JP THE WAVY(ジェイピー・ザ・ウェイビー)とは?
日本で活動するラッパー兼ダンサーです。1993年に生まれの26歳。神奈川県湘南出身でRAPを始めたのは18歳。ヒップホップクルー・D.T.R.I(Do The Right Inc.)にも所属しています。2016年よりソロプロジェクトとして新たにJP THE WAVYを名乗り、単独での活動を本格的に開始しています。
「Cho Wavy De Gomenne」が大ヒットし注目を集めたJP THE WAVY
2017年5月、YouTubeに投稿した「Cho Wavy De Gomenne〈超WAVYでごめんね〉」があっという間に広まりました。『Cho Wavy De Gomenne』は、ミュージックビデオで見せた音楽性、ファッション性、そして独特のダンスが話題となりました。JP THE WAVYは13歳の時からHiphop danceを習っており、踊り子としても活動しています。MVの振付も自身で考えたものです。
カリスマラッパー・SALUとのフューチャリングし話題に
翌月にはカリスマラッパー・SALUを迎えた楽曲「Cho Wavy De Gomenne Remix feat.SALU」を公開。渋谷での若者たちの活気づいた映像、ゆったりとしたフロウとRAPのビートに乗せた「超WAVYでごめんね」といたフレーズが話題を呼び、InstagramやTwitterではハッシュタグ「#超WAVYでごめんね」が流行し、真似をする人が続出しました。
リミックスはSALUからの電話がきっかけだった
JP THE WAVYとSALUは、Spikey Johnの紹介で知り合い、『良かったら、今度一緒に曲でも』と連絡先を交換。JP THE WAVYはとりあえず交換しただけで挨拶だと思っていましたが、後日『リミックスしたい』と電話連絡があり、具体的に話しが進みます。
JP THE WAVYのプロフィール・経歴を紹介!名前の由来も
突如現れたラッパーJP THE WAVYはどんな人物なのでしょうか。名前の由来やプロフィールを詳しく見ていきましょう。
JP THE WAVYの名前の由来は「波」と「くせっ毛」?
JP THE WAVYの名前の由来は「jp」は「日本」。「wavy」は湘南平塚出身で海が好きなので〝波〟とかけていることと、自身が天然パーマであり、くせっ毛も英語で〝WAVY〟言うことから名付けました。JP THE WAVYのインスタグラム名も「Sorry Wavy」。「超WAVYでごめんね」というフレーズは友人と会話していた際に「wavy」っていいね、曲に活かしたいねとなり、インスタグラム名を使って「超WAVYでごめんね」が出来上がりました。
D.T.R.I(Do The Right Inc)のメンバーとしてデビュー
ダンスクルー「Do The Light Inc.」に所属しています。リーダーである「Carlos」は歌唱力があり、グループとしてRAPも取り入れようとなったのがRAPを始めたきっかけです。JP THE WAVYは〝Do The Right Inc.のLil Right〟として活動していました。
2016年からJP THE WAVYとしてソロ活動を開始
D.T.R.Iはメンバーが多いため、方向性もバラバラ。いざ、何かをやろうとしても行動を起こすのに時間がかかってしまいます。JP THE WAVYの中でRAPに関してはソロでスピーディーに進めていきたいという思いは次第に強くなりました。
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JP THE WAVYの交友関係とは?
「Cho Wavy De Gomenne」という映像作品はJP THE WAVYの人脈で完成したと言っても過言ではありません。アパレルの仕事を通して知り合った友人が集まり、普段のわちゃわちゃした雰囲気をカメラに収め、Spikey Johnが映像として見事にまとめた作品です。Spikey Johnの存在は大きく、彼無しではこの作品は完成しなかったでしょう。
「Cho Wavy De Gomenne」のMV監督Spikey John
Spikey Johnとは仕事のモデルを任されたことがきっかけで知り合いました。Spikey Johnは映像のクオリティーが高いと有名で数多くのアーティストMVを手掛けています。JP THE WAVYはMVのコンセプト「いつもの仲間と遊んでる感じを超チープに撮りたい」を決めていただけ。Spikey Johnがコンセプトに合わせてアイディアを出し、撮影していき、パズルのような断片的な映像を驚異的な早さで作品にしていきました。Spikey Johnは何よりスピード感を大切にしており、撮影の翌日には完成させていました。
Spikey Johnが監督を務めた「WHORU?」にも出演
Spikey Johnは、YENTOWNのラッパー/シンガー・Awichの楽曲「WHORU?」においても仕事仲間のラッパーやアーティストに声をかけ、撮影を行っています。画像をよく見てみるとJP THE WAVYや、SALUといった有名ラッパーの姿を確認することができ、Spikey Johnの人脈の広さがわかります。
JP THE WAVYの「Cho Wavy De Gomenne」が大ヒットした理由
JP THE WAVYの「Cho Wavy De Gomenne〈超WAVYでごめんね〉」が人気を集めた理由はいくつかあります。なぜこんなに魅了されるのか詳しく見て行きましょう。
ヒットの理由①コラージュ作品が作りやすいMV
DJ YANATAKEさんは、アメリカのHiphopシーンではどのくらいバズらせられるかが重要と語っています。コラージュを作りやすいアルバムジャケットやPVを作るという手法はよく使われおり、「Cho Wavy De Gomenne<超WAVYでごめんね>」は成功例と言えます。Cho Gaijin De Gomenne,Cho Ero De Gomenne,Cho Otaku De Gomenneなど、次々にコラージュ作品が作られ、ネット上で火がつき始め、バズがさらに広がっていったのです。
ヒットの理由②トラップ系のフロウが癖になる
JP THE WAVYのRAPはカチッとした和声ラップとは全く異なり、USのトラップ系のフロウを日本語に置き換えて歌っています。歌詞も英語と日本語を組み合わせ、「Cho Wavy De Gomenne<超WAVYでごめんね>」の内容もいわゆる”聞かせる”メッセージ性の強い重いものではなく踊れるノリの良いパーティーチューンと言える楽曲。「超WAVYでごめんね」というフレーズが何度も聞こえ、クセになって頭に残り続けます。
ヒットの理由③SALUが大きなプロモーションに
有名なアーティストとのコラボは聞いてもらえる確率がグンと上がる非常に有効な方法です。SALUを客演した同曲のリミックスは、YouTubeでの再生回数が倍以上に跳ね上がりました。現在、SALUのプロップスは日本のHiphop業界で影響力が強く、客演曲で仮にメインMCに興味がなくてもタイトルに『feat.SALU』と入ることでチェックするファンは多いです。