次のような工夫が挙げられます。『①表面を平らにする ②密封する ③臭いの強い食品と一緒に置かない』というひと手間を加えることで、より良く食べかけを楽しめます。

アイスに霜がついたら賞味期限は発生する?

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冷蔵庫内で発生する霜は、空気中の水分が急激に冷やされて結露したものが、固まることにより作られます。調子の悪いものや、古い型の冷蔵庫で発生しやすい傾向があります。

アイスに付着する霜は、アイスから出た水分が固まったものなので、霜がついていても心配要りません。

霜がついたアイスは風味が落ち滑らかさが減る

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少し液化した食べかけのものを再硬化すると、次に見た時に霜ができてしまったり、表面がカチカチに固まってしまったりします。アイスに含まれる水分量が変化するという理由で霜が発生し、本来の口触りが失われてしまいます。

アイスに霜のつきやすい冷蔵庫とは?

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古い冷蔵庫、小さい冷蔵庫は霜が発生しやすいですが、多くの人に共通しているのは『開け閉めが多い冷蔵庫』です。

-18℃に保たれていても、開け閉めが多ければ中の温度が変化して霜が発生するため、食べかけでなくとも、多少溶けたり成分が変化し風味にも影響します。

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冷蔵庫の開け閉めは、どの方も日常で必須ですよね。そうすると、開封していなくても風味に影響し、10年後に食べてみても、同じような味にはならないと言われます。

開け閉めを減らすことは、冷蔵庫内の温度調整の回数も減らし節約に、霜の心配も無くなって一石二鳥です。

アイスの賞味期限がないことへのみんなの反応

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賞味期限がないことを知っている人は少なくないようですが、新たに知った人はみんな驚きの声を上げています。そんな声を一部、ご紹介していきます。

冷蔵庫の中をアイスでいっぱいにしたい!

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冷凍庫を開けたら一面のアイス…好きな人には夢のような光景ですね。しかし賞味期限がない為、大量買いしてこの夢を叶えることが可能なのです。

アイスなのに賞味期限が書かれている?

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逆に期限が書いてある商品を発見して、驚いたという声もありました。日本で販売されているアイスには、殆ど期限の表記はありませんが、外国産のものには表記がある商品もあるようです。

製造日も書かれていない!

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冷凍庫の奥から、いつ買ったのか分からないアイスがひょこっと出てきた時、製造日を確認しようとする方もおられます。なんと、アイスには製造日も書かれていないのです。

工場から販売店まで品質が保たれるのであれば、製造日の記載がなくとも品質に問題はないということですね。

ホールケーキの代わりにアイスケーキ

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誕生日に買うホールケーキが食べきれないので、ホールのアイスケーキを購入される方も。こちらも期限がないので、好きなときに好きなだけ食べれば良いということでも高評価を得ているようです。

風味が落ちたアイスのアレンジレシピ

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