異食症は氷・土・毛・紙などを食べてしまう症状!特徴や対処法を紹介

例えば、不安を感じたり不眠が続いている状態、幻覚や幻聴に身に覚えがあるような場合であれば、心の病気からもたらされている可能性も大いに考えられますので、相談先に選ぶといいかもしれません。

心療内科

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心体両面での視点だけでなく、その人の周辺環境に関しても扱う科になります。先述した精神的症状に加えて、症状がみられる本人ほ社会的環境などを踏まえて診断咲いてくれます。

ただし、精神科と比べると異食症状に関してはどちらも同様の判断をされる傾向が強いようですので、はっきりとした診断結果の違いはないかもしれません。

異食症の相談先②児童相談所

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最初から病院にかかるのは少し抵抗があると感じる人であれば、こちらも相談先に選んでもいいかもしれません。すべての都道府県に最低一つは設置されているので、子供本人はもちろんその両親も相談できる場所となります。

異食症の相談先③全国精神保健福祉センター

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こちらも各都道府県にほぼ最低一つは設置されている施設であり、公的な窓口になるので誰でも相談可能な場所になります。先述同様に病院にすぐに相談というには抵抗を覚える方にはこちらも十分おすすめできる相談先です。

異食症で危険なものを食べたときの緊急対応方法

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異食症状に悩まされ、いざという時の相談先という場所についてはわかりましたが、治し方は長い目で見た時の対処法です。ではその場で異食症状を発見してすぐさま対応できる方法はあるのでしょうか。

長い目で見た時の治し方も十分必要な知識ですが、すぐその場に直面したときの緊急対処法についてももちろん存在するので、身に着けいざという時に対応できるように備えておきましょう。

まだ口に入っているなら優しく吐き出しを誘導させる

異食症状の末にもしその場で口に何を運んでいるシーンに立ち会ってしまった場合、あるいはまだ口の中に異物が含まれていることが分かった場合には、優しく吐き出させるように誘導しましょう。

ここで注意すべきは大声で決して怒鳴らないことです。大声で怒鳴ると驚愕の勢いで誤飲となったり、子供であれば抵抗して口から出さない可能性があります。爪や皮、毛髪といったものは特に口に運びがちの子供であれば特にいえるでしょう。

また、大人であっても怒られたことでストレスを感じその後ますます異食症状が進んでエスカレートする危険性もはらんでいます。優しい口調で伝え、時には代替品となるお菓子などを渡すなどし落ち着いて対応しましょう。

飲み込んでしまったら日本中毒情報センターの中毒に連絡

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爪や皮などはすぐに悪影響が極端に出る物とは言われていないようですが、しかし不衛生な物やすぐに体に害をなすものを口に入れ飲み込んでしまった場合は、すぐに駆け込める病院をあらかじめ確保しておくことも必要となります。

日本中毒情報センターがこの緊急時に対応できる連絡先になりますが、消化できるかどうかなどのポイントに分けてそれぞれ対処法を聞き出しておきましょう。例えば、消化できるものであれば、すぐに受診せずとも様子を見ることができます。

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一方で、もしも消化できないような電池やビニールなどを飲み込んでいる場合は上煮詰まっていなければその場で吐かせずに受信が良いとされています。有害物質の危険がある物はすぐに吐かせ受信の必要も出てきます。

このように飲み込んだものによって診断を受けるかどうか、またどういった対処を行った後に病院にかかるかが変わってきますので、飲み込んだ瞬間に立ち会った際にはどう動くかを覚えておきましょう。

異食症の体験談を紹介!

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実際に異食症状に悩み、体験された方の話もネットを探せばかなりの数があります。本人の悩みはもちろん解決法を試したケースなど様々な情報がありますので、その一部を紹介しましょう。

異食症の体験談①針を飲んだ人の話

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針を飲み続けた異食症状ケースになります。その人物は27歳の男性で精神発達遅滞を患っていたようですが、これが原因となり針を飲み込んでしまう異食症状を口帰していたそうです。

針を飲み込んだ男性は、検査で食堂入り口付近と腸に刺さった針を発見し、その後摘出手術を受けることになったそうです。腸では大事には至らなかったものの、針の影響で穴が開いていたようで非常に危険な状態だったといわれています。

異食症の体験談②尿を飲み続ける人の話

体の一部であれば爪や皮なども考えられますが、このケースでは尿を飲み続けた人の話です。アメリカに住む女性はなんと10年間も自身の尿を飲み続け、健康体のまま過ごしてきたといわれています。

実際には飲むだけでなく肌に塗ったり歯磨きにも使ったりと色々な使い方をしているそうですがとあるテレビで特集をされ、一種の異食症状に類する行動と解明されました。体に害が今のところないようですが、恐ろしい話だと感じる人は多いことでしょう。

異食症の体験談③ティッシュを食べ続けた人の話

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12歳の女児がティッシュを食べ続けた結果体を壊したケースもあります。食べ続けた異物はたかが紙と思われるかもしれませんが、何とストレスを感じた際にかなり長期にわたって食べ続けていたことが後のカウンセリングで判明しました。

また、このケースではティッシュを食べつづめた結果S場結腸捻転症と呼ばれる子供にはあまり症例のない病気が発生したのです。これは大量に摂取したティッシュにより腸内の体液が吸収されたために起こったといわれています。

異食症の体験談④ストレスから生米を食べる人の話

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ストレスを感じて異食症状にさいなまれる症例は他にも数多に存在します。本体験談によるとその人物は大学生で小学生の頃から生米を食べることで異食症を患っているというケースでした。

その人物は、生米を食べる症状を治したいと思いいろいろと調べる中鉄分の欠乏に行きついたようですが、自身では鉄分が足りない状態ではないとわかっていたようです。そのため、他の原因かと悩んでいたところ精神的な原因を教えてもらったそうです。

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考え直してみると両親の喧嘩や自身の学力の問題で親からの暴力行為を受けたりなどストレスが原因であることも生活を顧みて気づく点が多かったようで、今回のケースもその関係が見られ精神科にかかる必要があるかもしれないと判明したようです。

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