先生のお気に入りなのか、それとも七変化術を持つ渡辺美佐子がお目にとまったのか確実なことは不明ですが、『おしん』などにも出演しているだけでなく、他作品にも出演されています。
先生のこだわり
ベテラン脚本家や劇作家として有名な先生だけあり、『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』などの作品でもわかるように使う役者にもこだわりがあるようです。
先生の脚本のセリフはとにかく長く大変なことがしられています。俳優による勝手な言い回しや一字一句の違いなどにも厳しいとされています。
セリフは綺麗な日本語で表現されているものがほとんどであり、現代の人にはとてもお勉強にもなるきれいな言葉をお使いになっています。
七変化をみせる渡辺美佐子は『橋田ファミリー』枠?
先生のこだわりからかも大ベテラン役者達が揃えられています。
泉ピン子は橋田ファミリーでも代表枠ですが、気品のある八千草薫や七変化術を使う渡辺美佐子、華やかさを感じる佐久間良子など他にも乙羽信子、池内淳子、宇津井健、三田佳子、森光子などが主役や準主役枠であげられています。
このように『おしん』や他多くの作品でも有名な先生のこだわりのベテラン役者枠に、カメレオンのような姿色を持つ渡辺美佐子がメンバー枠入りしていることで、先生のお気に入りの役者なのではないでしょうか。
七変化をみせる渡辺美佐子が出演している先生作品
彼女の若い頃から先生の作品に多く出演していますが、その作品をご紹介していきたいと思います。
出演の回数やシリーズもののメンバーに多く選ばれていることをみても、七変化術をもつ渡辺美佐子は先生のお目にとまる役者であることが確認できるのではないでしょうか。
1964年~1967年放送「ただいま11人」
TBSのドラマの「だたいま11人」に娘役敬子として出演しました。
11人の大家族をテーマに展開されるホームドラマ約3年間に渡りお茶の間で人気がありました。
1970年放送「日曜劇場 妹」
日曜の夜のお楽しみとして人気があった「日曜劇場 妹」で主役の妹役葉山順子を演じましたあ。
兄の看病のため、結婚も諦め治療費のため一生懸命働き看病し兄の病気が全快した時、結婚相手であった相手が突然現われるというなんとなくせつなく、ハラハラするドラマです。
1974年~1975年放送「つくし誰の子第4シリーズ」
1971年から長年放送された「つくし誰の子」では、1974年からの第4シリーズに出演しました。
血縁関係のない親子のストーリーですが、第4シリーズでは実の子供と血縁関係のない子を育てる母親を描いたストーリーとなっています。
1975年放送「日曜劇場 出会い」
「日曜劇場 出会い」では姉妹愛が描かれています。姉役の渡辺美佐子が、自分の人生を犠牲にしながらも妹の幸せ考えながらも色々な思いと葛藤していきます。
主役の小枝の役を見事に演じきり、視聴者の心を動かしました。
1975年放送「たんぽぽ第2シリーズ」
1973年から放送されていた「たんぽぽ」では1975年放送の第2シリーズに出演されています。
東京の下町を舞台とした、両親を早くになくしながらも兄弟たちでひたむきに生活をしていくストーリーで全5シリーズとなっています。
1975年放送「赤い疑惑」
橋田壽賀子先生の赤いシリーズの第2弾の「赤い疑惑」では、山口百恵演じる大島幸子の母役の八千草薫に変わり第7話から最終話まで大島敏江役として渡辺美佐子となりました。
このドラマでは山口百恵と三浦友和の初共演であったこともあり、最高視聴率30.9%をだした話題のドラマでもありました。
1982年放送「ああ離婚」
当時離婚率が高いことが背景にあったことから、結婚、離婚など夫婦のありかたや女の幸せなどをテーマにしたストリーです。
渡辺美佐子は、主人公佐倉宗子の妹役の西山香子の役を演じています。
1983年~1984年放送「おしん」
重要な役柄でもあった人情深い髪結い師匠として出演されていたことは、前章でも述べていますが先生の代表ヒット作品でもある「おしん」でも、彼女は抜擢されることとなりました。
1994年放送「春よ、来い」
NHKの連続テレビ小説として第52作まである「春よ、来い」は、先生の自伝記がドラマ化とされています。
主人公高倉春希の伯母役の長坂アイ役を演じています。最高視聴率29.4%をだした人気ドラマでした。
2004年~2007年放送「渡る世間は鬼ばかり 第7・8シリーズ」
「渡る世間は鬼ばかり」も前述で述べさせていただきましたが、先生の人気シリーズの代表作品です。
その他にも「おしん」「たんぽぽ」などのシリーズものにはほぼ名を残す七変化をみせる渡辺美佐子ですが、橋田ファミリーとされている理由が出演抜擢数からも伺えます。
2005年放送「ハルとナツ届かなかった手紙」
放送80周年記念としてNHKで放送された「ハルとナツ届かなかった手紙」は、アメリカでも放送されました。昭和初期が舞台となり戦前から戦後までの日本とブラジルでの苦難を描いたストーリーです。
