大勢による歓声が終わって今度は、これまで流してきた音を逆に再生しているかのような音が続きます。「ワ-ッ、ワフ、イヒヒヒヒヒヒ、コリャコワ、コリャコワ–△?—」というふうにも聞こえる、逆再生で生ずる奇声が不気味です。
1stpaiの内容⑥02:17〜足音で終わり
逆再生が終わると、エンディングは、再びゆったりとした足音で始まり、徐々に早まりますが、最期に数人の奇声が被さった音で、ようやく落ち着いた雰囲気で終わります。
Contents
「1stpai」はどうやったら聴ける?プレイはできるの?
「太鼓の達人Wii ドドーンと2代目!」のゲ-ムソフトの中で、その実在が明らかにされている「1stpai」の曲は、果たしてゲ-マ-が普通に聞くことはできるのでしょうか?
「1stpai」は曲だけが存在?譜面はなくプレイはできない
このゲ-ムソフトは、デフォルト曲と隠し曲併せて全70曲が収録されていますが、「1stpai」は、この中にはいっておらず、通常プレイでは決して見つけることができません。
『太鼓の達人Wii2』のデータ解析で発見された「1stpai」
ソフトのデータ解析をした際に、「1stpai」の音源のみが見つかったそうです。デ-タ解析とは、ゲームソフトなどの中身をデータとしてのぞき見する行為で、専門知識が必要であり、一般のゲーマーには無縁の世界ということになります。
このように1stpaiで、通常のゲ-ムプレイはできませんが、曲を聴くことはできます。又、ネット上にこの部分だけ取り出してUPされたものも存在します。
ゲ-ムソフト没デ-タは「1stpai」以外にもあるの?
1stpaiの事例のごとく、ゲーム内デ-タとして存在していても、結局使用されることがなかったものを「没デ-タ」と呼ぶようです。決してこの世界では珍しくはなく、それらを専門に集めたサイトも有るほどです。例えば、PlayStationの「ファイナルファンタジーVII」の中に、大量に見つかったことが有名です。
中には、ソフト開発者がその妻に送った隠しメッセージが発見されるなど、当時の制作者の息づかいが感じられたりして興味深いものです。これらを集めた専門サイトを見れば、好きなゲームや思い入れのあるゲームをより深く知ることができます。
なぜ「1stpai」は収録された?気になるその真相とは
ところで、何故意味不明且つ気味悪い楽曲がこっそり作られたのでしょうか?そこには何らかの意図的なものが隠されているのでしょうか?それとも単なる没デ-タなのでしょうか?
収録された理由は明かされず!しかしいくつかの説がネットで話題に
収録理由については、ネット上でも様々な説が飛び交っています。「単にテスト音源の消し欠忘れ」だとか「意図的に作り込まれたもの」だとかありますが、ここではいくつかの有力な説を調べ検証してみたいと思います。
1stpaiの真相?その①テスト用音声の消し忘れ説
一つ目は「テスト用音声として作ったがその後消し忘れてしまった」という説です。しかしこの説では「何故こんな気味悪いものをテスト用音声として作成したのか」という点が依然として不明です。
1stpaiの真相?その②スタッフの悪ノリ説
次の説は、単にスタッフの人間がテスト曲を、悪ふざけではしゃいで作っただけのことでは?というものです。つまり1stpaiは意図的に作られたというものです。
1stpaiの存在は公式も認知?製作者タカハシさんのツイート
つまり通常のプレイ楽曲としては公表しづらいが、話題性を狙ってちょっと毛色の変わったものを、意識して入れたのではないかという説です。
というのも、ナムコ元社員で「太鼓の達人」の開発者でもあった高橋さんが、Twitterにてそれらしきことをつぶやいていたのです。
1stpaiの真相?その③逆再生にヒントが?DS3の伏線説
逆再生した時に、どうも「妖怪」絡みのフレ-ズがあるようで、このことから、次期ゲ-ムソフトDS3の発売を暗示させる伏線として作ったのではという説です。
「1stpai」のサムネのおっさんは誰?ネットでは怖すぎると話題に?
世間の専らの噂としては、耳に聞こえる楽曲よりも、ネットに投稿された動画のオジサン顔の方がよっぽど怖いと評判です。