金木研(カネキ)とは?覚醒のきっかけのムカデ事件や名言をご紹介!

“身に纏うような赫子”という赫者の性質が金木研の身体にも現れ、ムカデの様な形態の半赫者へ覚醒し、CCG(喰種対策局)から“ムカデ”と呼称されます。SSレート喰種“ムカデ”として、亜門鋼太朗と交戦する場面も見どころの一つです。

『東京喰種:re』では完全な「赫者」になる

CCGで最強の敵とされるSSSレート喰種『隻眼の梟』が残した身体の一部を吸収し、金木研は完全な赫者へ覚醒します。『無印』では梟やヤモリがこれに該当し、『:re』では金木研、オウル、タタラなど多くの赫者が登場します。

CCGでは、昇進する人たちは皆どこかで赫者と対立し打ち破っており、赫者という強敵は避けては通れぬ道という認識の存在です。旧多との最後の戦いでは、十字架の様な形となった赫子を身に纏う赫者へと覚醒します。

金木研から白カネキへの覚醒

金木研の第2の転機となったのが、ヤモリ(13区のジェイソン)との出会いでした。ヤモリは食事の為に人を狩るのではなく、相手の苦しむ様子を愉しむ為に、ヒト・喰種を問わず殺す、嗜虐性のある喰種です。

仲間を逃がす為にヤモリの拷問を受けることに

“リゼ持ち”として、アオギリに連れてこられた金木研。そこで出会った仲間と、アジトから脱出する計画を企てますが、計画はばれて「金木が残るなら仲間は逃がしてあげる」という提案に乗ります。

連れられたのはプレイルームと呼ばれる拷問部屋。ヤモリによる、拷問の日々が始まったのです。

何とかヒトとしての理性を保ち拷問に耐える金木研

理性を保つ為に、「1000から7ずつ数を引いて言え」と言われ、「993、986…」と数を口にし、両手足の指を切断されるという拷問に遭います。喰種の特性を利用し、生え変わっては切断する事を繰り返します。

果てには、トビズムカデという種類の大きなムカデを耳の中から入れられ、彼のストレスは限界を越え、髪型が白色に変容。理性や自我はどんどん崩壊していき、現実から逃げるように回想の中を彷徨います。

目の前で仲間を殺され喰種の自分を受け入れ白カネキへ覚醒

逃がしてもらえたはずの仲間を目の前で殺された事により、彼のストレスは爆発します。“手に負えない力に手は出さない”と決め、赫子は使わずにいましたが、己の中の喰種を容認し覚醒、ヤモリに対抗する力を手に入れます。

耳に入れられたムカデはどうなった?

ヤモリにより耳から入れられたムカデは、体内で蠢く音が響き渡る表現がされました。このムカデですが、その後ヤモリを組み敷いた金木研が、自身の耳からズルリとムカデを引き抜く、おぞましい描写がされました。

共喰いし更なる力を求めていった

『…僕を喰おうとしたんだ。僕に喰われても仕方ないよね?』金木研の有名な台詞です。ヒトの肉を食べる事に抵抗のあった金木研ですが、ヤモリを始め、共喰いを繰り返します。

「不味い」と言いながらもヤモリの赫包を取り込み、赫者への一歩を踏み出します。金木研の半赫者へ覚醒した時、赫子がムカデのような形をしていた事は、拷問の一環で使用されたムカデが、彼に大きな影響を与えた事が示唆させます。

梟討伐作戦で有馬貴将により駆逐された

あんていく店長・芳村を標的とした『梟討伐作戦』で、芳村の下へ向かう途中に出くわした、CCGの死神・有馬貴将と戦い、敗れます。

両目に風穴を開けられ、金木研は死んだと読者の間では囁かれました。これと同時に『無印』は終幕し、『:re』へと続き、その後の展開に読者からの期待の声が高まりました。

続編『東京喰種:re』では佐々木琲世に主役交代

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続編は、CCG目線の描写からスタートします。『佐々木琲世』は、有馬貴将、真戸暁を上司とし、“喰種捜査官”として奔走していました。

容姿は金木研に瓜二つ

黒と白のマーブルと髪型は異なるものの、琲世は金木研と瓜二つの外見です。過去の記憶が欠落しているものの、喰種の力を使うときに指を鳴らすなど、金木研と同様の癖が伺えます。

Q’sのまとめ役

半喰種を意図的に生み出す案が採用され、Q’s(クインクス)と呼ばれる捜査官が誕生しました。彼らは手術により赫包を体内に内蔵し、喰種同様に赫子を扱う事が出来るのです。

『:re』開始時点では試験段階の為、Q’sは4人です。彼らのまとめ役として抜擢された琲世は、“シャトー”で共同生活を送ります。

赫子が暴走する不安定な一面も見せた

強敵に対しては赫子を使用し戦いますが、赫子に対して抵抗がある様子が見られ、限界に達すると赫子が暴走する場面も。暴走すると“SSレート喰種”として扱われ、上司たちにより鎮圧が行われました。

佐々木琲世の正体とは?

金木研にそっくりな琲世は、何者なのか?回想に登場する、金木研と思われる小さな子どもから、眼を背ける様に現在の生活を続けます。

佐々木琲世の正体は金木研

有馬に敗北した金木研は記憶を無くし、名を佐々木琲世とし、有馬を父の様に慕い捜査官として生活します。そう、佐々木琲世は、金木研と同一人物だったのです。

琲世はCCGの倉庫から、金木研に関する資料を探しますが、過去に登録されたはずの“ムカデ”という喰種の情報さえも、見つける事が出来ません。唯一、亜門が残したメモから、“眼帯の喰種”という情報を手に入れます。

闇カネキへの覚醒をきっかけに記憶を取り戻す

ロゼ編で行われたカナエとの戦闘中に、琲世は金木研を容認し記憶が戻ります。「かっこよく死にたい」と願った自身の中の子どもに応えるべく覚醒します。

この頃、初期より黒が強いマーブルの髪型になっていましたが、戦いを終えると髪型は真っ黒に染まり、黒カネキへと変容。ふんわり癖毛の髪型だった琲世の面影はなく、以前の金木研同様の、ストレートの髪型になった事も、彼の印象を大きく変えました。

「隻眼の王」となり「黒山羊」を結成した金木研のその後

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無印から登場する“隻眼の王”と囁かれる存在。エトを指す名かと思いきや、エトは“自分ではない”と否定します。

エトの指す“王”とは、有馬の事でした。彼は“白日庭”出身で、そこで育てられる子どもはみな、“半人間”というヒトと喰種を親に持つ存在だったのです。

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