真鯛そっくりなチダイ(チコ鯛)とは?その美味しい食べ方紹介

産卵期は秋頃ですが、地域によって異なります。秋田県や山形県などの東北地方は7月~10月ですが九州だと9月~11月になります。寒い地域だと早く産卵を終えようとするようです。

チダイと真鯛の違い

チダイとマダイは一瞬で見分けることはとても難しいです。しかし、細部まで見ると誰でもどちらもわかりやすい特徴を持っています。まず、形や大きさでいうとチダイは丸めの形をしており、成魚でも大きくて40センチくらいで1キロもありません。それに比べ、マダイは成魚になると最大1メートル以上、10キロを超えになります。

見分けるポイントとして一番に分かりやすいのは尾ビレです。マダイは尾ビレの端が黒くなっているところがあります。チダイの場合は鮮やかなピンク色です。次に見るべきところは。エラです。マダイのエラは体と同じ色をしていますが、チダイのエラは血が出ているような濃ゆい赤になっています。

ちなみに、チダイは漢字で「血鯛」とも書きます。エラの赤い部分が元になっています。鯛の中でも特徴的な目印になっていたんでしょう。尾ビレやエラを見てもわからない時は、背ビレの棘の形状でも見分けることができます。マダイはキレイに揃っていますが、チダイは2つ目と3つ目のトゲが少し長目になっています。

チダイとキダイの違い

キダイは全長20~30cmになる赤い鯛の一種です。赤鯛の一種ということもあり、見た目はマダイやチダイに似ています。姿形が美しいことから祝宴などに使われることが多いです。キダイと他の鯛との違いは、体色が全体的に黄色を帯びているところです。また、マダイ、チダイとは異なり背ビレにあるのは黄色い斑点です。

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