環ROYの魅力②フリースタイルのクオリティが高い
デビューして間もないころ、環ROYはたくさんのMCバトルに参加して、フリースタイル(即興でラップを作ること)の非凡な才能を惜しげなく発揮していました。
彼のフリースタイルは、あらかじめ言葉を選びよく練り上げて作り上げた楽曲と全く同じように響き、ファンは彼のラップの才能の豊かさに舌を巻いたものです。
彼は、この優れたフリースタイルの楽曲について「極端な集中によって脳が活性化した結果で、今はもう無理」と語っています。
環ROYの魅力③舞台芸術やパフォーマンスアートにも挑戦
環ROYはヒップホップの世界だけにとどまっていません。映画やCMはもちろん、舞台芸術やパフォーマンスアートの分野にも、ラップを用いた作品を提供しています。
「ヒップホップはこうあるべきだ」という固定概念にとらわれない、よりソフトで日常のことを扱うラップを実践している環ROYだからこそ、このような幅広い活躍も可能なのでしょう。
環ROYの魅力④ブレない楽曲制作
環ROY自身は日本のラップが大好きだと語っています。しかしそれと同時にそこが「ヒップホップはこうあらねばならない」という保守的な概念に凝り固まっていることに対しては反旗を翻しています。
環ROYは自分の身近な世界などをベースに、よりソフトで幅広い世界に浸透するラップを目指しており、デビュー以来その姿勢は常に一貫しています。
ラップミュージックのはじまり
音楽史において、「ラップ」という言葉がはじめて登場したのは、1960年代のアメリカの東海岸のあたりだといわれています。
当初は誰かを説得したり楽しませたりするための、独特の抑揚をつけた話し方だったのが、1970年代には現代のように、派手なビートに乗った楽曲へと近づいていきます。
そして「ラップミュージック」という分野が音楽の世界に確立するのが1980年代、これが海を渡って日本の音楽シーンにも影響を与えるようになって行きます。
ラップミュージックのスタイル
ラップミュージックのスタイルは、いろいろです。普通はトラックメイカーと言われる人が作曲したリズムに乗せて、計算された「ことば」を使ったラップを唱えます。
しかし時には、完全な即興でラップを唱えることがあります。このことをラップの世界では「フリースタイル」と呼びます。特に複数人がフリースタイルを行うときには特に「サイファー」と呼びます。
そして複数のラッパーが、どちらがより優れたフリースタイルを行うことができるかを競うとき、それは「MCバトル」と呼びます。環ROYは、優れたフリースタイルで有名になりました。
環ROYのおすすめ楽曲をチェック!
ここで環ROYの代表的な楽曲のミュージックビデオを、いくつか紹介します。
人気曲①「はらり」
環ROYの代表的なミュージックビデオのひとつとしてあげられるのが、クールな透明感でいっぱいの「はらり」です。
人気曲②「Break Boy in the Dream feat.七尾旅人」
環ROYの初期頃の代表的なミュージックビデオのひとつです。ゲストボーカルとして、七尾旅人を迎えてつくったものです。