渡辺美佐子は、ハルとナツの祖母役で名演されています。
2014年放送「なるようになるさ シリーズ2」
他人同士が同じ屋根の下で生活していく新たな家族の形を描いたホームドラマであったシリーズ1の2作目です。2014年放送であったことから若い層の方にも記憶に残っているのではないでしょうか。
彼女は舞台となるカフェレストランで住み込みで働く戸川たつ役を演じています。シリーズ2では今まで明かしていなかったたつの正体がわかるなど見所満載の内容です。
七変化をみせる渡辺美佐子はベテラン名演女優
ベテラン脚本家でもある先生のお目にとまるだけあり、今までに出演されてきたドラマ、映画、舞台では様々な役柄を見事に演じておられます。
時には悪女や小悪魔的な役柄から、けなげな清純女性のような役柄までまるで別人が演じているかのようにも思ってしまいます。
このようなカメレオンのように役柄によって雰囲気などを変え演じるお姿は、ベテランといわれる女優魂が宿っているように感じられます。
Contents
渡辺美佐子のライフワークとなった「化粧」
渡辺美佐子は、1982年に井上ひさしの一人芝居「化粧」へと出演することとなります。当時渡辺美佐子は、「TATTOOあり」の映画に出演されていましたが、その後1989年まで映画への出演をお休みし「化粧」へ専念しています。
この「化粧」が渡辺美佐子のライフワークともなる出会いであった舞台とされています。その「化粧」の詳しい内容をご紹介していきます。
渡辺美佐子の一人芝居「化粧」とは
渡辺美佐子は、この一人芝居「化粧」で女座長を演じることで梅沢富美男劇団へ自ら学びに行かれたようです。
一人芝居「化粧」は、名のとおり一人で舞台へ立ち45分間もの時間をかけて鏡をみながら化粧をしていくという設定でのお芝居でした。
しかし、実際には鏡は無い状態で演じなければならなくさらに一人でのお芝居であるため女優人生で初めての事で公演までの期間ご苦労されたようです。
渡辺美佐子の「化粧」は大反響、海外公演も
「化粧」はもともと一幕劇の予定で書き下ろしたものでありましたが、渡辺美佐子演じる「化粧」は大反響となったことで、「化粧二幕」が書き加えられることとなりました。
「化粧」は28年間の長い年月公演され、その回数648回の上演となり渡辺美佐子のライフワークとなり、日本全国はもちろん、アメリカやフランスなど海外公演もおこなわれました。
2010年5月の座・高円寺で最後の「化粧」が上演されたのが最後となっています。
渡辺美佐子は「化粧」で松尾芸能賞を受賞
この長年に渡り上演された「化粧二幕」で、七変化をみせる渡辺美佐子は2011年松尾芸能賞特別賞を受賞しています。
「化粧」では1983年芸術選奨文部大臣賞、ゴールデンアロー賞受賞、1997年紫綬褒章、2003年勲四等旭日小綬章を受賞され多くの賞をいただいています。
渡辺美佐子のように昭和時代の大女優であり沢山の賞も受賞した高峰三枝子の記事はも一緒にどうぞ
渡辺美佐子が徹子の部屋に出演!耳たぶに違和感?整形疑惑も
渡辺美佐子は、夫の大山勝美が亡くなった後に徹子の部屋へ出演しました。
その時の様子や、耳たぶに違和感があるなどが話題となったことまで詳しくみていきたいと思います。
渡辺美佐子が徹子の部屋に出演したのは2014年10月
夫の大山勝美が亡くなった同月に徹子の部屋へ出演されています。夫を亡くしてすぐの時期であったことからも闘病生活での出来事や、夫との思い出などを多く語っていました。
しかし、この徹子の部屋での久々のスクリーン登場で耳たぶ辺りに違和感を感じるなどの整形疑惑で話題となりました。
渡辺美佐子の顔に違和感?整形説が浮上
闘病生活で一時期スクリーンに登場する事がなかったせいか、久々にテレビに登場した渡辺美佐子に耳たぶや顔が変わったなどの整形疑惑が浮上することとなりました。
視聴者からは、頬辺りの皮膚を耳たぶに向かい引き上げたのではないか、それにより皮膚が変につった状態になり耳たぶが不自然で顔も変わり二重や鼻シリコンもしたのではないかという疑惑の声が多くあがりました。
渡辺美佐子整形説のネット上の反応は
渡辺美佐子の耳たぶや顔の違和感は、ネット上でも多くの人が反応を起こしました。
徹子の部屋で耳たぶがおかしいと思った事や、顔が変わったなどの意見に対し多くの人が賛同しあの年での整形に疑問を持つ反対や批判意見や、逆に女優なのだから良いとの意見や、化粧が濃いだけではなどの反応がありました。
お顔の皮膚を引き上げる整形をしたことで、耳たぶ辺りにも違和感がでていまったのではないかなどの整形した内容を推測するような書き込みも目立ちました。
実際のところ整形疑惑なのかは不明ですが、現在でもご活躍されている様子をみると女優魂からのお顔御直し整形であった可能性もあるのかもしれません。
渡辺美佐子は若い頃から耳たぶが大きい?
