環ROYとは?経歴やおすすめ楽曲など紹介!第一線で活躍し続ける魅力とは

それは環ROYが彼独自の世界をしっかりと持っていて、ブレることなく活動を続けていること、そしてその世界が単にヒップホップの世界だけにとどまらないユニークなものであるためです。

ここでは、そのような環ROYの魅力について、紹介します。

環ROYの魅力①ワルイ=HIPHOPからの脱出

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環ROYは、従来のヒップホップは「ワルイ」世界のもの、という偏見と結びつく傾向があったけれど、それを何とか打ち破りたかった、と語っています。

そのため、彼の作品は身近な世界をテーマに取り上げることが多く、それが彼の作品の基調になっているといえます。

ところで、HIPHOPの世界を「ワルイ」と思わせる原因のひとつに、大麻との関係があげられます。その点については、次の記事を参照してください。

環ROYの魅力②フリースタイルのクオリティが高い

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デビューして間もないころ、環ROYはたくさんのMCバトルに参加して、フリースタイル(即興でラップを作ること)の非凡な才能を惜しげなく発揮していました。

彼のフリースタイルは、あらかじめ言葉を選びよく練り上げて作り上げた楽曲と全く同じように響き、ファンは彼のラップの才能の豊かさに舌を巻いたものです。

彼は、この優れたフリースタイルの楽曲について「極端な集中によって脳が活性化した結果で、今はもう無理」と語っています。

環ROYの魅力③舞台芸術やパフォーマンスアートにも挑戦

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環ROYはヒップホップの世界だけにとどまっていません。映画やCMはもちろん、舞台芸術やパフォーマンスアートの分野にも、ラップを用いた作品を提供しています。

「ヒップホップはこうあるべきだ」という固定概念にとらわれない、よりソフトで日常のことを扱うラップを実践している環ROYだからこそ、このような幅広い活躍も可能なのでしょう。

環ROYの魅力④ブレない楽曲制作

環ROY自身は日本のラップが大好きだと語っています。しかしそれと同時にそこが「ヒップホップはこうあらねばならない」という保守的な概念に凝り固まっていることに対しては反旗を翻しています。

環ROYは自分の身近な世界などをベースに、よりソフトで幅広い世界に浸透するラップを目指しており、デビュー以来その姿勢は常に一貫しています。

ラップミュージックのはじまり

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音楽史において、「ラップ」という言葉がはじめて登場したのは、1960年代のアメリカの東海岸のあたりだといわれています。

当初は誰かを説得したり楽しませたりするための、独特の抑揚をつけた話し方だったのが、1970年代には現代のように、派手なビートに乗った楽曲へと近づいていきます。

そして「ラップミュージック」という分野が音楽の世界に確立するのが1980年代、これが海を渡って日本の音楽シーンにも影響を与えるようになって行きます。

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