天才・玉置浩二の凄さとは?業界人が絶賛する歌唱力と音楽センスとは

玉置浩二さんの作曲と松井五郎さんの作詞による完成形の楽曲となり、この曲について玉置浩二さんは「安全地帯が目指していた誰もが認める普遍的なメロディがリスナーに受け入れられた証だ」と語っています。1985年の紅白歌合戦に同曲で初出場を果たし、後にキリンビール「秋鮭」のCMソングにも起用されました。

天才的な楽曲③田園

玉置浩二さん11枚目のシングルチューン。フジテレビ系木曜劇場「コーチ」の主題歌にもなり、オリコン集計92万枚を記録したソロ作品最大のヒット曲です。玉置浩二さんはこの楽曲について「田園の歌詞は自分が一番ぐちゃぐちゃになっていた時をまとめた歌、なんにもできなくても生きていればそれでいいんだ、ってほんとに思った」と語ります。

共同プロデュースの須藤晃さんは「自分の代表作を持っている人が一旦売れてから沈滞して、そこから復活するのはほとんど不可能と言う烙印を全部自分の力でぶち壊して、それ以上に売れる作品を作ったパワーは凄い」と語ります。天才天才と簡単には言いますが人には決して見せない並々ならぬ苦労が天才にはあるのでしょう。

天才的な楽曲④夏の終りのハーモニー

「スターダスト・ランデヴー井上陽水・安全地帯LIVE AT 神宮」で初披露された天才同士の名曲中の名曲、安全地帯としては12枚めのシングルとなります。揚水さんは自書で「浩二と歌うっていうんで作ったけど安易なアプローチだったかも知れないですね。でも時間が経過してみると凝らなかったのが逆に良かったのかな」と述べています。

天才的な楽曲⑤I Love You からはじめよう

発売当初は8cmCDシングルで枚数限定として発売されました。「夜のヒットスタジオ」や「ミュージックステーション」で数回演奏されただけですが安全地帯のライブでは定番ソングとなっています。オンビートに乗った天才・玉置浩二さんの力強い歌唱力に勇気をもらった方も少なくないと思います。

天才的な楽曲⑥キ・ツ・イ

TBS系で1989年に放映された小林薫さんと玉置浩二さん主演のテレビドラマの「キツイ奴ら」の主題歌です。BaNaNaのよる非常にダンサブルなアレンジの力強いパーカッションが印象的で、アマゾンズのコーラスとYU・KA・RIのサックスがブラックミュージックを彷彿させ玉置浩二さんの艶っぽいボーカルがマッチする名曲です。

俳優としても天才だった玉置浩二

1986年7月公開の学園ホラー「プルシアンブルーの肖像」で銀幕デビューを飾り天才的演技を披露し、安全地帯の同名主題歌もヒットしました。ちなみに同時上映はチェッカーズの「Checkers in Song for U.S.A.」でした。俳優としても天才ぶりを見せてくれる玉置浩二さんの作品を少しだけ紹介します。

俳優としての才能もピカイチ

「プルシアンブルーの肖像」では人気スターの初主演映画だと言うのに、あえて異例の失語症の用務員役を選んだところが並の芸能人とは違います。話題となった原案・江口寿史による「世にも奇妙な物語・ハイヌーン」での天才的怪演は同番組に於いて、草刈正雄さんの「ズンドコベロンチョ」と並ぶ人気作です。ズンドコベロンチョに関する記事はこちら。

二枚目役が多かった玉置浩二

とんねるずの番組ではコントを披露したり「サザエさん」の主題歌を真顔で歌うなどの三枚目を演じる事も多くなってきました。NHK大河ドラマ「秀吉」では足利義昭役を演じ無能さを印象づけるためにインパクトのある演技を披露。テレビドラマ「キツい奴ら」では小林薫さん演じる主人公の少年院時代の情けない後輩役が印象深いです。

俳優としての活躍をご紹介

フジテレビ系でのドラマ「コーチ」ではザ・テレビジョン・ドラマアカデミー章助演男優賞にノミネートされましたが「自分は俳優ではなく歌手である」として受賞を辞退しています。

その他「こんな恋のはなし」は視聴率が振いませんでしたが「あいのうた」では10kgの減量で病魔に侵される警官を演じ視聴者の心を掴んだドラマでした。同時期に話題となりヒットしたテレビドラマ「ヤヌスの鏡」に関する記事はこちら。

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