渡辺美佐子は、前章で耳たぶの違和感から整形疑惑などが話題となっていたことをお話しましたが、本当に整形はしているのでしょうか?
若い頃からお綺麗であったことから、現在お歳を召されてもその美貌に変わりはありませんが、渡辺美佐子の若い頃のお顔や耳たぶを比べてみたいと思います。
若い頃から気品ある美貌
渡辺美佐子は、若い頃から気品のある綺麗な顔立ちであったことから男性ファンも多かったようです。若い頃のお顔と比べても、それほど整形したような感覚はないようにも思われます。
整形疑惑では、目や鼻もいじったなどの意見もありましたが若い頃のお写真を見てもお歳をとったことで自然と変わったようにも思われます。
渡辺美佐子は若い頃から耳たぶに違和感?
渡辺美佐子さんの若い頃のお写真で一番耳たぶの様子がわかりやすかった画像を確認してみました。耳たぶに厚みがあり、勝手な想像ですがお歳と共に下へとたるんできたのではないかとも推測できます。
確かに現在86歳となられて皮膚のたるみは、若い頃に比べあるのは誰もが自然な事です。渡辺美佐子の若い頃のお写真からも感じるよううに耳たぶは少し厚く長めのような印象をうけました。
若い頃から耳たぶが長めのいわゆる「福耳」であったのなら、当然お歳と共に皮膚が下がることで下へと垂れていくのは自然なことのようにも思います。
結局、整形はしたのか?耳たぶの違和感はお歳のせいなのか?は渡辺美佐子ご本人にしか本当のことはわかりません。しかし、86歳となった現在でも整形疑惑と話題になってしまいことも素晴らしいことだと思います。
渡辺美佐子の著書も好評!
渡辺美佐子は、若い頃からの内容を著書として出版されています。
この著書を読めば渡辺美佐子のことがわかる内容となっていることからも好評となっています。渡辺美佐子の著書をご紹介します。
渡辺美佐子の著書「ひとり旅一人芝居」とは
1987年4月発売で人生のうち30年以上女優として生きてきた生活について若い頃から現在に至るまでの渡辺美佐子が書かれています。
女優でありながら結婚をし妻となり子を産み母となったことから、若い頃入団した養成所での思い出人生のライフワークとまでなった「化粧」舞台でのエピソード、ご自身で行かれた海外旅行の話などの内容となっています。
この本の作成のきっかけとなったのは、渡辺美佐子のお母様に捧げたく書き下ろしたようですが、お母様に読ませる前に他界してしまったようです。
渡辺美佐子を知りたいならば、この著書を是非手に取ってみてください。
渡辺美佐子が著書で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞
この渡辺美佐子の著書「ひとり旅一人芝居」は好評価であったことからも、第35回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しています。
若い頃思いもよらないことから女優への道へ進み、テレビ映画舞台と様々な場面で現在もご活躍されている渡辺美佐子ですが、著書でも賞を取り改めで素晴らしい才能の持ち主なのだと確信させられます。
渡辺美佐子の「ひとり旅一人芝居」のレビューをご紹介!
渡辺美佐子の著書のご紹介を前述で簡単に述べさせていただきましたが、著書のレビューでも好評なことがわかります渡辺美佐子の表現の仕方がおしつけがましくなく本当に良い文章でおすすめしたいといったレビューなどもあります。
また、渡辺美佐子のご両親のお話ものせられていることから、そのエピソードに興味を示す意見などもあります。お若い頃から現在に至るまでの記念書でもある内容でおすすめです。
渡辺美佐子は生涯現役のベテラン女優!今後の名演にも期待。
渡辺美佐子は、生涯女優として七変化のように姿を役により変えたりと熱い熱意をお持ちであることは、若い頃から現在に至るまでのご活躍から感じとられます。
現在も、ドラマや舞台などに出演され83歳というお年を感じさせることがなく耳たぶの違和感から整形疑惑なども話題となる減益ベテラン女優です。
今後も渡辺美佐子の名演に期待しているファンの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。いつまでも元気なお姿を拝見できることを今後も楽しみにしています。