范文雀の一生をまとめてみた!スピード離婚の理由は?死因の病気は?

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范文雀さんが1998年に診断を受けた「腋のリンパ節の悪性リンパ腫」は血液細胞に由来するもので、白血球の一種であるリンパ球が癌化したものです。全身のリンパ節がある場所なら発生する可能性は高く、表面上は見る事ができない臓器にも発生する可能性があります。

范文雀の死去

そうして范文雀さんは半年間に及ぶ入院治療を受け、一時期は小康状態になり一安心したのも束の間。2002年10月には体調が悪化し緊急入院し治療を受けたのですが、翌月11月5日に入院先の都内の病院で悪性リンパ腫による心不全を死因に54歳の人生に幕を閉じました。

范文雀と余貴美子の関係は?

余貴美子さんと范文雀さんを混同している方が多いようですが、実はお二人は従兄弟同士で范文雀さんの母親の弟が余貴美子さんの父親にあたります。お二人の関係と代表的な出演作を紹介しましょう。

余貴美子とは?

范文雀さんの8つ歳下にあたる余貴美子さんは、1956年の5月12日に神奈川県は横浜市で台湾人の父親と日本人の母親の間に誕生し2006年3月にNHKのスタッフと結婚した日本の女優です。たくさんの出演作がありますが、最近では「シンゴジラ」での防衛大臣役を「寄生獣」では主人公・泉新一の母・信子を演じたのが有名ではないでしょうか。

范文雀と余貴美子の関係

范文雀さんの母親と余貴美子さんの父親の祖先が中国・広東省鎮平村から台湾に移住した、客家語を話す漢民族だそうです。すでに芸能界で活躍していた従兄弟の范文雀さんに憧れ、女優になった余貴美子さんも2008年と2009年の日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞と言う栄誉を獲得しています。

范文雀と同じ台湾出身のタレント

27707 / Pixabay

日本から近い事もあり台湾からもたくさんの若者が日本の芸能界での成功を目指してやってきます。その厳しい競争を勝ち抜き日本での知名度を上げた台湾出身のタレントを紹介します。

テレサ・テン

「時の流れに身をまかせ」「つぐない」などのヒット曲が有名なテレサ・テンさんも台湾出身の有名な歌手です。20歳過ぎから日本の芸能界で活動し「アジアの歌姫」と呼ばれアジアでは絶大な人気を博していましたが、42歳でタイに静養のため訪れた際にチェンマイのメイピンホテルで気管支喘息の発作を死因に亡くなりました。

ジュディー・オング

ジュディーオングさんと言えば1979年の大ヒット曲、オリコンでは123.5万枚のセールス記録を打ち立てた「エーゲ海のテーマ〜魅せられて」が最も有名です。あの有名な衣装は元々ダイアナ・ロスの来日公演時に袖をスクリーン代わりに使用していた事をヒントに制作されたそうです。

ビビアン・スー

現在、台湾・日本・中国を拠点にワールドワイドな活躍を見せているビビアン・スーさんは生粋の台湾人マルチタレントです。1990年に「台湾美少女芸能コンテスト」でグランプリを受賞し、台湾の「少女隊」で歌手デビュー。日本では「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」のブラックビスケッツなどが知られる美人タレントです。

テンテン

1985年の香港映画「幽幻道士」のヒロインで一躍有名になったテンテン役のシャドウ・リュウさんは公開当時7歳、同作に出演していたスイカ頭の男の子は実のお兄さんだったそうです。日本と台湾を行き来しつつ芸能活動を続け現在は松竹芸能に所属されているそうなので、また成長したテンテンの可愛い姿が観られる事も期待できますね。

金城武

「K-20 怪人二十面相・伝」や「リターナー」での鮮やかなアクションシーンが記憶に残る金城武さんは、日本人の父親と台湾人の母親を持つイケメンハーフの俳優さんです。日本国籍ですが実は台湾の高校時代にCMデビューを果たし、卒業後には歌手でスタートしていたそうです。最近でもハーフ説が浮上したアイドルに関する記事はこちらから。

范文雀を代表する出演作

范文雀さんを紹介するならやはり外す事ができない代表作を集めてみました。もう観る事ができない俳優さんも多く残念ではありますが、時系列で並べてあるので当時を思い出しながら懐かしんでいただければ幸いです。

プレイガール

1969年から1976年まで東京12チャンネルに於いて全287話も放送された、全国の男性視聴者を釘付けにしたお色気に特化したアクションドラマです。月曜日の夜9時からの放送時間だったので、視聴に苦労された家族と同居の男性諸氏も少なくはなかったでしょう。范文雀さんはハン・ザ・摩耶の芸名でユーミン・ダロワ役を演じています。

サインはV

原作を神保史郎、作画を望月あきらが担当したマンガ「サインはV」を実写化したテレビドラマです。ジュン・サンダースを演じた范文雀さんを一躍トップスターの仲間入りさせたバレーボールのスポ根作品です。1964年の東京オリンピックで”東洋の魔女”の登場により日本中で巻き起こった女子バレーボールブームに乗った作品です。

野良猫ロック

日活配給の「野良猫ロック」シリーズ全5作品の内1・2・4作目に范文雀さんが出演しています。主演は和田アキ子さんや梶芽衣子さんが男勝りの殺陣やバイクなどのアクションシーンが満載の、昭和を感じさせる作品です。ちなみに1作目にはモップスやアンドレ・カンドレ時代の井上陽水さんも出演しています。

Gメン’75

日本の刑事ドラマとして有名な「Gメン’75」范文雀さんは第307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」から賀川陽子刑事役でGメンに加入しています。続編の「Gメン’82」にも出演し犯人の顔面をピストルでボコ殴りにするシーンがあります。動画は歴代のGメンを全員ダイジェスト編集されたものなので、全員覚えている方は果たしているのでしょうか。

范文雀の短くも美しい一生!

范文雀さんは台湾人でありながら日本生まれの日本育ちの女優です。数々の出演作を残し悪性腫瘍による心不全を死因に亡くなってしまいましたが、いつまでも記憶に残る端正なエキゾチックな顔立ちを忘れることはありません。改めてご冥福を祈るとともに、これを機会に范文雀さんの出演作をご覧になるのも良いでしょう。

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