エクアドル哲夫とは?新婚旅行中の悲劇エク哲事件の概要と妻のその後に迫る

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その後店長が出てきて、店側が謝罪する形で終わりましたが、その話の一部始終と店名、そして「二度と行かない」とtweetします。

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彼の事件の後、店名もしっかりと記載された投稿のおかげで、自然とお店の宣伝となってしまい、“エクアドル哲夫が体を張って宣伝した店”として知れ渡る事に。

この一悶着はエクアドル哲夫側の意見しか書かれていない為、本当はどちらに非があったのかは不明です。

エクアドル哲夫の名言⑥「ケツが痛い」などの日常tweetも

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エクアドル哲夫が投稿したtweetには、日常のつぶやきも含まれます。その中で「ケツが痛い」という、事件後には放っておかれないであろうtweetは、やはり格好のネタとなります。

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投稿自体は2007年のものなので、事件とは全く関連はありません。交際相手とスケートに赴き、何度も転んで尻餅をついてしまった事を投稿したもの。

どのtweetも事件とは関係ない場所と思考で投稿されたはずなのに、これほど事件と上手く結びついてしまうとは、何とも不思議です。

2019年現在エクアドル哲夫のTwitterは閲覧できない

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SNSで格好のネタとして扱われたエクアドル哲夫のTwitterは、現在は凍結され閲覧ができない状態となっています。それでありながら、現在でもエクアドル哲夫について囁かれるのは、彼がSNS民に与えた印象が大きかったという事でしょう。

エクアドル哲夫の妻のその後は?再婚したの?

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エクアドル哲夫は胸を撃ち抜かれた為助かりませんでしたが、妻・真梨子さんは足を撃たれたものの命に別状はなく、エクアドル哲夫を残し日本へ帰国しています。

新婚旅行で、目の前で夫を殺害されるという傷を心に負った彼の妻の心中は想像を絶するものだったことでしょう。

エクアドル哲夫の妻のその後①車いすで帰国した

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強盗に襲われ金目のものは全て失った状態で、エクアドル哲夫と真梨子さんは発見されました。足に大けがを負ったため車いすで帰国した様子が、ニュースでも映し出されました。

帽子を深くかぶり表情を伺うことは出来ませんでしたが、これから生活を共にしようと誓った人を失い、辛くないはずがありません。しかし、帰国した彼女を待ち受けていたのは、『エクアドル哲夫』と呼ばれるようになった夫への中傷だったのです。

エクアドル哲夫の妻のその後②帰宅後はネットで心無い言葉を受けた

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勇敢にも強盗から妻を守ったエクアドル哲夫は、人として称賛に値するのではないでしょうか?しかし、生前の彼のtweetが関与し、おもしろ可笑しくSNSで囁かれることとなり、被害は彼の妻にまで及びました。

犯人を挑発することになったと言われる彼女の名前は、結婚したが故の名前でした。そのため、彼女と結婚しなければエクアドル哲夫は命を落とさずに済んだのではないか、などと心無い言葉を浴びせられたのです。

エクアドル哲夫の妻のその後③再婚したという噂がある

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エクアドル哲夫の妻であった真梨子さんは、現在は別の方と再婚したのではないかと噂されています。しかし事件により一躍有名人となったものの、彼女は一般人ですからその後の情報が明るみに出ることはありません。

しかし目の前でエクアドル哲夫が殺害されるという衝撃的な事件を目の当たりにし、さらに誹謗中傷の的となってしまった不運な彼女には、新たな幸せが訪れていてほしいと願わずにはいられません。

エクアドル哲夫さんの訪れたガラパゴス諸島にはなにがあったのか

エクアドル哲夫らがなぜ治安の悪いグアヤキルに居たのか?それは、目的地であるガラパゴス諸島への中継地であったため、この地で1泊する予定だったようです。

海外旅行について名言を残しているエクアドル哲夫ですから、ハネムーン先として選んだガラパゴス諸島にはエクアドル哲夫らが目的とする魅力があったはず。ガラパゴス諸島についてご紹介します。

ガラパゴス諸島は世界遺産のある人気観光地

エクアドル領に属するこの諸島は、「ガラパゴ」と呼ばれるゾウガメから名付けられました。名前になったゾウガメを始め、アシカやペリカン、イグアナなど私たちの良く知る動物や、この島にしかいない固有種も存在しています。

この島々に生息する野生動物たちは、水揚げした魚のおこぼれをもらったりと、人間と上手く共存できており比較的穏やかなことが特徴です。様々な生き物がビーチや港で見られ、動物好きには堪らない旅行先と言えるでしょう。

ガラパゴス諸島はダーウィンも訪れた島

進化論で有名なダーウィンに、その閃きを与えた地としても有名です。「進化のショーケース」「生ける博物館」とも呼ばれ、現在でも生物学者にとっては楽園と言われる地です。

その理由は、大きく分けて3つあります。①3つの“プレート”により作られた地形 ②“海流”が与える多彩な気候 ③この環境の地で独特の進化を遂げた“生物”たち。

本島と島が繋がっていた事の無い島々の為、ガラパゴス諸島の生物はみなこの地で生まれたか、流れ着きこの環境で生きていける様に進化した生物という事です。

そして海流のおかげで赤道付近の地であるにも関わらず、涼しく雨の少ない気候が作られました。エクアドル哲夫らも、ダーウィンのような新たな閃きを求めていたのかもしれません。

エクアドル哲夫のような被害にあわないために

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エクアドル哲夫のように、英語が話せて海外旅行に慣れている人でも、事件に巻き込まれる可能性があることは、前述で十分理解していただけたでしょう。海外旅行に行く際の注意点を、ここでご紹介します。

