漫画やアニメの世界に出てくるような最強の男には、自身の名が刻まれた必殺技がありました。その名は「カレリンズ・リフト」
どんな技なのか分かり易く解説していきます。
カレリンズ・リフトはサイド・スープレックスのこと
足の裏以外が地について寝ているような状態から、腰に腕を回した状態から後ろに投げ飛ばして、地面にたたきつける技と同じものです。
通常は100キログラム未満の重量がライトな場合のみしか、到底繰り出せない技だったのですが、130キログラムという、超ヘビーな重量なのにもかかわらず、上記の技をいとも簡単に繰り出してしまうのです。
そのため「カレリンズ・リフト」と彼固有の必殺技として、世界から称されました。
カレリンズ・リフトは大概の選手がフォール負けを選んだ
相手の選手は、彼と対戦して前述したように、足の裏以外が地について寝ているような状態に入ると、「カレリンズ・リフト」を食らうのを恐れました。
無理に抗うこともなく、そのまま抑え込まれて、自ら白旗を上げて降参する選手が多かったのです。
カレリンは前田日明引退試合の相手!
日本で格闘王・殺し屋と称されている最恐の男「前田日明」が現役最後の試合相手に選ばれたのが、カレリンだったのです。この試合の結末はどうなったのか簡単にご紹介していきます。
カレリン唯一のレスリング以外での試合!
彼は、これまでレスリングの舞台にしか経っていませんでしたが、日本の前田との試合で始めて、違う格闘技のステージで戦うことになりました。
前田陣営はカレリンに試合に出てもらうように、交渉していましたが、なかなか形になりませんでしたが、最終的にそれが実現されることになりました。
試合に出たのはファイトマネーで、母国のレスラーに贈るためと囁かれていましたが、本人は「自分に挑んできたが初めてで、真剣だったから」と話しています。
特別ルール
- 5分2ラウンド
- ロープエスケープ=1ロストポイント
- ダウン=2ロストポイント
- ロストポイントが6つになった時点でTKO負け
- 2ラウンド終了時ポイント差で勝敗を決定
- グラウンドによる打撃は禁止
- (全体的に前田に不利なルール)
前田日明もカレリンズ・リフトを防げなかった
彼の、必殺技である「カレリンズ・リフト」はあくまでも、レスリングの世界・ルールだからこそ使える技と、自身気に称した前田も試合では2回もカレリンズ・リフトをもらっています。
プロレスのステージ、日本の格闘王である前田でさえ「カレリンズ・リフト」をかわせなかったので、いかに防ぐのが難しい必殺技なのかよく伺えます。
前田日明氏はカレリンの筋肉を競走馬に例えた
敗戦を喫することになった引退試合の後で、前田は対戦した彼の人外な筋肉を、サラブレッドの筋肉と称して、その筋肉がいかに生まれもってものであり、天性の質があると語りました。