草刈正雄とは?
草刈正雄さんといえば、その端正なルックスで、若い頃からモデルとして活躍しており、最近では NHKで放送中の連続テレビ小説『なつぞら』に出演し、注目を集めています。
草刈正雄のプロフィール
草刈正雄(くさかり まさお、1952年9月5日~)。福岡県北九州市出身。身長181㎝。血液型O型。
モデル、俳優、歌手、テレビ司会者として活躍。『華麗なる刑事』、『古畑任三郎』、『真田丸』など、ドラマ、映画など様々な作品に出演しています。
草刈正雄の経歴
父親はアメリカ人、母親は日本人のハーフとして生まれました。アメリカ軍兵士だった父は朝鮮戦争で戦死。小中学生のころから、新聞配達と牛乳配達のアルバイトをして、母子家庭の貧しい家計を支えました。
高校2年生のときに、バイト先のマスターから東京のモデル事務所を紹介され、17歳で上京。資生堂の専属モデルとしてデビューし、その甘いルックスで、瞬く間に売れっ子となりました。
1974年に、映画「卑弥呼」で俳優デビュー。翌年にはエランドール賞・新人賞を受賞します。その後も多くの映画・舞台に出演、中でも2016年の大河ドラマ「真田丸」では、真田昌幸を好演し、話題となりました。
草刈正雄の息子は転落死していた!
草刈正雄さんの息子、草刈雄士さんは、2015年2月、マンションの7階から転落し、亡くなっています。名優の息子として産まれ、何不自由のない生活をしてきたと思われる雄士さん。一体なにがあったのでしょう?
TV番組で息子の死を告白
草刈正雄さんは直後にコメントを出したきりで、テレビやインタビューで、息子の草刈雄士さんについて語ることはありませんでした。
しかし、2年後、次女・麻有さんと出演した「徹子の部屋」で、雄士さんについて初めてテレビでコメント。言葉少なではありましたが、「亡くなった後の方が息子の気配を感じますね」と想いを語っています。
当時は週刊誌メディアでも報道されていた
草刈正雄さんの息子が亡くなった事故当時は、週刊誌やメディアでも大きく報道されました。
草刈正雄さんの長男が2015年2月14日夜、東京・渋谷区のマンションから転落し、死亡していたことが15日、分かった。23歳だった。
(引用:【草刈正雄の長男が転落死 事務所7階から(日刊スポーツ)】)
転落死の場所は草刈正雄の個人事務所
草刈正雄さんの息子、雄士さんが転落したのは、草刈正雄さんの個人事務所があるマンション『青山アルコーブ』。雄士さんは、7階にある事務所のベランダから転落しました。
雄士さんは音楽や絵の制作活動を行う為に、時折、事務所を使用しており、事故当日も、泊まり込みで制作活動を行っていたようです。
草刈正雄さんの所属事務所は、事故後の報道に対し「長男は一般人なので、コメントは控えさせていただきます」とコメントしました。
転落寺時は目撃者も…その後病院で死亡を確認
『青山アルコーブ』は、青山学院大学の向かいにあるマンションで、人通りの多い場所です。そのため、雄士さんが転落する瞬間を目撃した人もいるそうです。
事故発生直後の報道では、「転落直後にはまだ息があった」という、通行人からの証言もありました。しかしその後、搬送された都内の病院で、草刈雄士さんの死亡が確認されます。
事故現場には草刈正雄も駆けつけた
事故が発生した2時間後には、草刈正雄さんも、息子、雄士さんの事故現場に駆けつけました。
「なんで死んだんだぁ!」
あたりをつんざく絶叫に驚いたマンションの住人が目撃したのは、血だまりのそばでひれ伏す草刈正雄の姿だったという。(引用:【草刈正雄 血だまり路上現場で亡き息子へ”涙の土下座”(女性自身)】)
有名人である草刈正雄さんが、周囲の目もはばからずにとった行動。息子を突然すぎる事故で亡くした悲しみと、その衝撃の大きさが伝わります。
転落は事故!事件や自殺の可能性は
ショッキングな事故だったことや、草刈正雄さんが詳細なコメントを出さなかった事などから、息子の雄士さんの死については、様々な憶測が飛び交いました。
腰掛けていた窓辺から不意に転落?手にはベランダの手すりも
路上で倒れていた草刈雄士さんが見つかった際、手には、窓の脇にあるベランダの手すりの一部が握られていたそうです。その時の状況をまとめてみました。
警察は事故死と判断
転落の際、落ちないように手すりを掴んだという形跡があることからも、事件性はなく、警察は事故死と結論付けています。
また、事故の原因としては、突風に煽られてしまったのではないか、という説もあるようです。
どちらにしろ、手すりが壊れなければ助かったかもしれないと思うと、やりきれないですね…。
関係者は自殺の可能性も否定
草刈雄士さんの精神が不安定だったことから、一部では自殺説が浮上しました。しかし、関係者は自殺の可能性を、事故直後に否定しています。
不幸な転落死…その真相は?
