【首都圏連続不審死事件】木嶋佳苗の生い立ちや現在、3度目の獄中婚の真相も

首都圏連続不審死事件は、2009年に発覚した事件です。結婚詐欺師「木嶋佳苗」により、複数の男性が不審な死を遂げており、未解決のままになっている不審死もあります。首都圏連続不審死事件のまとめと、木嶋佳苗のブログやモテテクについて解説します。

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首都圏連続不審死事件とは?木嶋佳苗が起こした連続婚活殺人事件!

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平成の毒婦と呼ばれた人物をご存知でしょうか。結婚という言葉を巧みに利用した犯罪は、悲惨な結果を生むのです。婚活サイトでいつの間にか魅入られてしまい、罠にはまったことに気付かないとしても、男性に責任を問うことはできません。首都圏連続不審死事件は、いくつもの謎に始まり2009年に明るみにされる、木嶋佳苗が起こす結婚詐欺による殺人です。

婚活サイトを利用し、詐欺を行うことも犯罪ですが、さらには殺人を犯すなど卑劣な行為の被害者が数人います。首都圏連続不審死事件は、木嶋佳苗によるモテテクも否めません。2009年に判明した3人の犯罪で裁判が行われ、不審な死を遂げた人物だけで他にも未解決な不審死を含まれていることを踏まえると、まだ終わりを見せないのではないでしょうか。ここでは被害者を実名で表現させていただくことを最初にお断りしつつ、詳細を紹介いたします。

首都圏連続不審死事件の概要

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2007年に謎の死を遂げた男性がいますが、その2年後にさらに不可思議な出来事が立て続きに起こります。婚活サイトを利用したのは男性だけに限らず女性側もですが、目的が結婚であることは明らかだからこそ、心許せるように近づくのです。首都圏連続不審死事件を犯すと男性が気付くはずもありません。

魅力を発揮するのが、特定の男性にだけ向けられる撹乱とも取れる言葉や仕草、行動だけだとしたら、他人に伝わることは難しいことではないでしょうか。犯人の名は木嶋佳苗であり、今尚事件は結審に至っていません。詐欺行為とは心許す一幕で起こることであり、発端は1人の男性の不審死から始まりました。

2009年8月6日・富士見市の駐車場で男性の遺体が発見される

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自らの命を絶とうとする時、様々な方法を用いることが多々あるのではないでしょうか。その中の一つに練炭を使用することも見受けられますが、自身で行うには力も必要でしょう。2009年に発見された遺体は、広島に原爆投下から64年が経過し、世間が悲しみに暮れている8月6日に埼玉県富士見市で発見されます。

1人寂しく駐車場にてレンタカー内で発見された当時、東京都千代田区で会社員の大出嘉之氏はひっそりと練炭自殺として亡くなったのです。死因は一酸化炭素中毒で、昏睡や意識消失が起こり命を落とします。悲しみが重なることに繋がり、当時41歳にして姿を変えることを予期する者はいません。

自殺としては不審点が多く警察による捜査が開始

どんな状態であれ、遺体が発見されれば誰もが不思議なだけではありません。発見と同時に警察が介入することになりますが、大量に睡眠導入剤を飲んでいたこと、練炭の購入先が不明なこと、などがまず不可思議です。

さらには事前に多額の引き出しがされていたにも関わらず、所持金数千円という点が挙げられます。導入剤を飲んでから一酸化炭素中毒までの不審点を照らし合わせるなどし、自殺ではないとされ捜査が開始されます。睡眠導入剤を飲んで練炭自殺をするに、事前に所用で引き出す金額ではないでしょう。

男性の交際相手・木嶋佳苗に複数の愛人がいる事が判明

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大出嘉之氏の不審死により、現金の振込先はすぐに判明します。470万円という多額が引き出されたのは「料理学校の学費」としていたにも関わらず、ブログは「旅行に行く」という趣旨で書かれていたのです。

婚活サイトから浮上したのが同じく登録していた木嶋佳苗でした。発覚した事実はそれだけではなく、金銭のやり取りをするほどの関係だったにも関わらず、複数の愛人がいるという大出嘉之氏を騙していた事実が判明します。

何人もいたとなれば、当然他の交際相手も騙していることに繋がることは確かです。複数の愛人も騙す詐欺行為は、同じく結婚を前提とした内容だったことも分かっています。

首都圏連続不審死事件の犯人、木嶋佳苗にどのようなモテテクがあったのでしょうか。何も知らず、旅行の名目だったため引き出した大出嘉之氏でしたが、金銭目的で婚活サイトを利用して詐欺を行い殺害することなどあってはならないことです。

愛人の内数名は不審死を遂げていた

木嶋佳苗には常に男性がいましたが1人ではありません。他にも複数名いたのですが、殆どが婚活サイトで出会った詐欺行為の被害者です。首都圏連続不審死事件で、交際相手は数名いましたが不審な死を遂げています。結婚という言葉だけではなく、何か惹きつける要因があったのではないでしょうか。

1人に止まらず、数名も不審死を遂げているとなれば偶然ではないことは明らかです。捜査の手は進んでいたのですが、自殺扱いになっていることもあり内偵段階と言えます。内密に行われているであろう不審死について、明白になる日を待つ家族もいるはずです。

