フェスティバルゲートの現在の姿は?廃業の経緯や心霊の噂など紹介

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閉鎖の原因その⑤USJの開園や少子化の煽りを受けた?

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廃業に追い詰められた一番の原因はもしかしたら01年に、現在でも人気のアミューズメントパークのUSJが開業したことだったかもしれません。

さらに少子化で追い討ちをかけられ、フェスティバルゲートがメインでターゲットにしていた層の来客が見込めなくなり、急激に衰退したのかもしれません。

フェスティバルゲート跡地に建つ予定だった施設案は?

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廃業後、フェスティバルゲート跡地の再計画には数々の企画が立案されました。こちらではその内容をまとめました。

スポーツアミューズメント施設「ツーテンゲート」

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この施設は主にボーリング場をメインにした二階建ての施設で、総事業費は55億円でした。当初は2013年までに開業を目指しました。

韓流ブームに乗った「韓流テーマパーク」

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その後、2013年に韓流ブームに則って、「韓流テーマパーク」たるものも計画されましたが、日韓の関係悪化によりこれも断念されました。

マルハンは業界最大手

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フェスティバルゲートが廃業後、廃墟化した広大な土地を買い取ったのはアミューズメント系の総合企業であるマルハンでした。

マルハンは主にパチンコ店の他、ボーリング場や映画館も経営していることから、その跡地を買い取って再計画をしていると聞いた当時の周辺住人は随分期待した事でしょう。

マルハン側で色んな企画は出されましたが、結局複合施設は再建されず、パチンコ店になりましたが人気は現在でも継続中です。

フェスティバルゲートは現在どうなっている?

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その跡地には数々の再計画とその中止を経て、現在のフェスティバルゲートの跡地はどうなっているのでしょうか?廃墟は残されたままなのでしょうか?

先行してマルハン新世界店がオープンした

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そもそも契約上は5年間はパチンコ店の出店が認められていませんでしたが、紆余曲折を経て新たに商業施設を建設することになり、先行してマルハン新世界店が開店しました。

さらにその後にはドンキホーテが出店!

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更にマルハン側はドン・キホーテを核テナントに計画していたため、マルハン(パチンコ店)の二階にMEGAドン・キホーテ新世界店が開店しました。

駅からも近く、周辺には競合店もなく、フェスティバルゲートまでは行きませんが多くの品揃えが武器のドン・キホーテ側はまさにうってつけの場所であったかもしれません。

スパワールドなどの近隣施設はまだ営業している

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フェスティバルゲートこそ早々に廃業してしまいましたが、同時期にオープンしたスパワールドの人気は未だ衰えず、周辺店舗も営業中です。

昔も現在も周辺はほとんど姿を変えず、フェスティバルゲートだけ廃墟化後に取り壊されマルハンが買い取り追加でマルハンとドン・キホーテが出来ました。

現在ではパチンコ店もドン・キホーテも安定的な人気があり、新世界には連日観光客が多いのですが、やはり遊園地系で人気を継続させるには、常に新しい発想が求められる為、難しかったのでしょう。

フェスティバルゲートで恐怖体験?心霊スポットの噂

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こういった遊園地など多くの人が行き来する場所、した場所に付き物なのは心霊系の噂です。少なからずこの場所にもそういった心霊系噂は度々ありました。

メリーゴーランドに幽霊が出ると有名だった?

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これは地元の人に有名なようですが、フェスティバルゲートの中にあるメリーゴーランドには、度々幽霊の目撃談がありました。

勿論、廃墟化した後の話ではなく、あくまでもフェスティバルゲートが現役で営業していたことのお話になります。

ただ、その幽霊がどういう姿形をしていて、どの辺にどういう形で出現されるのかなどの詳細がわかる記録はないので、「知る人ぞ知る」というような噂であったのかもしれません。

フェスティバルゲートのトイレで幽霊の手を見た人も

こちらは個人的な体験談のようですが、フェスティバルゲートの個室のトイレの扉が何度も開閉していたようでのぞいても誰もいませんでした。

ですが、鏡に映ったその個室の扉には無数の手があったそうです。まるで異次元につながっているような光景ですが、真意のほどは謎です。

現在跡地となる場所にはマルハンとドンキホーテが新たに建てられていますが、そこにはこういった心霊系の噂話はなさそうです。

心霊スポット「首吊り廃墟」がすぐ近くにある

この場所は大阪でも最強と呼ばれるほどの心霊スポットとして鎮座しており、この商店や飲食店が連なる町の一角に、焼け焦げたビルがあります。

名前の由来も不気味で、スパワールドの宿泊客が窓の外の景色を撮影したところ、このビルの屋上に何やら人影を見つけました。

その人影というのが死後数年経った白骨死体で、首吊り状態だったことからこの不気味で異様な名前で呼ばれるようになったのです。

フェスティバルゲートが舞台の作品を紹介!

