ミュンヒハウゼン症候群はどう治療すればよいか
周囲の優しさを求めるあまり、最悪の場合死亡者まで出してしまう、危険なミュンヒハウゼン症候群に、治療法はないのでしょうか?この病気を治すためには何科に行けば良いのか、見つけてしまった場合の対応についてご紹介します。
ミュンヒハウゼン症候群の根本的な治療方法は確立されていない
病気を捏造する「偽性障害」という精神的な疾患の中でも、ミュンヒハウゼン症候群はとくに重たいものです。治療が必要ですが、残念ながら根本的な原因は未だにわかっていません。
ミュンヒハウゼン症候群の治療は精神科へ
まずは心の病気として精神科での治療をおすすめします。なんとも皮肉なことに、ミュンヒハウゼン症候群の患者は自分が「病気になりたがる心の病気」と診断されることを快く思わないそうです。
しかし自傷行為や不要な服薬を防ぐためにも、治療を行いましょう。とても辛いですが、原因を知って自分と向き合うことが大切です。
病院で代理ミュンヒハウゼン症候群を見かけたら病院・警察へ通報を
万が一ミュンヒハウゼン症候群の兆候が見られる人に遭遇したら、早めに病院や警察へ通報しましょう。自分がいなければ生きていけない子どもの存在自体を、自分の個性だと勘違いしていることが多く危険です。
それらの行為は虐待である可能性が高く、早めに手だてを打つ必要があるからです。悲しいことに87%の子どもが、疾患のある親に虐待され死亡する可能性があるといいます。
入院している子どものケアも大切です。しかし、看病している保護者にも目を向けて、育児で困っていることはないかコミュニケーションをとることも必要です。