2009年9月25日・木嶋佳苗を結婚詐欺の容疑で逮捕

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婚活サイトで幾度となく騙すとしても限界はあるでしょう。数々行われた詐欺に対して、警察も手を拱いていたわけではありません。2009年になり、まだ暑さ残る9月25日に木嶋佳苗を結婚の名目で近寄り、挙句同じく詐欺目的で男性から騙し取ったとして逮捕します。

首都圏連続不審死事件の捜査で、既に時点で浮かび上がっていた木嶋佳苗は、他の男性にお金の話を持ちかけていたのです。この時点で交際していた男性もいましたが、犯行が行われていることは全く知りません。数百万円から数千万円、下手をすると億単位に及ぶほどの金銭が動いたいたのです。

逮捕時に同居していた男性からも450万円を受け取っていた

後に火災報知器が7つも破壊されていたことを振り返り、間違いなく自分も危なかったと同居男性は話します。精神安定剤を服用するに至るほど、5日間共にした40代の男性は語りつつ、貢いだことで生活が苦しかったことにも触れたのです。

首都圏連続不審死事件の詐欺行為に歯止めがつくことはなかった様子が、見受けられるのではないでしょうか。同居していた男性も、身の危険を察していたのか、後には殺意はあったことは確かではないか、と語ります。

2010年1月までに7度に及ぶ詐欺等の容疑で再逮捕

木嶋佳苗の周りで未解決があることに少し触れましたが、発端になったとも言えるほど、2010年の1月に7度にも及んで行われた詐欺容疑で再び逮捕されます。

長野県の男性にも結婚の話を持ち出し130万円、静岡県の男性に同じく190万円、別の男性の方々への詐欺未遂、次に静岡県の男性への5万円の窃盗、そして大出嘉之氏への詐欺と殺人での逮捕です。

首都圏連続不審死事件は、結婚をチラつかせた犯行になります。最初は詐欺などに関しての逮捕となり、7度に及ぶ行為は尋常ではありません。

2008年から2009年に主に集中していますが、同居していた男性も十分な被害者でもあります。全て婚活サイトで知り合った男性で多数いるのです。高級外車やブランド物で装っていた姿は、まるでセレブのようだという話もあります。

その他窃盗や詐欺罪などでも起訴される

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首都圏連続不審死事件でいくつもの詐欺や詐欺未遂なども行っており、同じく婚活サイトで知り合った男性への窃盗も含め、不審死の捜査の段階で起訴されます。全て婚活サイトで結婚の話を持ちかけ、詐欺をしてさらに窃盗にまで至るには、恐ろしいほどの金銭の欲があったことは確かではないでしょうか。

7度目の逮捕で殺人にこそなりましたが、首都圏連続不審死事件で詐欺、詐欺未遂、窃盗などはまだこれから判断されます。起訴されたものの、全てが終わったわけではありません。様々な容疑で起訴されていることも踏まえて、初めから結婚が目的ではなはなかったのか疑問が残ります。

2010年10月29日・東京都青梅市の男性殺害容疑で再逮捕

結婚することを前提にして詐欺を行う行為ですら、容認できないことは間違いないでしょう。首都圏連続不審死事件で、当時53歳だった会社員の寺田隆夫氏も自殺に見せかけて殺害したとして、木嶋佳苗は再逮捕されます。

婚活サイトで出会ったとされていますが、結婚することを前提に振り込まれた金額は1700万円です。寺田隆夫氏に対し、自殺を装いますが発覚します。

死因に関する資料が少ない中で異例の殺人罪立件となる

練炭によるものでしたが、これという決め手になる証拠はありません。死因もはっきりしていないのですが、異例とも言える状況証拠のみでの殺人罪で立件します。

資料と言えるものは少なく、解剖もされていない段階です。首都圏連続不審死事件で、疑う余地がなかったのではないでしょうか。

多額の金額が振り込まれていることから、詐欺行為は間違いなく、婚活サイトを利用した行為は寺田隆夫氏だけに止まらなかったからかもしれません。

度重なる逮捕歴もあること、同じ婚活サイトであることも理由にあるのではないでしょうか。詐欺だけではなく、殺人での立件となったのです。

他にも木嶋佳苗について関心のある方はこちらもご覧ください。

首都圏連続不審死事件を起こした木嶋佳苗の生い立ち

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婚活サイトに登録している男性の全てが、結婚という名前を用いて金銭のやり取りを無償で行うからにはそれ相当の理由があるのです。首都圏連続不審死事件は、木嶋佳苗のモテテクで、男性は惹かれていくのではないでしょうか。必ずしも容姿だけとは限らず、言葉だけとも限りません。

木嶋佳苗の過去に遡ると、そこには秘密が隠されいるのではないでしょうか。結婚をしたいと感じ、夢中になってしまうのには生い立ちが関わってきていることは否めません。

木嶋佳苗のプロフィール

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北海道の漁業が盛んな中標津で、4人兄妹の長女として生まれ、家族構成には優れたものがあります。首都圏連続不審死事件で逮捕された木嶋佳苗は、長女でしたが、祖父は町会議員を3期に及び務めた司法書士、祖母もまた町長の妹という環境でした。

父親は大学職員でありつつ行政書士、母親は後に木嶋佳苗が影響を受けたであろうピアノ講師という一般的に裕福な家庭と言えるのではないでしょうか。

父親は2005年に自動車事故を起こしたとして亡くなっていますが、車内から練炭が発見されたことから自殺とも噂されます。北海道から偶然にも上京していた木嶋佳苗と父親の死には関係があるのかどうかなど、ネットでは囁かれていることも事実です。

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