豚のモデル相当の体脂肪率の低さは筋肉からきているとご紹介致しましたが、特に豚では背骨付近の筋肉が発達しています。
4足歩行をしているため、背骨のあたりに肉付きが良く見える豚が太って見えてしまうというわけです。
この筋肉モリモリの体には野生に生きるための理由がありました。豚の走る速度は太った人と同じ、と思う方は少ないかと思いますが、そこまで速くないと思われがちです。
![](https://i0.wp.com/leisurego.jp/wp-content/uploads/2019/08/56ab4541dcbf1fb08e91184f95c45783.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
Elcholito / Pixabay
体脂肪率の低い筋肉質な豚の走る速度は人類最速のウサイン・ボルトより速い時速40キロメートル。
飼養動物としてのイメージが豚には強いため、野生環境で死に物狂いに走る豚を見たことのある人が少ないことから、豚は遅いというイメージがついてしまいました。
しかし死物狂いで走る豚は人類の誰よりも早く走ることが出来るのです。
豚は人間よりかなり力が強い
![](https://i0.wp.com/leisurego.jp/wp-content/uploads/2019/08/d89061b82adf468a94d8423e040d1a1c.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
Pexels / Pixabay
豚が太っている比喩に使われるもう理由には、豚の体重が関与しているのではないでしょうか。
豚は体脂肪率の割に体重が100~200キログラムとかなりの重さ。それもそのはず豚の体脂肪率の低さは筋肉であるとご紹介しましたが、筋肉は脂肪よりもはるかに重いのです。
つまり豚の巨体で猪突猛進に突っ込まれたら人は一溜まりもないほど、豚の筋肉には人の力が及ばないのです。
豚は雑食性でなんでも貪欲に食べる
![](https://i0.wp.com/leisurego.jp/wp-content/uploads/2019/08/8874af66fbd741e5bdbfd1bf375ea479.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
stevepb / Pixabay
豚の生態的な特徴として雑食である事が知れています。そのため何でもモリモリと食べる様子がテレビでも流れているでしょう。
なぜかその姿が太っている大食漢の人と重なり、太っている人を豚で表す風潮が出てきました。
アニメにもモリモリ食べる豚が登場
![](https://i0.wp.com/leisurego.jp/wp-content/uploads/2019/08/379cc3e2ff5e998761e07d7fe6685d1f.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
vieleineinerhuelle / Pixabay
アニメーションの世界でも豚が太っていると思わせるような表現がされており、より人々の根本に浸透させています。
豚が太っている人のように表現されている有名作品についてご紹介させていただきたいと思います。
ジブリ「千と千尋の神隠し」
千尋とその家族が迷い込んだ世界で、両親が無心に神の世界の食事を食べ始め、なぜかみるみるうちに豚へ姿を変えてしまった描写がありました。
有名なジブリの世界でも人の潜在的な豚が太っているという意識には打ち勝てなかったのかもしれません。
もしくは、元々太っていない体脂肪率の低そうな両親が豚へ変わったことが豚の体脂肪率の低さを暗示させているのでしょうか。
キテレツ大百科
![キテレツ大百科 (1) (てんとう虫コロコロコミックス)](https://i0.wp.com/images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51yh%2BgeE2NL.jpg?resize=317%2C500&ssl=1)
キテレツ大百科に登場するブタゴリラというキャラクターも少しぽっちゃりとした体系です。
なぜか彼はキャラクターの名前にも豚が使用されている事から、太っているキャラクターであるためであると想像できます。