渡辺美佐子主演の最新作は、松元ヒロ(芸人)原作の一人舞台憲法くんの作品を基に、原爆朗読劇であった「夏の雲は忘れない」のドキュメンタリー映画とされています。
「誰がために憲法はある」のドキュメンタリーは、渡辺美佐子の初恋の人が広島原爆で命を落としたことを知り1980年から渡辺美佐子率いる女優仲間と続けていた朗読劇が映し出されています。
戦争の恐ろしさを現代の若い世代にも伝え引き継いで生きたいとの思いが強く、時代が流れ戦争経験者が少なくなってきた現代にこそ必要な事だと活動を続けてこられたようです。
監督は井上淳一、2019年4月27日より全国で順に公開されました。
渡辺美佐子は8月のNHKドラマにも出演予定!
近状の活躍は、映画に留まらず2019年8月8日放送であるNHKドラマ「マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~」に日系二世の日下部綾役として出演をします。
太平洋戦争でのフィリピン攻防戦を生き抜いた日本人女性の実体験を元に描かれたドラマとなっています。
2019年秋公開映画の「いのちスケッチ」にも出演!
2019年2月頃から撮影入りしていらっしゃり、2019年11月15日から全国で公開予定とされている「いのちスケッチ」にも主人公の祖母役としてご出演されます。
舞台は福岡県大牟田市の動物園です。この動物園は実在し動物福祉でも有名な延命動物園です。人間と動物の感動ヒューマンドラマです。
86歳というご年齢でありながらも、現在でも映画、舞台、テレビと1年に少なくとも1回は活動されているとのことで、女優人生を謳歌されていらっしゃいます。
渡辺美佐子の夫は?夫婦で闘病生活も
彼女は、TBS社員であった大山勝美とご縁があり人生のパートナーとなります。1955年から事実婚関係であった放送作家であった男性と1959年に別れてます。
しかし、旦那様のご病気がわかり夫婦での闘病生活を送られたようです。渡辺美佐子は七変化女優としてではなく妻・母としての時間をお過ごしになられたご親族などの事も詳しく知っていきたいと思います。
渡辺美佐子の夫は元TBSの大物プロデューサー!
ご縁のあったお相手は、元TBSの社員で大物プロデューサーとして大活躍され演出家でもありました。そのため、渡辺美佐子と環境も近かったこともあったことから、お顔をあわせることが多かったようです。
監督などもつとめ、「ふぞろいの林檎たち」「知らない同士」などの有名なヒットドラマを手がけておられました。1992年に定年を迎え退職されましたが、その後「カズモ」という製作会社を立ち上げ多くの作品をだしていました。
渡辺美佐子の夫とのなれそめをご紹介
気になる2人のなれそめですが、お仕事上一緒になる事があったことから大山勝美の襟元に付いていた汚れを見て「もしかして、独身?」と声を掛けた渡辺美佐子の一言がきっかけであったようです。
その後1年程のお付き合いが始まった後、1965年にご結婚されました。
渡辺美佐子は夫との間に一児をもうける
旦那様との間には、3年後に一児の男の子をご出産されています。息子さんは現在50歳前後のご年齢だと思われますが、芸能関係のお仕事ではなくコンピューター関係の一般のお仕事をされているようです。
ご結婚当初、旦那様に子供は男の子がいいと言われたことがあったようで、念願の男の子が産まれご夫婦共にお喜びになったのではないでしょうか。
渡辺美佐子の夫にガン宣告、夫婦での闘病生活
旦那様は退職後から体調を崩し1998年ガン宣告をうけました。旦那様のガン宣告を受け女優業専念のため家事などはお手伝いさんにまかせっきりであった彼女は、65歳で初めて自身で家事をやりご夫婦で闘病生活に入られました。
もちろん初めての家事であったことで、相当ご苦労もなされたことだと思いますがお仕事柄今まで家族3人揃ってのご飯は難しいことでしたが、環境が変わったことで揃って食べれるようになった事に幸せを感じていたようです。
闘病生活、慣れない家事仕事など大変な時期であったと同時に、家族としての時間が持てたことで良い思い出となったのではないかと思います。
渡辺美佐子の夫は2014年に多臓器不全で他界
闘病生活も、2014年10月5日で終わることとなります。大山勝美はガン宣言から18年後の82歳で他界してしまいます。最後は息子と共に妻渡辺美佐子としてみとられました。
退職後にガン宣告をされ胆管ガン手術をされていますが、6年後に再発してしまい腸閉塞を繰り返しながらもお仕事を続けられていました。
渡辺美佐子の夫に関連して死亡説が流れたことも
死亡説が流れたのはネット上だけでのことでしたが、噂の発端は、旦那様がお亡くなりになったことから、渡辺美佐子が亡くなったとゴシップにされたことでのデマ情報であったのではないでしょうか。
ネットでのゴシップネタのようなものは、ネットが盛んな時代になるにつれて多くなっていることが事実なだけに正確な情報か気をつけたいことです。現在も女優として、お歳を感じさせることなく演技を謳歌されています。
渡辺美佐子の出演作をご紹介!
少なくとも年に1回以上はご活動されている彼女ですが、今までにも多くの出演作で変幻自在の名演をみせてくれています。その出演作をご紹介していきます。
まだ若い世代で彼女の事をしらない方でも当時人気番組であった「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」などはご存知ではないのでしょうか。
渡辺美佐子の出演作①果しなき欲望(1958年)
今村昌平監督であった果しなき欲望で、1958年に小悪魔要素を持つ悪女役として出演されました。この映画でブルーリボン賞助演女優賞を受賞されました。
翌年には「マリアの首」での演技力が評価され、新劇演技賞を受賞するなど彼女の女優としての評価が高くされることとなります。
当時の時価6000万のモルヒネをめぐっての奪い合いを描いた映画でしたが、見事悪女役を演じられました。
渡辺美佐子の出演作②赤穂浪士(1964年)
大沸次郎の赤穂浪士を原作とし、当時の豪華キャストで話題となった2作目NHK大河ドラマにも出演しました。
大河ドラマでの最高視聴率53.0%という異例の数字をだした記録があるドラマでした。この赤穂浪士が、彼女のドラマデビュー作品となっています。