この世間の騒ぎようを見て、当然メディアは黙っていません。週刊文春の記者がこの騒ぎに対する本人のコメントを引き出そうと本人に突撃取材を試みたのです。
人違いだと避けようとする酒鬼薔薇聖斗に対し付き纏い彼の発言を聞き出そうとします。しかしそのあまりに強引なアポ無し取材に酒鬼薔薇聖斗が激怒。自転車を地面に投げ「なめてんのか!」と叫び騒動になりました。
この取材に対し罪人とはいえ刑期を終えた人物に対してこのような取材方法はどうなのかという声もありましたが、この記事は非常に大きな話題となりました。
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存在の耐えられない透明さが閉鎖済みでも見る方法はある

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ネットの世界では1度世に出たものが完璧に消えるということはありません。たとえサイトを封鎖したとしても見る方法はいくらでもあります。これほどの話題になったサイトなら尚更見る手立ては多いことでしょう。
存在の耐えられない透明さの魚拓はある

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まずは魚拓というネット用語がどんな意味を持っているのかをさっとご説明します。
これはサイトをまるごと保存しておいてたとえ閉鎖や削除によって見れなくなってもここで保存しておけば全く同じものが見ることが出来るというサービスです。ウェブ魚拓とも呼ばれています。
しかしこれらのサイトもいつ削除されてしまうかわかりませんので思い立ったら早めに見に行かれることをお勧めします。
ギャラリーはYoutubeなどに残っている
当然YouTube等の動画サイトには感想なども交えた紹介動画なども多数存在しておりますので1人で見るよりはこのようなエンターテインメントとして見る方がいいと思う方もいるでしょう。
またまとめサイトなどもあり、ギャラリー内の作品はもちろん存在の耐えられない透明さの中身を簡潔にまとめ見やすくしたものも多数存在します。
存在の耐えられない透明さから読み取れる少年Aの現在①更生しているの?

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ネット上ではおろか、記者との攻防を経て存在の耐えられない透明さ閉鎖以降足取りが掴めない酒鬼薔薇聖斗。
1度ならず2度までも世を騒がせた酒鬼薔薇聖斗の今はいったいどのようなものなのでしょうか。また、更生はしているのでしょうか。
碓井真史によるメールのやり取り

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精神科医・碓井真史氏によるメールのやり取りで碓井氏はとても自然体で普通の青年とやり取りをしているようで好感が持てたと話しています。
そのあまりに自然すぎる様子が反省していないんだろうという世論を引き出すのだろうと碓井氏は語ります。同時に碓井氏は人としての贖罪は続けながらも少しでも前向きに生きて欲しいと発言しました。
酒鬼薔薇聖斗は小説家志望?

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酒鬼薔薇聖斗は少年院の授業内で将来の希望を聞かれた際小説家になりたいと話していたことが分かりました。
文章表現内の言葉の選び方や構成。そして存在の耐えられない透明さで本の所感なども綴っていたことや自叙伝の文学表現から非常に文学、そして文章を書くことが好きであるということがわかります。
妻と娘がいるとの証言も

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真偽のほどは定かではありませんが、酒鬼薔薇聖斗は本を出したのと同時期に女性と同棲をしているという話が出版関係者から明らかになっており、現在はその女性と結婚したという噂もあります。
存在の耐えられない透明さから読み取れる少年Aの現在②遺族との関係は?

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このようなことをされてしまい、被害者遺族はどのような心持だったのでしょうか。
なんと絶歌の出版から存在の耐えられない透明さの開設に至るこの一連の行為は遺族の許可無く行われていました。しかしここで得た収入は全て慰謝料返済へあてられているという話もあります。
酒鬼薔薇聖斗への賠償金は2億円

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宝くじでもあたらなければ一般人ではなかなかお目にかかるようなことが出来ないような額が彼が生涯をかけて支払わなければならない賠償金の額です。
内訳はというと亡くなった女児の遺族へ8000万円、怪我をした児童2人に対する慰謝料が計2000万円。
そして切断された首を校門に晒されるという1番の辱めを受けた最後の被害者男児の遺族への慰謝料が約1億4200万円です。
酒鬼薔薇聖斗の両親の書記で賠償金の一部を返済

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少年Aこと酒鬼薔薇聖斗に関する手記は絶歌だけではありません。酒鬼薔薇聖斗の両親が書いた手記、『「少年A」この子を産んで…』も出版されています。
そのうちのおよそ8000万円程をこの書籍の印税と家族の貯金で支払ったといいます。
現在も賠償金は払っている?