海外旅行で行く先に日本の常識を持ち込まない

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日本は世界中を見てもトップクラスで治安の良い国と言えましょう。しかし世界では、デモやテロ、スリや強盗が日常茶飯事というほど起こっているのです。

鞄や財布を置いて席を離れたり、少し目を離した隙にスリに遭ったという被害は後を絶ちません。日本と同じように振舞っていると、被害にあう可能性が高くなってしまいます。

海外旅行において起こり得る危険を事前に予想する

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スリが多いと言われる国であれば鞄を前に抱いたり、簡単に中身が取り出しにくいものを選ぶなど、事前に対策をしておけば安心して旅行を楽しめるでしょう。

エクアドル哲夫も、“夜に出歩かないようにしよう”と事前に危機回避が出来ていれば、事件に遭わずに済んだかもしれません。

海外旅行中に高価な持ち物を持たない

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外国人にとってはネイルなどの指先のおしゃれも富裕層を表し、狙われやすくなる可能性があります。やはり、日本の常識は通用しないと痛感します。

犯人にとっても、一度に大金を手に出来るに越したことはないですから、高価なものを身に着けていると同じ日本人で比べても、そちらを狙ってくるでしょう。

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現在高く取引されるようになったスマートフォンは、首から下げることを勧める人もいます。「写真撮ってあげる」と言ってお願いしたら、そのままスマートフォンを持って消えてしまったという被害もあります。

見た目で分かれば良いでしょうが、良い人のように見えても実はスリが狙いだったということもあります。純粋な好意であれば申し訳ないですが、こういったお誘いは極力断るようにした方が良いかもしれません。

そもそも治安の悪い国に近づかない

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近年は、バックパッカーなど一人で出かける旅行も人気となっていますが、治安の悪い国へ単身で赴くのはやはり危険でしょう。行先の治安について事前に調べ、そもそも危険を冒してまで行くのか、行かないかをよく考えましょう。

日本人に人気の旅行先の治安を紹介しますので、よろしければ参考にし、旅行を決める前にご検討ください。

治安の悪い国①タイ

日本からもそれほど離れておらず、気候も大きく変動しない、物価も高くないので行きやすい旅行先でもあります。日本人の多くいる都市部は比較的安全ですが、夜間はツアーのガイドさんと一緒でなければ出歩くのは控えた方が良いでしょう。

注意すべきは、ソンクラー、ヤラ、ナラーティワート、パタヤといった南部に位置する街です。バイクを使用した強盗が多く、観光客が狙われる事件も発生しています。

治安の悪い国②フィリピン

真っ青な海が広がるセブ島のあるフィリピンも、人気の旅行先となっています。リゾート地で事件なんて考えたくありませんが、セブ島より南に位置するスールー諸島近辺では、旅行客を狙った誘拐事件が発生しているようです。

首都マニラでも銃撃事件が起きたり、火災が起きたりと事件の危険性は少なくないのが現状です。

治安の悪い国③メキシコ

一説では「殺人事件の最も多い国」と囁かれるメキシコですが、観光客が行くような場所は基本的には安心して良いようです。

しかしどのガイドブックにも「入ってはいけないエリア」など危険な場所が記されており、危険は紙一重の所にあると伺えます。エクアドル哲夫が被害に遭った“タクシー強盗”も少なくない様子。

2019年2月にメキシコ政府は「麻薬戦争の終結」を宣言しましたが、組織のボスは逮捕されていません。2018年に3.3万人の殺人が行われたというこの戦争の詳細は、こちらの記事からご覧いただけます。

近年のテロ事件の発生情報

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私たちの知らぬところで、テロ事件は世界のあらゆる場所で発生しています。2019年8月に発生したテロ事件と、テロが多いと知られるヨーロッパ内でも特に事件が多い国をご紹介します。

2019年8月に発生したテロ事件

  • 8/1 イエメン・アデン州 : ISILによる自動車自爆テロ 死者11名
  • 8/2 イエメン・アブヤン州 : AQAPによる治安部隊基地の襲撃 死者19名
  • 8/4 エジプト・カイロ : ハムスによる車両の多重衝突・自爆テロ 死者20名
  • 8/7 アフガニスタン・カブール : タリバンによる自動車自爆テロ 死者14名
  • 8/14 ソマリア・下シュベレ州 : アル・シャバーブによる武装集団の襲撃 死者7名

2015~2018年にヨーロッパで起きたテロ事件

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ヨーロッパの中でもダントツでテロ事件が多く発生しているのがフランスです。2015~2018年の間で、フランスは16件のテロ事件が発生しています。

続くイギリス(5件)、ベルギー(5件)、ドイツ(4件)と比べてみても、差は歴然です。ヨーロッパではテロだけではなく、国民によるデモやストライキも問題視されています。

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2019年3月にはフランスで、デモ隊に便乗「壊し屋」と呼ばれる人物らによる放火で、治安部隊が出動し催涙スプレーを用いて鎮圧する事態となりました。このような事件に巻き込まれる危険性も孕んでいるので、旅行先の情報はしっかりと入手するようにしましょう。

エクアドル哲夫を反面教師に!

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エクアドル哲夫のような悲しい事件を繰り返さないため、海外旅行に行く際は十分に注意し、危機回避した行動をとるようにしましょう。ネタとして語り継がれるエクアドル哲夫ですが、妻を守った立派な人物ではないでしょうか?

事件に関わった方の幸せと、エクアドル哲夫こと人見哲生さんのご冥福をお祈りします。

すこれの意味に関する記事はこちら

レイプツリーとメキシコ麻薬戦争に関する記事はこちら