草刈雄士さんの死を巡って浮上した噂。それは、自殺、他殺、事故など多岐に及びます。その真相をひとつひとつ調べてみました。
他殺を疑う声も?
大人がベランダに腰掛けていただけでバランスを崩して転落するだろうか?本来なら頑丈に出来ているはずの手すりが壊れるだろうか?
事故の不自然な状況から、誰かに故意に転落死させられたのでないか。という噂がたちました。
しかし、警察の捜査でも、事務所には雄士さんが1人で過ごしていたことが確認できており、事故死と断定されています。手すりについても細工の痕跡等が見当たらなかったということでしょう。
うつ病や障害で薬を飲んでいた?
雄士さんは躁うつ(双極性障害)により通院していたことが明らかになっています。躁うつとは、ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す脳の病気です。
数種類の薬を服用して治療するため、事故当時も副作用の出やすい薬を服用し、意識が朦朧としていたのでは、と言われました。
通院の事実はあるものの、転落の際にに薬を服用していたのか、副作用が出ていたのか、今となっては亡くなった本人にしか分かりません。
元タレント羽賀研二が関与している?
羽賀研二さんが事故に関与しているのでは、という噂も一部で流れました。 しかし、羽賀研二さんと草刈雄士さんの接点はまったくありません。
どうやら、草刈正雄さんと羽賀研二さんは、同じハーフタレントであり、育った境遇に共通点が多いにも関わらず、どうしてこんなにも人生の明暗が分かれてしまったのか、と比較されることがあったようです。
その話から飛び火した形となって、この噂がたちましたが、あまりに強引な推理のため、この噂はすぐに聞かれなくなりました。
草刈正雄の息子「草刈雄士」はどんな人だった?
あまりにも若くして亡くなった草刈雄士さん。その人生はどのようなものだったのでしょうか。プロフィールや、生前の活動をまとめました。
草刈雄士のプロフィール
草刈雄士(くさかり ゆうし 1991年3月20日〜2015年2月14日)。血液型A型。アーティスト。
草刈正雄さんにそっくりなお顔立ちですね。
バンドマンやラッパーとして活躍!
ハマ・オカモトさん、オカモトレイジさん、オカモトショウさんの3人と、呂布さん、ラキタさん、ヒデちゃんさんによる『ズットズレテルズ』というバンドを結成。
雄士さんは、『ドカットカット』という名前でボーカルを務めていました。
『ズットズレテルズ』は大人気バンドの現・『オカモトズ』の前身バンド。ロックフェスで、5000組の中から14組の中まで残り、メジャーデビューも間違いないと言われていたほど。
『ズットズレテルズ』解散後、ラップグループ『Bank Roll』やヒップホップグループ『KANDYTOWN』でも活動。KINGと呼ばれ、グループを牽引する存在でした。ラップがお好きな方はこちらも。
元バンドメンバーのハマ・オカモトも悲しみのコメントを寄せる
「ズットズレテルズ」の元メンバーであるハマオカモトさん。草刈雄士さん訃報が流れると、追悼コメントをSNSに寄せました。
全然言うこと聞かないし、やる事やらないし、ワガママで、めんどくさいから大っ嫌いだった。
けど、死んじまうなんてあんまりだよ。どこまで人騒がせなんだよ。
また変なラップ聴かせてよ。
黒いレコード教えてよ。
なにしてたっていいけど、勝手にいなくなるなよ。(引用:ハマオカモトinstagram)
「ズットズレテルズ」のメンバーは、ハマオカモトさんの父が、ダウンタウンの浜田さん、オカモトショウさんの父がスコットハミルトンなど、全員の親が著名人。