絶滅危惧種の「イワシクジラ」って?絶品と噂のその生態や料理などまとめ

江戸時代に大村湾にある東彼杵という場所に九州エリアの鯨が全て水揚げされており、当時裕福だった長崎へクジラの質の良い部分が多く運ばれていました。また一番近い距離にあったため、鮮度を保つことができたので、長崎では鯨が美味しいものと認識され、瞬く間に発展し、今でも愛され続けています。

「イワシクジラ」の絶品の味

イワシクジラの味、食感

イワシクジラのベーコンはシャキッとした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど味が出てきます。尾の身は脂の乗りが良く、マグロの大トロをもっと濃厚にした味で、鯨肉の中でも最も美味しいと言われています。口の中でとろけてしまうほど柔らかく絶品です。

イワシクジラの選び方

尾の身、鹿の子と言われる霜降りや刺しが入った高級部位から、赤肉、赤身と言われる背中や胸の肉までいろいろあります。竜田揚げやカツなどの加工には赤肉が使用されます。また、鯨ベーコンはすでに加工されているので手軽に楽しむことができます。

「イワシクジラ」の絶品料理 ①生の食べ方

美味しい食べ方① お刺身

一番絶品とされているのがお刺身です。イワシクジラはブロックで売っていますが、冷凍保存が3ヶ月可能なので、必要分解凍して、残りは冷凍してください。解凍は、常温で15分以上または冷蔵庫で半日ほどかけて行います。半解凍状態が切りやすく、食べるときにひんやりする風味が美味しい食べ方です。

美味しい食べ方② ユッケ

一般的には生肉を使用して作るユッケです。醤油・ゴマ油・ネギ・ニンニク・酒・胡椒などで作ったタレとあえて最後に生卵をのせるだけの簡単料理ですが、生肉を鯨肉に変えるとまた違った味わいになります。これを白いご飯の上にのせて食べたらくせになること間違いなしです。

美味しい食べ方③ お寿司

お刺身としてとても美味しいと言われる鯨肉を載せたお寿司は絶品でない訳がありません。赤身であれば馬肉のお寿司に、尾の身であればマグロの大トロのお寿司にもなります。旬は冬なので、ぜひ一度味わってみたい一品です。

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