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絶歌の印税で4000万円程を支払ったと言われていますがそれでも慰謝料は1億円近く残っています。現在定職に就いていないという噂もある酒鬼薔薇聖斗。
すでに印税の恩恵も尽きている今、返済はかなり厳しい状況になっていることでしょう。
存在の耐えられない透明さ、その名前の由来は文学作品?

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文学作品に親しみがある方ならばもしやと思うこともあるかもしれないこのサイト名、存在の耐えられない透明さ。
独特な言葉の使い方をしているこれには元ネタと思しき似通った名前の作品があることが分かりました。ここでは存在の耐えられない透明さの由来になった作品をご紹介させていただきます。
存在の耐えられない軽さ

この名前は1984年に出版されたミラン・クンデラ作の小説のタイトルです。
内容はというと浮気癖のある男性と結婚した女性の様子を描いた恋愛小説です。文学好きな酒鬼薔薇聖斗がなんらかのインスピレーションを刺激された作品なのかもしれません。
男性と女性、2人の感情の重さの比重がチェコの歴史背景と絡めて描かれるこの作品は人との関係性について深く考えさせられる本です。
酒鬼薔薇聖斗が起こした事件ってどんな事件?

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この記事を見に来ているほとんどの方は酒鬼薔薇聖斗とその事件について知っていてさらに知りたいという方だとは思います。
が、知らないという人のために酒鬼薔薇聖斗の事件についてのざっくりとした解説と詳しい記事を置いておきます。
神戸連続自党殺傷事件

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海外の専門家も犯人像の考察をするほどに話題となった1997年に起きたこの事件。残虐さとまさかの未成年犯罪という面から大きな衝撃が走りました。
殺害した男児の首を切りその血を飲んだり首を見ながら自慰行為に及ぶなどという異常行動から社会は驚きと恐怖に包まれ、少年法の是非が問われる転機となりました。
被害者は全部で5名

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この一連の事件の被害者は全員小学生で、怪我を負ったのが3名。2名は亡くなってしまっています。
第1の事件(2月10日)

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常日頃から猫等小動物を殺し、弄ぶと言った残虐性を覗かせていた酒鬼薔薇聖斗。この事件で初めて人間をターゲットにします。手近な女子児童をゴム製のハンマーで殴りけがを負わせるという事件でした。
この際、怪我をした被害者女児の父親が犯人がブレザー姿に学生鞄を持っていたことから近隣の各中学校に犯人捜しのために生徒全員の写真を公開、捜査に協力することを要求しますが学校側はこれを拒否します。
この時に写真公開に踏み切っていれば事件は防げたのではないかと学校及び警察は後にバッシングをあびました。
第2の事件(3月16日)

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ここでついに死者が出てしまいます。道を尋ね、教えてくれた女児にお礼代わりに金槌で頭を殴打し死亡させます。
さらにその後間髪入れず別の女児を小刀で刺し重傷を負わせます。一命は取り留めたもののかなり危険な状態となりました。
第3の事件(5月24~26日)

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最期にして最大の被害者は酒鬼薔薇聖斗の弟と同級生で彼自身も面識のある男児でした。人気のない場所に連れ出して首を絞めて殺し、その遺体の首を切断しました。
そしてその遺体の首を鑑賞、じっくりと堪能した後自身も通っていた中学校の校門前に犯行声明の手紙とともに遺棄します。
6月28日に逮捕される

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逮捕され、酒鬼薔薇聖斗は少年院に送られて2005年までの8年間を少年院で過ごします。事件についてのさらに詳しい内容や家族との関係を知りたい方は是非こちらの記事をご覧になってみてください。
存在の耐えられない透明さとは酒鬼薔薇聖斗のホームページ

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一介の犯罪者が綴った妄言と片付けるにはあまりに大きい存在感を示し、世に黒い滲みを遺していった絶歌、そして存在の耐えられない透明さ。
存在の耐えられない透明さは前述したようにいつ見れなくなってしまうかわかりません。興味がある方はこれを機に見に行ってみるといいでしょう。