ウミケムシって何?その生態や特徴、刺された時の対処法までをご紹介

色は、赤を基調とした色で、そこにうじゃうじゃと側面に毛が生えています。その側面に生えた毛は、危険から 身を守るために生えていますが、危険を察知すると、固くなり、危険な毒針へと変わります。

ウミケムシの口と呼吸の仕方

ウミケムシの口は、思ってるより大きく、細長い体の端側にあるのですが、例えば、その端側のみを顔として考えた時、顔がほとんど口と言えるほど、口を開いた時は、大きく開きます。
呼吸を行う場所は、エラもしくは皮膚なので、この大きな口を見れる機会は、エサを食べる時に、獲物を捕らえる時のみになりそうです。

ウミケムシの生きる世界

生息地

ウミケムシは日本では本州中部以南、海外だと太平洋南西部、インド洋に多く見られます。ウミケムシは、比較的暖かい海が好きで、京都府の宮津湾辺りにも多く見られるのですが、最近では、温暖化の影響もあり、山形県で発見された例もあると言われています。

ウミケムシは、温暖化の影響で、多く目撃されるようになってきたわけですが、年々、温暖化が肌で分かる変化として感じられるほどに進んでいるので、これからもっと、ウミケムシの住む生息地域は、広がっていくのではないかと思われます。

ウミケムシの活動の仕方

ウミケムシは、夜行性で、基本普段昼間の時間帯などは、海底の砂の中や石の陰に身を隠して生活をしていますが、エサを見つけたら、砂の中からでも顔は覗かせているので、飛び出してエサを捉えます。また、夜になると活発になって動き出します。スピードは、ゴカイよりもかなり速いスピードで泳ぎます。

ウミケムシが食べるもの

ウミケムシは仲間をたべてしまう?!

ウミケムシは、肉食で主に食べるのは、ゴカイだそうです。ウミケムシは、種類で言えば、ゴカイの仲間なのにも関わらず、ゴカイを食べるという、何とも奇妙な生き物です。本当に仲間なのか、疑問に思うくらいです。ウミケムシの種類にもよりますが、ゴカイとウミケムシは、同じくらいの大きさなので、自分と同じくらいの獲物を捕らえるということは、それだけ口や、体全体の吸引力と力がゴカイよりは上だというわけです。
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