これらはなぜブランケット症候群と関係あるのか?どういうことなのか?
大人の3人の1人がブランケット症候群
ヨーロッパ大陸の中心国であり、古くから世界の先進国として栄えてきた「英国」の調査によれば、大人の3人に1人は特別で大切な何かを有しているそうです。
私たちの家族、知人、友人といった身の回りの人がブランケット症候群だと言えるのです。
スマホのブランケット症候群もある?
ひと昔前であればガラケーと呼ばれる携帯、現在はスマートフォンやiPhone。電話もネットもSNSも、便利なモノであるがゆえに、私たちの生活の中で一番身近な機械であります。
それが実はブランケット症候群の対象となるケースがあるのです。
恋愛へのブランケット症候群も?
恋愛自体が特別な何かになりなりえる場合も考えれます。誰かに求められて愛されていないと落ち着かず、安心できないのです。
そのため不特定多数の異性と交際したり、別れた後もすぐに別の誰かと交際するといった行動をとってしまいがちです。
後者は良いとも悪いとも断定できませんが、前者は当然ながら浮気や不倫にあたり、悪い所業なのでしてはいけません。
Contents
ブランケット症候群の大人への対処法とは?
成人する前、もっと言えば物心がつき始める事、物心がつく前、思春期や思春期の前であれば、家族や両親と相談してフラストレーションや心・メンタルに支障をきたすモノをなくすことができます。
大人になればそうはいかず、自分を見つめて治すことが対処法になります。
ブランケット症候群の大人はストレスを減らすことが大切
子供と同様に、日常生活や職場などのフラストレーション、心やメンタルの負荷となるものを極力減らすことに勤めましょう。
嫌いなモノ嫌いな人からは可能であれば避けるようにしたり、自分の心・メンタルをいたわって暮らすことがポイントです。
心理カウンセリングを受けることが大切!
自分だけでにっちもさっちもいかない、解決の兆しが見えないのであれば、専門家・プロの手を借りることも一つの手段です。
対応する医療機関やカウンセラーはネットで調べれば、すぐに見つかるので一度チェックしてみてください。
対処法として新しい趣味を見つけるのもオススメ
やはりブランケット症候群の根源となるのは、フラストレーションや心・メンタルの負荷です。
それらを完全に生活の中で排除するのは難しいでしょう。それは1人の社会人、大人になれば尚更です。
自分が気持ちよくリフレッシュできるような、新しい趣味を見つけて取り組むことも非常にお勧めです!
ブランケット症候群と発達障害の違いとは?
考えや思考、行動パターン、言語、学習において一連の症状をきたす「発達障害」と特徴が類似していますが、2つは別物であることをおさえておきましょう。
ブランケット症候群と発達障害の違い①ストレスへの対応能力
発達障害はフラストレーションや心・メンタルの負荷と付き合いがしづらい、すなわち感情のコントロールや心のリフレッシュなどが上手ではないのです。
一方のブランケット症候群はフラストレーションや心・メンタルの負荷との付き合いが難しいというわけではありません。
ブランケット症候群と発達障害の違い②自立の過程
色々な考え方捉え方がありますが、一般的に発達障害は治らないと言われていますが、一方のブランケット症候群は自立の過程でなり、成長すると自然と治っているケースがたくさんあります。
パニックや過呼吸が出た場合は他の病気の可能性も
もし万が一、ブランケット症候群であり、パニック障害や過呼吸など精神面だけではなく、身体や人体に影響が及んだ場合は、他の精神疾患や病気を患っている場合が考えられます。
もともと他の精神疾患や病気だった場合、併発してしまった時、両方のケースがあります。
先天性疾患であり15万に1人という非常にまれな病気で、その名称通り目が猫の様になってしまう「キャットアイ症候群」について気になる方や、興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
ブランケット症候群の人たちの体験談を紹介!
大人になった後もブランケット症候群に向き合って悩んでる方はたくさんいます。
そういった人たちの体験談をピックアップしてお話ししていきます。そのリアルな実態や影響などを知っておきましょう。
ブランケット症候群の体験談①芸能人の新川優菜
女優である、新川優愛さんは以前フジテレビで放送された時に、一番大切にしている宝物を明かしました。
それはくまのプーさんが描かれたタオルでした。このタオルは20年以上前から使い続けてきて、毎日寝る前にはその日の事をプーさんに報告しているようです。
ブランケット症候群の体験談②周囲の理解がある人の場合
一つ同じ屋根の下で暮らす、家族や内縁関係の夫、妻であれば目を瞑ってくれる方も多く、特別な何かを手放さなくもOKと許してくれる方もいるようです。
寝ている間に特別な何かが離れていた場合は、近くに寄せてくれる優しい家族がいる方もいます。
ブランケット症候群の体験談③周囲の理解がない人の場合
大切にしていた特別な何かを彼女に捨てられそうになった人、限りなくオンリーワンである何かについて分かってもらえず、許してもらえない人などもいるようです。
ブランケット症候群の理解を深めるための専門書籍
ブランケット症候群は、英国の精神分析医「ドナルド・ウィニコット」が提唱した概念であります。
そんなドナルド・ウィニコットが書き留めた論文がいくつか訳されて本になっています。その本の中からブランケット症候群について触れられる作品を2つご紹介していきます。
「情緒発達の精神分析理論―自我の芽ばえと母なるもの」
専門的な知識や理解がないと、読み解くことができない情緒発達理論、自我理論など様々な理論が書かれている一冊となっています。
遊ぶこととの現実
ドナルド・ウィニコット独自の対象関係理論の集大成となった一冊です。
主体と対象の関係性、対応して発達していく情緒(能力)の新たな認識をもたらす事ができます。現代社会でも通用する母子像がここに刻まれています。
多くの人が当てはまる現代の症候群
ブランケット症候群のように、現代社会においてたくさん該当する、症候群(シンドローム)はたくさんあります。こちらでその一部をご紹介します。
サザエさん症候群
多くの人たちが休日である日曜日の夕方から夜にかけて、次の日の月曜日から通学・通勤して学校に行ったりしないといけない。仕事しなきゃといけない。
という現実に直面して気持ちが沈んで憂鬱な気分・ブルーになる症状のことです。
Facebook症候群
SNSの1つであるFacebookのタイムライン上に表示される、他人のリア充っぷりや自慢を羨ましがったり妬んだりして、どんどん自分がダメ人間に思えてきてしまう症状のことです。
大人にも意外と多い!ブランケット症候群
今回の記事では「ブランケット症候群」について徹底的に掘り下げて症状など、対処法を考察しながらご紹介していきました。
子供に多いというイメージがありますが、実際は成人にも多いです。正しい知識と理解を持って、向き合っていくことが改善や治療の近道となります。病気ではないので落ち着いて行動する事が大切なのです。