アメリカでは、カリカリに焼けたペパロニの上に脂が溜まっている状態を「甘く、熱き脂の聖杯」と表現するのだとか…なんとカッコ良い表現なのでしょう。つまり辛さと脂の愛称は、世界中で認められる程に抜群だという事ですね。
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ペパロニを上手にカールさせよう!
「脂の聖杯」と呼ばれる程に、ペパロニ好きにとってはこのカールした状態が重要。ペパロニ好きが高じて「どのような条件で聖杯が出来るのか」を追求した方をご紹介します。
ペパロニのカールを追求した男性
食の専門サイト『Serious Eats』を運営するJ. Kenji López-Altさんの人生にとって、ペパロニはとっても重要な食品の一つなのだそう。そんな彼はある日、ペパロニのカールの条件に付いて追及します。
ペパロニのカールの条件①カットの厚み
彼はまず、1.3mm~6.4mmの間で8通りの厚みのペパロニを用意しました。熱して分かったのは「薄いとカールしにくい」、「中レベルの厚みが綺麗にカールしやすい」という事。3.8mm前後が一番きれいにカールしやすい結果となりました。
ペパロニのカールの条件②ケーシングの素材
腸詰されるペパロニですが、使用される皮膜には天然の腸を使用するものと、人工のコラーゲンの皮膜でケーシングされた商品があります。この2種を比べてみると、コラーゲンの皮膜に詰められたペパロニの方が強くカールする結果となりました。
しかし天然の腸をしようしたペパロニの皮膜を剥がすと、同じように綺麗にカールすることが発覚…。
重要なのはケーシングの素材より密度の差だった!
腸詰する際、天然の腸は良く伸びるため肉が均一に行き渡っているのに対し、人工の皮膜は伸びが少ないため強く押し込まれます。つまり人工の皮膜を使用したペパロニの方が密度が高いため、綺麗なカールが出来やすいという事が分かりました。
家で「脂の聖杯」を楽しもう!
お家で「脂の聖杯」を楽しむには、ペパロニのスライスの厚みと、人工の皮膜で製造されたペパロニを使用するのがおススメ!ですが、日本で入手するのは難しいかもしれません…。
カットの厚みを変えるだけでもカールは起きるので、気になった方はぜひチャレンジしてみてください。
ペパロニに含まれる栄養素
ペパロニを含むサラミなどの食べ物は、貧血の予防と食欲増進に効果があります。さらにタンパク質や脂質の他にも、身体に良い栄養を含んでいる食べ物でもあります。
ペパロニに含まれる栄養素①ビタミンB1、B2
現代人にとってビタミンやミネラルは、生活の中で不足しがちな栄養素で上げられます。ビタミンB1が不足すると、倦怠感や手足のしびれ、食欲不振になるなど心にも身体にも影響が出ます。
またビタミンB2はタンパク質・脂質・糖質をエネルギーに転換する作用と関わるので、不足すると、身体のかゆみや髪の障害、口内炎や舌炎に繋がります。