金木研(カネキ)とは?覚醒のきっかけのムカデ事件や名言をご紹介!

そして、有馬から自分の役割を継いでほしいと頼まれます。エトと有馬が温めた玉座に座り、“喰種の希望”となる道を選ぶのです。

食料調達中に「黒山羊」のアジトが鈴屋班より襲撃を受ける

新たな組織『黒山羊(ゴート)』を立ち上げ、24区の地下にアジトを作ります。動ける者が食料調達に出かけている隙をついて、CCGはアジトを襲撃。

鈴屋班を筆頭とした敵襲に、残った喰種たちは次々と追い詰められていきます。金木研も調達に出かけていたのですが、間一髪のところでアジトへ引き返し、鈴屋什造と戦います。

鈴屋と言えば、無印からその身体に見られる“ボディステッチ”がチャームポイントです。実際に身体に施すことが可能なのか?こちらの記事でご説明しています。

鈴屋什造に敗北し巨大なバケモノへ

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“アラタ”という赫者を元に作られた、身に纏うクインケを使用した鈴屋什造に敗北し、金木研は暴走します。周りにいた『オッガイ』という名のリゼの赫子を有する子どもを、次々と吸収します。

旧多の狙い通りに“核”を取り込んだ金木研は、“竜”と呼ばれる巨大なバケモノへと変容し、東京の街へ現れます。ビルに巻き付く巨大なバケモノは、人々を震撼させました。

巨大なバケモノから救出された後東京の街を救出

巨大なバケモノから産み落とされる『竜遺児』と呼ばれるバケモノにより、街は狂気に包まれます。止めるには核となった金木研を取り除く必要があり、なんと喰種たちはCCGに協力を要請します。

ここからヒトと喰種の共同戦線が行われ、事態は収束へと向かっていきます。しかし核を取り除いた後も、“卵管”と呼ばれる巨大なバケモノの活動は止まず、ヒトが喰種化する新たな被害が発生。

“毒の元”を絶つべく、抗体を持つ金木研は卵管の奥へと赴き、この悲劇の始まりであるリゼと対面します。彼女を殺し、東京の街を救いました。

金木研とトーカの関係性の変化

ヒロイン・霧島トーカと金木研の関係の移り変わりを、追っていきましょう。霧島トーカは羽赫の喰種で、弟はアヤト、父は“骸拾いのアラタ”と呼ばれた赫者の喰種です。

芳村の助けもあり、喰種でありながら学校へ通い、ヒトに紛れて生活をしていました。不器用ながらも思いやりのある彼女は、読者からも人気のキャラクターです。

あんていくでトーカと出会う

霧島トーカは『あんていく』で働いており、金木研との出会いはこの喫茶店でした。戸惑い嘆く金木研に怒りを露わにしますが、喰種に寄り添おうと努力する彼を放っておけない様子でした。

普通にヒトの生活をして欲しいトーカと距離を置く金木

アオギリの樹に捕まった金木研を救出する為にアジトへ向かい、合流に成功します。白カネキへと覚醒した金木研は、「やりたい事がある」とあんていくを離れる決意を表明します。

「私も…」と言うトーカの言葉を遮り、現在の安定した生活を続けるよう促します。「危険な事に巻き込みたくない」という思いでの行動でしたが、トーカは金木研に置いていかれた様な感覚に憤りを感じます。

喫茶店『:re』で再会する

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『梟討伐作戦』の後、記憶を失った金木研は消息不明となります。あんていくという安息の場が無くなりましたが、トーカは叔父の四方(ヨモ)と一緒に、『:re』という喫茶店を開きました。

「金木研の帰れる場所となるように…」そんな健気な思いで始めた喫茶店に、記憶をなくした佐々木琲世が訪れます。芳村の味を受け継いだ珈琲を口にし、琲世は涙を流しました。

トーカが金木研に思いを寄せていたことが判明

ヒナミを救出しトーカたちの元へ帰った金木研を、彼らは仲間として迎えます。喫茶店で金木研と二人きりになり、トーカは「アンタ童貞?」と爆弾を投下しました。

トーカは、「金木研が消えてしまわない方法をいつも考えてる」と言います。そして琲世がトーカを見る目が、あんていくで金木研がリゼを見ていた時の目をしていたと指摘し、それが嬉しかったと告白、夜を共にしました。

トーカと結婚して子供を授かる

想いを通い合わせた2人は、黒山羊のアジトで民族衣装を身に纏い、結婚式を挙げます。同時期に発覚したトーカの妊娠もあり、金木研は“生きたい”理由、“生きなければならない”理由を手にしたのです。

喰種とヒトの子が生まれる可能性は極めて低く、作中で前例として登場するのはエトだけです。母が喰種の場合は、赤ちゃんを栄養だと判断し吸収してしまい、母がヒトの場合は、喰種に必要な栄養を摂取できずに胎内で死んでしまう為です。

ヒトに必要な栄養を摂取する為、トーカはヒトの食べ物を摂取します。これは喰種にとっては体調不良を起こす原因にもなり、決して簡単な事ではありませんが、2人の子を育てる為、必死に食事を口にしました。

子供の名前は「一花」

物語の終わりには、6歳になる2人の娘が登場します。「一花(イチカ)」は天然の半喰種ですが、人間の食事をとることが可能で、元気で人懐っこく、叔父の四方やアヤトを始め、多くの人に可愛がられました。

髪型が白と黒のマーブルで、琲世を連想させる見た目が可愛らしい女の子です。

世界はヒトと喰種が共生できるよう、喰種の食べ物が開発されたり、CCGが名前を変えたりと、新しい社会が確立されつつあります。

残された卵管から産み落とされる『竜遺児』などの問題は残りますが、この新しい世界で、一花など半喰種の子を始め、ヒトの子も喰種の子も、希望を持って育っていく事が出来る世界となったのではないでしょうか。

金木研の名言をご紹介!

『無印』と『:re』を合わせて30巻に及んだ長い物語で、金木研の紆余曲折を表現した数々の名言が登場します。言葉の背景により、言葉の意味合いに変化がみられるのも、面白いポイントだといえるでしょう。

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