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地元の人を中心に絶大な人気を博し、急激に衰退、廃業したフェスティバルゲートを舞台にした作品がいくつかありますのでそちらも紹介します。

秋吉理香子さんの短編小説に登場『女神の微笑み』

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「雪の花」や「暗黒女子」などのヒット作を多く世に出し、映画化の実績も持つ秋吉理香子さんによる短編小説にもこの施設が登場しました。

因みにフェスティバルゲートは「雪の花」内に収録された「女神の微笑み」という短編小説の中に登場します。この書籍でヤフー文学賞を受賞しました。

全盛期のフェスティバルゲートが登場『ミナミの帝王』

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実はミナミの帝王の偽装誘拐の回の舞台としてフェスティバルゲートがロケ地として使われていました。あまり良いシーンには使われていませんが、その様子ははっきり映されてます。

2000年の作品のロケ地であったため、USJができる前でかつ、まさにこのパークのバブル期、又は全盛期といえた時期の貴重な映像が確認できます。

施設跡地は合法で廃墟散策ができた

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フェスティバルゲートは廃業したのち、取り壊され新たに再建されるまで、しばらく放置されていた期間がありました。その時期は、合法で廃墟散策ができたのです。

実は誰でも廃墟に入れた

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その廃墟は現在でも人気のスパワールドへ抜けるための通路として入り口などは解放され、何も営業していない廃墟の遊園地中に誰でもはいることができたのです。

廃墟の中を散策すると、勿論扉は鍵が閉められていますが、散策可能な場所の壁には当時のポスターがあったりと、面影を残している箇所もありました。

さらに他にも大阪らしく、営業当時、芸人さんがネタ見せをするステージがそのまま残されており、当時を知る人は胸を熱くさせていたことでしょう。

フェスティバルゲートで事故はあったのか?

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やはり遊園地系で1番問題となるのがアトラクションの故障や事故です。日本でも今まで数々の事故がありましたがここではそういった事例はあったのでしょうか?

事故はなかった

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フェスティバルゲートでは事故こそ起きませんでしたが、閉園する年にエキスポランドでジェットコースターの脱線で死亡事故が起きています。

エキスポランドでは死亡事故が発生し、同じ年の12月には富士急ハイランドでジェットコースターの点検作業中に事故が起きました。

この辺りは各地で事故が多発していた

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アトラクションの死亡事故があった年あたりは、各地で点検作業を行い、安全確認をしていましたが、それでも事故は多発しました。

この煽りを受けて、全国の遊園地が余波を食らってしまい客足が衰退してしまった施設が多く、フェスティバルゲートもその一つであったかもしれません。

エキスポランドの死亡事故

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一番衝撃的な事故としてあげられるのは、大阪の吹田にあったエキスポランドの「風神雷神」で起きた死亡事故ではないでしょうか?

2007年に起きたこの事故は、車体が脱線し、傾いた事で車体が横向きになり、その状態でレールの鉄柵に体が挟まれて死亡しました。

あのスピードで挟まれたという事は、即死だった事は明確です。現場に居合わせた人や、怪我を負った人も含めて30人以上が病院に運ばれました。

その後、心霊の噂はでた?

こういった事故が起こると必ずと言っていいほど心霊系の噂がたちますが、正直この情報に関しては特に見当たりませんでした。

現在はエキスポランド跡地にはエキスポシティが再建され、連日数多くの来客で賑わいを見せ、人気を確立しています。

ジョイポリス転落死亡事故

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こちらは05年に東京ジョイポリスの人気アトラクション「ビバスカイダイビング」で起きた事故で、未然に防げる事故でした。

死亡した男性は肥満体型で、安全バーの他に着用必須のシートベルトの長さが足りず、シートベルトを着用しないままフリーフォールの様なアトラクションに挑みました。

もちろん許可を出したのは施設側ですが、前傾姿勢になった際にそのまま下方から転落しました。許可さえ出していなければ防げたわけです。

ジョイポリスは現在も営業中

ジョイポリス自体は現在も営業中ですので、それこそ心霊系の噂があるのではないかと探しましたがこちらもありませんでした。

ですが、ジョイポリスの心霊の噂を調べると、「VR生き人形の館」が心霊スポットよりも怖いと噂されているようです。

フェスティバルゲートは今も人々の記憶に残る

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今はなきフェスティバルゲートは、閉園してから10年以上たった現在でも思い出すと懐かしむ人たちが大勢います。

廃業後に廃墟化すると、心霊スポット化することが多い中、フェスティバルゲートは心霊スポットにはならずに取り壊されました。

大阪を代表するアミューズメントパークでしたが様々な要因により廃業してしまったことは残念でしたが今でも人々の記憶に残り、心の中に生き続けています。

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